FAMLog
インスタントWeb公開とWebビューアに関する考慮事項 (2)
November 22, 2006
Webビューアを含むFileMakerデータベースを、インスタントWeb公開機能で利用する場合には、Webビューアの[Web ビューア内容とのインタラクションを許可]チェックボックスの設定は完全には機能しません。この設定を無効にしている場合でも、WebユーザーはWebビューアとのインタラクションが可能な場合があります。
上記設定を無効にしている場合には、基本的にWebビューア内の入力欄をクリックしても、その入力欄には移動しなくなります。ただし、Webユーザーがtabキーを使った場合や、Webサイト側でJavaScriptを使って入力欄に自動移動するようになっている場合などでは、その限りではありません。
また、Webビューアがボタンとして定義されている場合でも、限定的なインタラクションが発生する場合があります。
インスタントWeb公開とゲストアカウントによる自動ログイン
November 14, 2006
FileMaker 8およびFileMaker 8.5のインスタントWeb公開機能において、ゲストアカウントがインスタントWeb公開拡張アクセス権を持つ唯一のアカウントである場合を除き、Webユーザーがゲストアカウントで自動的にログインすることはありません。
逆に言えば、インスタントWeb公開において、ゲストアカウントを使って自動ログインできるようにするためには、ゲストアカウントのみインスタントWeb公開拡張アクセス権が有効となるようにデータベース側で設定しておけばよい、ということになります。このように設定すると、ログインページは表示されません。
バージョン8でインスタントWeb公開機能の認証方法がフォームベース認証に変更されましたが、それだけでなく上記についてもFileMaker 7と動作が異なっているので、バージョン7からバージョンアップする際には注意が必要です。
[関連]Login-in with FM8 - FileMaker Forums
(2007/03/08追記:関連記事へのリンクを追加しました。)
Mac OS X Leopard Sneak Peek:Time Machine
August 16, 2006
2007年春に出荷予定のMac OS X v10.5 Leopard(レパード)には、Mac上のあらゆるものを自動的にバックアップおよび復元できる新技術「Time Machine(タイムマシン)」が搭載されます。
Time Machineは、削除したファイル、アプリケーション、写真を始めとする各種デジタルメディアを、時間をさかのぼって探し出すことができる独特の機能を備えていて、Macに保存されたすべてのコンテンツを外付けハードディスクドライブ、もしくはMac OS X Serverに自動的にバックアップします。
ファイルを何らかの理由で失ってしまった場合、直感的な時間軸ベースのビジュアルディスプレイにより、時間をさかのぼってそのファイルを検索できます。そして、Macに保存していた目的のコンテンツをクリック1つで瞬時に復元できるようになっているようです。
(2008/08/08追記:リンク先のURLを一部変更しました。)
Mac OS X Leopard Sneak Peek
August 14, 2006
アップルが、Mac OS Xの6回目のメジャーリリースとなるMac OS X v10.5 Leopard(レパード)の新機能概要を、2006年8月7日に発表しています。
2007年春に出荷予定のLeopardには、Mac上のあらゆるものを自動的にバックアップおよび復元できる新技術「Time Machine(タイムマシン)」や、各種業務に必要な複数のアプリケーショングループを即座に切り替えられる新技術「Spaces(スペーシズ)」などといった新機能が搭載される他、さまざまな機能強化が行われる予定になっています。
なお、この発表と同時に、2007年春の出荷が予定されているMac OS X Server v10.5 Leopardの新機能概要も発表されています。
FileMaker Server 8で設定できるタスクスケジュール
July 04, 2006
FileMaker Server 8(およびFileMaker Server 7)では、FileMaker Server Adminを使用して、次の3種類のタスクスケジュールを定義できます。
・ホストされたデータベースのバックアップ
・シェルスクリプト(Mac)またはコマンドファイル(Windows)の実行
・データベースに接続しているクライアントへのメッセージの送信
新しいタスクスケジュールはデフォルトで有効になり、設定した曜日、時刻および間隔で定期的に自動実行されます。
FileMaker Server 8(およびFileMaker Server 7)では、最大で50のスケジュールを定義することができます。重なり合うスケジュールを設定した場合は、最初のタスクが開始され、次のタスクはキューに入れられます。最初のタスクが完了すると、次のタスクが開始されます。
FileMaker Server 8のデフォルトバックアップフォルダ
June 26, 2006
FileMaker Server 8では、[データベースのバックアップ]タスクスケジュールが実行されると、ホストされているデータベースファイルは通常下記のフォルダ内にバックアップされます。
(Mac版)
/Library/FileMaker Server/Data/Backups/
(Windows版)
