FAMLog
FileMaker Pro 11の新機能:FileMaker グラフ
May 27, 2010
FileMaker Pro 11では、「FileMaker グラフ」と呼ばれるグラフ作成機能が新機能として追加されています。
レイアウトモードにおいてグラフツールを使用することで、棒グラフ、水平棒グラフ、線グラフ、面グラフおよび円グラフを標準機能でレイアウト上に作成できます。また、GetLayoutObjectAttribute関数を使用すれば、作成したグラフをオブジェクトフィールドに画像ファイルとして保存できます。
インスタントWeb公開機能を利用してグラフをWeb上に公開することも可能です。
FileMaker Pro 11の新機能:インスペクタ
May 12, 2010
FileMaker Pro 11では、レイアウトオブジェクトの設定を一箇所で変更できるインスペクタが新たに利用できるようになっています。
インスペクタは、レイアウトモードにおいて[表示]メニューの[インスペクタ]を選択することで表示されます。レイアウトオブジェクトの編集作業が以前より効率化され、レイアウトモードで行う大半の編集作業をインスペクタ上で行うことができます。
なお、インスペクタをすでに表示させている状態で[表示]メニューの[新規インスペクタ]を選択すると、複数のインスペクタウインドウを開くことができます。
ScriptMasterでjar形式のファイルをロードする
November 30, 2009
360Worksが配布している、無償で利用可能なFileMakerプラグインであるScriptMasterでは、任意のjar形式のファイルを読み込んで機能を拡張することが可能です。
ScriptMasterでjar形式のファイルをロードするには、ScriptMasterで用意されているSMLoadJar関数を使用します。
[使用例]
SMLoadJar( TO::ContainerField )
SMLoadJar関数の引数には、jarファイルを保存したオブジェクトフィールド、もしくはURLを指定します。
ScriptMasterを用いてJRubyを利用する場合には、http://www.jruby.org/downloadで配布されているファイル「jruby-complete-1.4.0.jar」(最新版のjarファイル)をダウンロードして、そのjarファイルをオブジェクトフィールドに保存した上で上記の関数を使用します。
(2009/12/01追記:本記事のタイトルを「ScriptMasterでjar形式のファイルをインポートする」から「ScriptMasterでjar形式のファイルをロードする」に変更し、さらに本文中において「インポート」を「ロード」という表記に変更しました。)
RubyCocoa 1.0.0
July 27, 2009
「RubyCocoa 1.0.0」が公開されています。
RubyCocoaは、RubyからObjective-Cオブジェクトを扱うためのブリッジであり、Mac OS Xのアプリケーションを開発するためのフレームワークです。
RubyCocoa 1.0.0では、Ruby 1.8.7に対応し、Mac OS X Leopard用のビルド構成が改善された他、多数の不具合が修正されています。
[関連]Mac OS X LeopardはRubyCocoaを標準搭載(FAMLog)
ScriptMaster 3
June 16, 2009
360Worksが無償で利用可能なFileMakerプラグインであるScriptMasterの新バージョン「ScriptMaster 3」を公開しています。
ScriptMasterは、Javaプラットフォーム用のスクリプト言語であるGroovyを使用してScriptMasterのモジュールを記述することにより、FileMaker Proでさまざまな機能拡張を行うことができます。
バージョン3では、iSightカメラで撮影した画像をオブジェクトフィールドに格納するQuickTime Frame Captureや、暗号化・復号化を行うEncryptAES/DecryptAES、XML文法のチェックを行うValidate XMLなどといった数多くのモジュールが新たに用意されています。
なお、ScriptMasterとJRubyを利用することで、RubyでFileMaker Proの機能を拡張することも可能です。
FileMaker Pro 10の新機能:レイアウトオブジェクト挿入時のタブ順設定
May 22, 2009
FileMaker Pro 10では、レイアウトモードにおいて新しいレイアウトオブジェクトを挿入した際に、自動的にタブ順設定の番号がつけ直されるようになっています。
これまではレイアウトオブジェクトを追加した後に手動でタブ順設定を調整し直す必要がありましたが、バージョン10ではタブ順設定が自動調整されるように改善されています。
