FAMLog
第34回「FileMaker Fun Night!」イベントレポートが公開
May 09, 2008
セブンズドアが、毎月Apple Store, Ginzaで行っているイベント「FileMaker Fun Night!」のレポートを更新しています。
2008年4月19日に行われた第34回のイベントレポートが追加されており、メール送信やサードパーティの便利ツール、およびポータルに置いた関連レコードの集計に関する情報が紹介されています。
次回は、「変則的なリレーションについての考察」というテーマで、2008年5月18日(日)18:00-19:30に同イベントが開催される予定になっています。なお、同イベントは参加費および事前申し込みは共に不要です。
FileMaker Server 9で追加されたクエリーコマンドとクエリー引数
March 28, 2008
FileMaker Server 9のXMLおよびXSLTを使用したカスタムWeb公開では、複合検索やポータルレコード処理用のクエリーコマンドとクエリー引数が新たにサポートされています。
バージョン9で追加されたクエリーコマンドとクエリー引数の一覧は下記の通りです。
・-findqueryクエリーコマンド
・-queryクエリー引数
・-relatedsets.filterクエリー引数
・-relatedsets.maxクエリー引数
・-delete.relatedクエリー引数
「-findquery」クエリーコマンドと「-query」クエリー引数は、OR検索とAND検索の検索条件を組み合わせて検索を実行するときに利用できるものです。
「-relatedsets.filter」クエリー引数と「-relatedsets.max」クエリー引数はポータルレコードの表示行数を制限する場合に使用し、「-delete.related」クエリー引数はポータルレコードを削除する際に利用するものです。
FileMaker Pro 9の改善点:メニュー項目の整理
February 19, 2008
FileMaker Pro 9では、一部のメニュー項目が整理・変更されています。
バージョン9では、[ファイル]メニューの[定義]サブメニューが[管理]サブメニューになり、各[定義]ダイアログボックスは[管理]ダイアログボックスに名称が変更されています。[スクリプトの管理]ウインドウもこのサブメニューから呼び出せるようになった他、サブメニュー項目[ファイル参照...]が[外部データソース...]に名称変更されています。
また、従来のバージョンでは[FileMaker Pro]メニューもしくは[編集]メニューにあった[共有設定]サブメニューは、[ファイル]メニューに移動しています。
[レコード]メニューには[ウインドウ内容の再表示]メニュー項目が新たに追加され、[ヘルプ]メニューにもいくつかメニュー項目が追加されています。
[関連]FileMaker Pro 9の改善点:[ヘルプ]メニューの改善と強化(FAMLog)
FileMaker Pro 9の改善点:ツールバーの強化
January 22, 2008
FileMaker Pro 9では、ツールバーが一部強化および改善されており、レイアウトモードにおいて[整列]ツールバーが新規に追加されると共に、[標準]ツールバーに3つの新しいボタンが加わっています。
レイアウトモードで追加された[整列]ツールバーには、[配置]メニューの[等間隔]と[サイズ変更]メニュー項目に相当するボタンが新たに追加されています。また、以前のバージョンでは[配置]ツールバーの中にあった[整列]関係のボタンが、[整列]ツールバー内に移動しています。
[標準]ツールバーには、[レコードを Excel として保存]、[レコードを PDF として保存]および[再実行]ボタンが新規に追加されています。
FileMaker Pro 9の新機能:PDFに追加
October 05, 2007
FileMaker Pro 9では、[レコードを PDF として保存]スクリプトステップの新しいオプション「既存の PDF に追加」が新機能として追加されています。
[レコードを PDF として保存]スクリプトステップを使用した場合に限りますが、「既存の PDF に追加」スクリプトステップオプションを有効にすることで、PDFファイルへの書き足しを行うことができます。
PDFファイルの出力機能はFileMaker Pro 8で実装されていましたが、バージョン9で追加された上記の機能を使うことで、異なるレイアウトを組み合わせて出力したり、複数のレポートを連結して1つのPDFファイルにすることができます。
FileMaker Server 9v2 アップデータ
September 27, 2007
ファイルメーカー社が「FileMaker Server 9v2 アップデータ」を配布しています。
このアップデータは、FileMaker Server 9またはFileMaker Server 9 Advancedをバージョン9.0v2(9.0.2.151)に更新するもので、FileMaker Server 9.0v1およびFileMaker Server 9.0v1 Advanced(バージョン9.0.1.132もしくは9.0.1.140)を対象としています。