\Program Files\FileMaker\FileMaker Server\Data\Backups\
FileMaker Server Admin ツールを使用すれば、上記のデフォルトバックアップフォルダのパスを指定、変更することができます。パスは、FileMaker独自の形式で指定し、「filemac:/」もしくは「filewin:/」で始まりスラッシュ(/)で終わるようにしなければなりません。
(指定例)
filemac:/Macintosh HD/Library/FileMaker Server/Data/Backups/
filewin:/C:/Program Files/FileMaker/FileMaker Server/Data/Backups/
なお、デフォルトデータベースフォルダ、およびそのサブフォルダにあるデータベースは、FileMaker Serverの起動時にすべて自動的に開かれるため、デフォルトバックアップフォルダのパスとしてそれらのフォルダを使用しないように注意する必要があります。
[関連]FileMaker Server 8のデフォルトデータベースフォルダ
Cyberduck 2.6
June 08, 2006
Mac OS Xで動作するオープンソースのSFTP/FTPクライアントソフトウェア「Cyberduck 2.6」が公開されています。
バージョン2.6では、Dashboardウィジェットが同梱され、ブラウザーウインドウのドローワー式のログ情報パネルが復活しています。Sparkle.frameworkによる自動ソフトウェアアップデート機能も追加され、その他にも数多くの機能追加や不具合の修正がされています。
Cyberduck 2.6はMac OS X v10.4にも対応したUniversalアプリケーションであり、Mac OS X v10.3.9以降で動作します。
Mac OS X版KP-Backup 1.0とJ2SE 5.0 Release 4
April 27, 2006
株式会社キー・プランニングが、Mac OS X版のKP-Backup 1.0はJava 2 Standard Edition (J2SE) 5.0 Release 4を適用した環境には対応していないと案内しています。
Java 2 Standard Edition (J2SE) 5.0 Release 4をインストールすると、J2SE 1.4.2に代わってJ2SE 5.0の環境が優先されるように自動的に設定が変更されるため、アップデートの適用だけで非互換の問題が生じるとのことです。KP-Backup 1.0を利用している場合には、J2SE 5.0 Release 4をインストールしないように注意する必要があります。
KP-Backupは、次回のマイナーアップデートもしくはメジャーアップデートで、J2SE 5.0 Release 4への対応が行われるようです。
[関連]J2SE 5.0 Release 4(FAMLog)
(2006/06/30追記:KP-Backup 1.0.2でJ2SE 5.0 Release 4に対応しています。)
FileMaker Server 8の新機能と改善点 (1)
April 17, 2006
FileMaker Server 8では、ファイルの一貫性をチェックする機能が新機能として追加されています。
バージョン8のFileMaker製品で開いたことのないデータベースファイルや、正常に終了処理がされなかったデータベースファイルをFileMaker Server 8で開く際に、ファイルの一貫性チェック機能が自動的に実行され、イベントログにチェックの結果が記録されます。FileMaker Server Adminで「一貫性チェックなしでファイルを開く」設定にしていればこのチェック機能は働きませんが、通常この機能は有効になっています。
なお、データベースが壊れている可能性がある場合には、そのデータベースファイルをFileMaker Server 8で開くことができません。その場合には、FileMaker Pro 8の[修復]コマンドを使用してデータベースを修復する必要があります。
Mac OS X Update 10.4.6
April 06, 2006
Appleから「Mac OS X 10.4.6」アップデート(PowerPCベースMac用、IntelベースMac用)および「Mac OS X Server 10.4.6」アップデートがリリースされています。
Mac OS X v10.4.6の主な改良点は下記の通りです。
・各種のネットワーク環境におけるログインと認証
・AFPファイル共有でのファイルアクセスとバイトレンジロック機能
・プロキシサーバーの自動構成ファイル使用時のネットワークアクセス
・IPSecを使用したCisco VPNサーバーとの接続
・Bluetoothのワイヤレス機器の使用
・iWork '06やMicrosoft Officeの書類のSpotlight検索
・ネットワークホームディレクトリ使用時のWord書類の自動保存
・iPhoto 6用のAutomatorワークフローの作成
・.Macや携帯電話とのアドレスデータ、カレンダーの同期処理
・iDiskボリュームのマウント、マウント解除の処理
・他社製アプリケーションやデバイスとの互換性
・以前に、単体で実施されたセキュリティアップデートデート
なお、Mac OS X v10.4.6へのシステムソフトウェアアップデートを行うと、PowerPCベースのMacの場合は、インストール後の再起動が1度ではなく2度行われます。