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FileMaker 8 製品ライン発表
August 30, 2005
FileMaker, Inc.が「FileMaker Pro 8」を始めとするFileMaker 8 製品ラインを発表しています(日本語訳)。
米国では「FileMaker Pro 8」および「FileMaker Pro 8 Advanced」(旧称FileMaker Developer)の販売がすでに開始されており、FileMaker 8 製品ラインの残りの製品である「FileMaker Server 8」、「FileMaker Server 8 Advanced」および「FileMaker Mobile 8」は本年秋に出荷される予定となっています。
ただし、FileMaker 8 製品ラインの各製品について、日本市場での発売、仕様、価格等については現在のところ未定であり、後日報道発表およびファイルメーカー社のWebサイトで詳細が案内されるとのことです。
FX_charset
January 28, 2005
PHPでFileMakerデータベースへの接続を手軽にするFX.phpを利用する際に、非ASCIIコード文字列の処理時に発生する問題を解決する「FX_charset」が配布されています。
これまで配布されていたFX.php日本語対応版は、FX.php 2.3.2をベースとしたもので、FileMaker 7には対応していませんでした。本日配布開始されたFX_charsetは、FX.php 3.1に対応したものとなっており、FileMaker Server 7 Advancedと共に使用することができます。
なお、FX_charsetのライセンスは、FX.phpのライセンスと同一となっています。
(2005/08/15追記:FX.php 4.0でFX_charsetの機能が統合されたため、FX.php 4.0以降ではFX_charsetを使用する必要がなくなりました。)
Security Update 2004-12-02のApache設定ファイル変更点 (1)
December 07, 2004
Security Update 2004-12-02を適用することで、Apacheで「.DS_Store」ファイルおよび「.ht」で始まるファイルに対するアクセスを完全にブロックしていなかった問題(CAN-2004-1083)が修正されます。
Apacheの設定ファイルでは下記のように変更されており、この変更により「.ht」または「.DS_S」からはじまるすべてのファイルに対するアクセスを、大文字を使っているかに関わらず、制限するように修正されています。
[変更前]
<Files ~ "^\.ht">
Order allow,deny
Deny from all
Satisfy All
</Files>
[変更後]
<Files ~ "^\.([Hh][Tt]|[Dd][Ss]_[Ss])">
Order allow,deny
Deny from all
Satisfy All
</Files>
Mac OS XのファイルシステムであるHFS+は通常のままではファイル名の大文字と小文字を区別しないため、Apacheのデフォルト設定ではURLの大文字小文字を意図的に変えることで非公開ファイルの閲覧が可能になってしまう場面があります。そのため、Mac OS XでApacheを動作させる場合には、上記のように設定を変更することが必須と言えます。
目で見る1ステップ3分マニュアル FileMaker Pro 7 Win&Mac両対応
November 30, 2004
FileMaker Pro 7の初心者を対象にした入門書で、見開き完結で解説した書籍「目で見る1ステップ3分マニュアル FileMaker Pro 7 Win&Mac両対応」が発売されています。価格は税込2,205円です。
フィールド定義、レイアウト基礎・応用、検索・ソートの仕方、式と関数などの基本的な内容だけでなく、スクリプトによる自動化、リレーション、集計、データの互換と共有、インスタントWeb公開など、目的にあわせた様々なテクニックも解説しています。
Windows版とMac版の両方に対応しており、バージョン7への移行方法についても解説されています。
FileMaker Server 7 Advanced カスタムWeb公開の新機能 (3)
November 25, 2004
FileMaker Server 7 Advancedでは新しく「fmresultset」というFileMaker XML文法を利用することができます。
fmresultset文法はWeb公開エンジンでサポートされている文法で、従来からあるFMPXMLRESULT文法とFMPDSORESULT文法の両方の特徴を組み合わせて設計されたものです。XMLデータへのアクセスとFileMaker XSLTスタイルシートで使用でき、Web公開エンジンではこの文法を利用することが推奨されます。