付属のドキュメントによると、FileMaker Server 9v2では以下の点が修正されています。
・Mac OS XにおいてWeb公開エンジンが約5日間で応答を停止する問題
・インスタントWeb公開において特定の条件下で値一覧から間違った値を表示する問題
・FileMaker API for PHPが2007年10月7日以降に正常に作動しなくなる問題
・PHP Site Assistantによって生成されるサイトにおけるセキュリティに関わる問題やレコード削除ボタンに関する不具合
・Windows Server 2003のパフォーマンスモニタにFileMaker Serverのパフォーマンス状況が正しく追加されない問題
このアップデータを適用する前に、あらかじめFileMaker ServerとWeb公開エンジン、FileMaker Server Admin Console、PHP Site Assistant等を終了させておく必要があります。アップデート方法や変更点の詳細については、アップデータに含まれるドキュメント「FMS 9 Update Read Me (Japanese).pdf」に記載されています。
(2007/10/02追記:FileMaker Server 9 Advancedに関する記述を追加しました。)
FileMaker Pro 9の新機能:条件付き書式
September 19, 2007
FileMaker Pro 9では、レイアウトオブジェクトに条件付き書式を定義できる機能が新たに追加されました。これにより、データベース構造を変更することなく、指定した任意の条件を満たす場合にレイアウトオブジェクトの書式を動的に変更させることができます。
レイアウトモードで単一、複数またはグループ化されたオブジェクトを選択した後、[書式]メニューの[条件付き...]を選択することで、条件付き書式に関する設定ができるダイアログボックスが表示されます。
条件付き書式を設定できるレイアウトオブジェクトは以下の通りで、長方形や線などの非テキストオブジェクトには条件付き書式を設定することはできません。
・テキスト
・フィールド
・マージフィールド
・レイアウト記号(日付、時刻、ページ番号、レコード番号など)
・テキストベースのボタン
・Webビューア
IWP export
June 18, 2007
FMWebschoolが、FileMaker 7以降のインスタントWeb公開機能においてCSV形式のエクスポート機能を実現可能にするFileMakerプラグイン「IWP export」を2007年6月12日に発表しています。
FileMaker 7以降のインスタントWeb公開機能では、通常では[レコードのエクスポート]スクリプトステップはWeb非互換です。IWP exportが提供する外部関数を使用することにより、インスタントWeb公開でCSV形式のファイルをエクスポートすることが可能になります。
IWP exportは、FileMaker Server互換のプラグインであり、FileMaker Pro(バージョン7〜8.5)だけでなく、FileMaker Server Advancedと共に使用することも可能です。価格は1ライセンスあたり49.99ドルであり、Developer Licenseも用意されています。
グローバルフィールドの定義
February 26, 2007
FileMaker Proでグローバル格納オプションが有効になっているフィールドは、「グローバルフィールド」と呼ばれます。
グローバルフィールドには、ファイル内のすべてのレコードで共通に使用される単一の値が含まれます。フィールドオプションの[データの格納]タブにおいて、[グローバル格納(すべてのレコードに1つの値)を使用する]にチェックをつけると、そのフィールドはグローバルフィールドとして扱われるようになります。
FileMaker Pro 7以降において、グローバルフィールドには、集計以外のすべてのフィールドタイプ(テキスト、数字、日付、時刻、タイムスタンプ、オブジェクト、計算)を使用することができます。
なお、グローバルフィールドに索引を設定することはできません。
データベースセッションとグローバルフィールドに関する注意点
February 23, 2007
FileMaker Server AdvancedのXSLTを使用したカスタムWeb公開で[データベースセッション]オプションを有効にした場合、リクエスト間でグローバルフィールドの値を保持することができます。
ただし、処理対象のデータベースファイルを切り替えると、グローバルフィールドの値は保持されません。Web公開エンジンが内部的に、新しい第2のファイルを開く前に、それまで開いていた第1のファイルを閉じてしまうためです。
代替手段として、第1のデータベースファイル内のレイアウト上に、第2のデータベースファイルにあるテーブルのレコードを表示するように設定する方法があります。これにより、処理対象のデータベースファイルを切り替えずに、第1のデータベースファイルを経由して第2のデータベースファイルのデータにアクセスすることができます。
[関連]FileMaker Server 7 Advanced カスタムWeb公開の新機能 (5)、データベースセッションの長所と短所(FAMLog)