FAMLog
Claris FileMaker CloudとGet(ホストアプリケーションバージョン)関数
April 16, 2021
Claris FileMaker Proの「Get(ホストアプリケーションバージョン)関数」は、カスタム Appを共有しているホストのFileMaker製品名とバージョン情報を示す文字列を返します。
この関数の戻り値は下記のようになります。
・「Pro 19.2.2」:Claris FileMaker Pro 19.2.2の場合
・「ProAdvanced 17.0.7」:FileMaker Pro 17.0.7 Advancedの場合
・「Server 19.2.1」:Claris FileMaker Server 19.2.1の場合
・「Cloud Server 1.18.0.209」:FileMaker Cloud for AWS 1.18.0.209の場合
・「Cloud Server 2.19.2.423」:Claris FileMaker Cloud 2.19.2.423の場合
バージョン2.19.2.423のClaris FileMaker Cloudで共有されているデータベースでGet(ホストアプリケーションバージョン)関数を実行すると、この関数の戻り値は「Cloud Server 2.19.2.423」となります。なお、現在のデータベースが共有されていないかホストされていない場合、Get(ホストアプリケーションバージョン)関数は空の文字列を返します。
[関連]FileMaker Pro 18 Advancedのピアツーピア共有は廃止予定の機能に(FAMLog)、FileMaker Cloud for AWSのサポート終了予定日(FAMLog)
Claris FileMaker Cloud 2.19.2とGet(システムバージョン)関数
April 15, 2021
Claris FileMaker Proの「Get(システムバージョン)関数」は、現在利用しているオペレーティングシステムのバージョン情報を示す文字列を返します。
この関数の戻り値は下記のようになります。
・「6.3」:Windows 8.1の場合
・「10.0」:Windows 10の場合
・「11.2」:macOS Big Sur 11.2.3の場合
・「7.9.2009」:CentOS Linux 7 (2009)の場合
2021年4月15日現在、バージョン2.19.2.423のClaris FileMaker CloudにおいてサーバーサイドスクリプトでGet(システムバージョン)関数を実行すると、この関数の戻り値は「7.9.2009」となります。この戻り値は、Claris FileMaker Server for Linuxの場合と同様であり、CentOS Linuxのバージョン情報に相当するものと推測されます。
[関連]Claris FileMaker Server for LinuxとGet(システムバージョン)関数(FAMLog)、FileMaker WebDirectとGet(システムバージョン)関数(FAMLog)
Claris FileMaker CloudとGet(デバイス)関数
April 13, 2021
Claris FileMaker Proの「Get(デバイス)関数」は、FileMaker製品を実行しているコンピューターまたはモバイルデバイスの種類を表す数値を返します。
この関数が返す値は次の通りです。
・「0」:不明なデバイスの場合
・「1」:Macの場合
・「2」:Windowsコンピューターの場合
・「3」:iPadの場合
・「4」:iPhoneまたはiPod touchの場合
・「5」:Androidの場合
・「6」:Linuxの場合
2021年4月13日現在、バージョン2.19.2.423のClaris FileMaker CloudにおいてサーバーサイドスクリプトでGet(デバイス)関数を実行すると、この関数の戻り値は「6」となります。
[関連]Claris FileMaker Server for LinuxとGet(デバイス)関数(FAMLog)
Claris FileMaker Go 19.2.2が公開
March 18, 2021
Claris FileMaker Go 19.2.2の提供が開始されています。
FileMaker Go 19.2.2では、特定のフォントに一部のフォントスタイルを適用するとFileMaker Goが予期せず終了する問題が修正されています。
また、iOS App SDKでカスタムURLスキーマの実行に失敗する問題や、ファイルブラウザーをアクティブにするとアプリケーションが予期せず終了する問題も修正されているとのことです。
[関連]Claris FileMaker Pro 19.2.2 アップデータが公開(FAMLog)
FileMaker data migration tool 19.1.3の新機能:-reevaluateオプション
March 16, 2021
バージョン19.1.3以降のFileMaker data migration toolでは保存されている計算値をすべて再評価する-reevaluateオプションを利用できるようになっています。
FileMaker Developer Subscription(FDS)を購入することで利用できるFileMaker data migration toolは、ファイル拡張子が「fmp12」であるFileMaker Proデータベースファイルからデータのインポート処理を実行し、インポート処理時間を大幅に短縮できるコマンドラインツールです。