柔軟でXSLTスタイルシートオーサリングに最適化されており、名前によるフィールドアクセスや、関連レコード(ポータル)のデータ操作をより簡単に行うことができます。また、XMLエレメント名にFileMakerの用語が使用され、集計、計算およびグローバルフィールドを識別する機能も含まれています。
Webサーバーモジュール
November 10, 2004
FileMaker Server 7 Advancedでは、「Webサーバーモジュール」により、Web公開エンジンとWebサーバーが接続できるようになります。
カスタムWeb公開エンジンには「Tomcat」が使用されており、Webサーバーモジュールには、JKプロジェクトによって開発されたコネクタが使われています。このコネクタは、Apache JServ Protocol version 1.3(AJP13)を利用して、TomcatとWebサーバーを接続させることができます。
具体的には、Mac版ではApacheのモジュールである「mod_jk」が、Windows版ではIISプラグインの「ISAPI」リダイレクタプラグインが利用されています。
なお、mod_jk自体はApache HTTP Server 1.3および2.0の両方で使用することが可能です。
(2007/01/03追記:リンク先のURLを変更しました。)
FileMaker Server Adminでできること
August 17, 2004
FileMaker Server 7では、旧バージョンで使用されていたクライアントリモート管理プラグインがFileMaker Server Adminに置き換えられており、FileMaker Server Adminを使うと以下の操作を行うことができます(FileMaker Server 7 管理者ガイドより)。
・FileMaker Serverのプロパティを設定する
・FileMaker Proデータベースファイルを開いて(ホストして)、ネットワーク上のクライアントが利用できるようにする
・各データベースにアクセスしているクライアントの数など、ホストされているファイルの情報を表示する
・接続しているクライアントにメッセージを送信する
・ホストされたFileMaker Proデータベースを閉じて、クライアントが利用できないようにする
・ホストされたすべてのデータベースから、選択したクライアントの接続を解除する
・ホストされたデータベースを一時停止または再開する
・ホストされたデータベースをバックアップするためのタスクスケジュールを作成する
・システムイベントとイベントログを表示する
・FileMaker Serverを起動または停止する
Security Update 2004-08-09
August 11, 2004
AppleからSecurity Update 2004-08-09がリリースされました。Mac OS X (Server) v10.3.4、Mac OS X (Server) v10.2.8用のセキュリティアップデートが用意されています。
このセキュリティアップデートではlibpng(Portable Network Graphics)がアップデートされており、悪意あるPNG形式の画像がアプリケーションをクラッシュさせて任意のコードが実行される可能性がある問題に対処されています。なお、Mac OS X 10.3.5 Updateにはこの修正内容が含まれています。
libpngはMac OS XのCoreGraphicsおよびAppKitフレームワークで使われていて、これらのフレームワークを利用してPNG画像を使用するアプリケーションに影響するものです。
ファイルメーカーProによるシステム構築 for Windows & Mac
August 06, 2004
「ファイルメーカーProによるシステム構築 for Windows & Mac」はファイルメーカーPro 6およびそのファミリー製品を使ったソリューションやシステム構築上のテクニックが紹介されている書籍です。
ファイルメーカーProでWeb公開を行う際にセキュリティ上配慮すべき点についても詳しく解説されており、CDMLを利用したWeb公開を行うにあたってあらかじめ読んでおきたい内容が詰まっています。
FAQやトラブルシューティングが一問一答形式で掲載されていることで、より実践的な情報が網羅されています。
TELWatcher Professional 2.2
July 26, 2004
キー・プランニングが電話とデータベースを連動させるCTI製品「TELWatcher Professional」の新バージョン2.2を2004年7月26日より発売すると発表しています。
バージョン2.2では、新たにターミナルアダプタ2機種(MN-128シリーズ、ALEXシリーズ)とアナログ回線対応のナンバーディスプレイアダプタ2機種(アロハPC1、FS-A01)に対応し、着信した回線番号が通知されない場合に自動的に補正する機能である「契約者回線番号設定」が追加されています。
Mac版およびWindows版がありますが、ファイルメーカーPro 5.0、5.5、6.0のいずれかのバージョンがインストールされていることが動作条件となっており、現在のところFileMaker Pro 7には対応していないようです。