FAMLog
FileMaker Pro 12の新機能:FileMaker Pro テーマ
May 29, 2012
FileMaker Pro 12では、FileMaker Proのアーキテクチャが再設計され、リッチで美しいレイアウトテーマがサポートされるようになっています。
テーマは、レイアウトモードで[レイアウト]メニューの[テーマの変更...]を選択して簡単に変更できます。テーマを使用することによってレイアウトオブジェクトの境界線や背景色、フィールド内外のテキストの特性などを調整できます。
従来のFileMaker Proファイルを変換して開くと「クラシック」と呼ばれるテーマが適用され、バージョン12で新規にファイルおよびレイアウトを作成すると「クールグレー」と呼ばれるテーマが適用されます。
[関連]FileMaker Pro テーマの概要(FileMaker ナレッジベース)
FX.php 5.0が公開
January 24, 2012
PHPからFileMaker Proのデータベースに接続するためのライブラリクラス「FX.php」のバージョン5.0が公開されています。
FX.php 5.0では、新居雅行氏によって追加されたRemainAsArray関数や、フィールド名をオブジェクトのプロパティのように扱って出力結果を得る仕組みが組み込まれている他、FileMaker ServerのXML APIに起因するサロゲートペア文字の問題を修正するパッチも取り込まれています。
また、バージョン5.0の公開と同時に、公式リポジトリがGitHubに移行しています。
[関連]CodeIgniter Con 2011, Tokyo Japanの発表資料が公開(FAMLog)
FileMaker Pro 11の次バージョンで廃止される予定の機能
January 20, 2012
ファイルメーカー社が、FileMaker Pro 11の次バージョンで廃止される予定の機能をFileMaker ナレッジベースで案内しています。
FileMaker Pro 11の次バージョンで廃止される予定の機能は下記の通りであるとのことです。
・デジタルカメラからのインポート
・PICTファイルフォーマット
・OLE(Object Linking and Embedding)
・オブジェクトや線のパターン
・ExecuteSQL API(プラグイン開発用)
Ginjo-rfm 2.0が公開
January 13, 2012
William Richardson氏が、オブジェクト指向スクリプト言語RubyからFileMaker ServerでホストされているFileMakerデータベースへのアクセスを可能にするオープンソースソフトウェア「Ginjo-rfm 2.0」を公開しています。
Ginjo-rfm 2.0は、Rfmをベースとした、MITライセンスで提供されるオープンソースソフトウェアです。新たにRails 3のActiveModel互換となり、複数のXMLパーサーに対応するようになっている他、FileMakerの複合検索やメタデータをサポートしており、数多くの機能が追加されています。
Ginjo版Rfmは、Ruby 1.8.7もしくはRuby 1.9.2で動作し、ActiveSupport 2.3.5から3.1.3に対応しています。ActiveModelを利用するにはActiveSupport 3が必要であり、ActiveSupport 2.3系統ではActiveModel関連機能は使用できません。ただし、ActiveModel関連機能が不要であれば、Rails 2.3の環境でGinjo-rfm 2.0を使用することが可能となっています。
Ruby 1.8.7のサポート終了時期
October 11, 2011
Ruby 1.8.7のサポート終了予定に関する詳細が発表されており、Ruby 1.8.7のメンテナンスは2012年6月に終了となり、セキュリティに関わる修正は2013年6月まで対応される予定となっています。
今後はRuby 1.9系統への移行が推奨されており、新規にRubyを導入する場合にはRuby 1.8.7ではなくRuby 1.9.2以降を利用するほうがよいでしょう。
なお、現時点(2011年10月)ではRuby 1.9系統の最新安定バージョンはRuby 1.9.2-p290です。バージョン1.9.3の開発も進められており、現在リリース候補版が公開されている状況です。
[関連]1.8.7の今後につきまして(オブジェクト指向スクリプト言語 Ruby)
FileMaker Go 1.2の新機能:署名のキャプチャ
June 10, 2011
FileMaker Go 1.2では、手書き署名の挿入機能が新機能として追加されています。
FileMaker Go 1.2.1ではオブジェクトフィールドに新たなオプションとして[署名を挿入]が表示されるようになっています。[署名を挿入]をタップすると署名用のウインドウが開き、署名完了後に[承認]ボタンをタップすると、オブジェクトフィールドに署名が保存されます。
本機能はFileMaker Goに特有の機能であり、FileMaker Pro 11ではサポートされていません。なお、署名はPNG形式の画像ファイルとして保存されます。
FileMaker Go 1.1.2の改善点:マルチファイルソリューションの休止状態からの復元
June 06, 2011
2010年11月に登場したFileMaker Go 1.1.2では、マルチファイルのソリューションにおいて同じアカウント名とパスワードを1度だけ入力することによって、休止状態からソリューションを復元できるようになりました。
バージョン1.1.1以前では複数のファイルを使用するソリューションにおいて、ファイルごとにアカウント名とパスワードを入力する必要がありましたが、バージョン1.1.2では1回の入力だけで済むようになっています。
なお、FileMaker Go 1.1.2では、大型の画像やオブジェクトフィールドに関する互換性の問題も修正されています。
FM Markerが発売
May 27, 2011
有限会社ファクトリーが、FileMaker Goと連係して動作するiOS用アプリケーション「FM Marker」を発売しています。
FM Markerは、FileMaker Goのオブジェクトフィールドに保存された画像を下地として手書き入力ができるアプリケーションです。FileMaker Goからマーカーのサイズやカラー、透明度を指定でき、画面全体あるいは描画部分だけをオブジェクトフィールドに取り込むことができます。
FM Markerの価格は230円であり、iTunes App Storeで購入できます。iOS 4.2以降で動作し、動作にはFileMaker Goが別途必要です。
FileMaker Go 1.1の新機能:写真のサポート
April 25, 2011
2010年9月に登場したFileMaker Go 1.1では、デバイスの画像ライブラリに保存されている写真や、デバイスのカメラで撮影した写真をオブジェクトフィールドに保存できるようになりました。
FileMaker Go 1.0では、オブジェクトフィールドの動作は、カット、コピー、ペーストおよび削除に限定されていました。バージョン1.1では、FileMaker Go上でオブジェクトフィールドをタップすると、上記の操作に加えて次の操作ができるようになっています。
・Choose From Library(ライブラリから選択)
・Take Photo(写真を撮る)
・Open(開く)
・Email(メールで送信)
なお、[Take Photo]については、カメラが搭載されているデバイスでのみ表示されます。
FileMaker Pro 11の新機能:オブジェクトバッジ
July 08, 2010
FileMaker Pro 11では、レイアウトオブジェクトに設定されている情報を表示する「オブジェクトバッジ」と呼ばれる新機能が追加されています。
オブジェクトバッジにより、レイアウトモードにおいてレイアウトオブジェクトに設定されている項目を視覚的に区別できます。条件付き書式やスクリプトトリガ、ポップアップヘルプが設定されているフィールドやオブジェクトを容易に見つけることができ、さらにクイック検索の対象フィールドを判別できます。
なお、関連フィールドや索引設定ができないフィールド、計算結果を保存しない計算フィールドなどは、黄色の虫眼鏡アイコンが表示されます。