-reevaluateオプションを使用すると、取得関数やRandom関数などを式で利用している場合には値が変わってしまうことがあるので注意が必要です。また、FileMaker data migration toolはプラグインをロードしないため、プラグインの外部関数を使用している場合も同様に注意が必要です。
[関連]Claris FileMaker Data Migration Tool Guide(Claris International Inc.)、FileMaker data migration tool 19.1.3の新機能:-rebuildindexesオプション(FAMLog)
FileMaker data migration tool 19.1.3の新機能:-rebuildindexesオプション
March 15, 2021
バージョン19.1.3以降のFileMaker data migration toolでは全索引を一から再構築する-rebuildindexesオプションを利用できるようになっています。
FileMaker Developer Subscription(FDS)を購入することで利用できるFileMaker data migration toolは、ファイル拡張子が「fmp12」であるFileMaker Proデータベースファイルからデータのインポート処理を実行し、インポート処理時間を大幅に短縮できるコマンドラインツールです。
現時点(2021年3月15日時点)におけるFileMaker data migration toolの最新版はバージョン19.2.1です。FileMaker data migration toolはWindows版とmacOS版が用意されています。
[関連]New FileMaker data migration tool(Claris Knowledge Base)
FileMaker data migration toolのバージョン確認方法
March 12, 2021
FileMaker data migration toolのバージョンを確認するには、FMDataMigrationコマンドで-vオプションを使用します。
現時点(2021年3月12日時点)におけるFileMaker data migration toolの最新版はバージョン19.2.1であり、macOSではFileMaker data migration toolのバージョン情報は次のように表示されます。なお、Windowsの場合にはFMDataMigration.exeを利用します。
[実行例]
% FMDataMigration -version
19.2.1.14
FileMaker Developer Subscription(FDS)を購入することで利用できるFileMaker data migration toolは、Windows版とmacOS版が用意されています。ファイル拡張子が「fmp12」であるFileMaker Proデータベースファイルからデータのインポート処理を実行し、インポート処理時間を大幅に短縮できるコマンドラインツールです。
Sudoのバージョン確認方法
February 15, 2021
Sudoのバージョンを確認するには、sudoコマンドで--versionオプションを使用します。
macOS Big Sur 11.2.1では、sudoのバージョン情報は次のように表示されます。
[実行例]
% sudo --version
Sudo version 1.9.5p2
Sudoers policy plugin version 1.9.5p2
Sudoers file grammar version 48
Sudoers I/O plugin version 1.9.5p2
Sudoers audit plugin version 1.9.5p2
なお、現時点におけるSudoの最新版はバージョン1.9.5p2です。
[関連]APPLE-SA-2021-02-09-1 macOS Big Sur 11.2.1, macOS Catalina 10.15.7 Supplemental Update, and macOS Mojave 10.14.6 Security Update 2021-002(FAMLog)
Zshのバージョン確認方法
February 09, 2021
Zsh(Z shell)のバージョンを確認するには、zshコマンドで--versionオプションを使用します。
macOS Big Sur 11.2では、Zshのバージョン情報は次のように表示されます。
[実行例]
% zsh --version
zsh 5.8 (x86_64-apple-darwin20.0)
macOSではmacOS CatalinaからデフォルトのシェルとしてZshが設定されています。なお、現時点におけるZshの最新版はバージョン5.8です。
Macに搭載されているCPUのアーキテクチャを確認する方法
February 08, 2021
Macに搭載されているCPUのアーキテクチャに関する情報をコマンドラインインターフェース(CLI)で確認する方法の1つにunameコマンドを使用する方法があります。
unameコマンドの-mオプションを使用することで、Appleシリコンが搭載されているかどうかを確認できます。例えば、2020年に発売されたApple M1チップ搭載MacBook Airでは、unameコマンドの実行結果は次のように表示されます。
% uname -m
arm64
なお、Appleシリコンを搭載したMacではClaris FileMaker Pro 19.2.1はRosetta 2上で動作し、Get(アプリケーションアーキテクチャ)関数は「arm64」ではなく「x86_64」を返します。
(2023/08/08追記:「Apple M1チップ」を「Appleシリコン」に変更・更新しました。)