追加したレイアウトオブジェクトの位置を考慮してタブ順が再設定されるようになったため、調整の手間がかなり軽減されます。
FileMaker テーマパックが期間限定で無料に
April 16, 2009
ファイルメーカー社が、2009年4月15日から2009年6月20日までの期間中に日本国内で対象パッケージ製品を購入し、2009年6月24日までにユーザー登録を行うと、レイアウトテーマ集「FileMaker テーマパック」が無料で利用可能となることを発表しています。
FileMaker テーマパックに含まれている各種のレイアウトオブジェクトを利用すると、FileMaker Proで洗練されたレイアウトを手軽に作成することができます。
上記対象パッケージ製品は下記の通りで、すべての対象パッケージ製品のアップグレード版も含まれます。
・FileMaker Pro 10(FileMaker Pro 10 5パックを含む)
・FileMaker Pro 10 Advanced
・FileMaker Server 10
・FileMaker Server 10 Advanced
FileMaker Pro 10の新機能:ポップアップヘルプ
April 02, 2009
FileMaker Pro 10では、従来ではFileMaker Pro Advancedでのみ設定可能であったポップアップヘルプが、FileMaker Proを使用して追加できるようになっています。
ポップアップヘルプは、レイアウトオブジェクトに設定することができ、ブラウズモードでポインターをレイアウトオブジェクトの上に置いたときに、計算式を利用して任意の文字列を表示することができます。
なお、ポップアップヘルプはWeb互換の機能であり、インスタントWeb公開でも利用できます。
[関連]FileMaker Pro 8 Advancedの新機能:ポップアップヘルプ(FAMLog)
FileMaker Web 公開 10v1a アップデータ
January 28, 2009
ファイルメーカー株式会社から「FileMaker Web 公開 10v1a アップデータ」が配布されています。
このアップデートは、FileMaker Pro 10.0v1またはFileMaker Pro 10.0v1 AdvancedのインスタントWeb公開機能で発生していた下記2点の問題を解決するものです。
インスタントWeb公開において、FileMaker Proフォルダ内のWebフォルダに配置するカスタムホームページ(iwp_home.html)が無視される問題、および参照情報のみ保存されているオブジェクトフィールドの内容が表示されない場合がある問題が修正されています。
アップデート手順の詳細については、付属文書「Readme.pdf」に記載されています。
FileMaker Server カスタムWebテクニック改訂版:目次
October 27, 2008
「FileMaker Server カスタムWebテクニック改訂版」目次
第1章 イントロダクション
・1.1 FileMakerの特長
・1.2 FileMakerによるWeb公開の手法とその種類
・1.3 FileMakerの製品構成
・1.4 FileMakerのWeb公開機能の歴史
・1.5 バージョン6以前のカスタムWeb公開との違い
・1.6 バージョン7以降におけるカスタムWeb公開の新機能と改善点
・1.7 カスタムWeb公開技術の概要
・1.8 カスタムWeb公開に使用するソフトウェア
・1.9 カスタムWeb公開の仕組み
第2章 FileMaker Server 9のセットアップ
・2.1 FileMaker Serverをインストールする前の確認事項
・2.2 FileMaker Serverのインストール
・2.3 データベース公開のための設定
第3章 データの取得と処理
・3.1 Web公開エンジンの情報の取得
・3.2 データベース情報の取得
・3.3 データベース処理の実行
・3.4 オブジェクトフィールドのデータの表示
・3.5 クライアント情報の取得
第4章 出力結果の調整
・4.1 出力方法の指定と調整
・4.2 文字列の加工と操作
・4.3 数値演算
・4.4 条件分岐
・4.5 日付と時刻の処理
・4.6 エラー処理
第5章 Web公開エンジンが備える機能の活用
・5.1 メールの送信
・5.2 Cookieの利用
・5.3 セッション拡張関数
・5.4 ヘッダー関数の活用
・5.5 ログの利用
・5.6 その他の機能
第6章 セキュリティ
・6.1 FileMaker Server 9のセキュリティ機能
・6.2 Webアプリケーション開発における注意点
第7章 XSLT機能の拡張
・7.1 Javaによる機能拡張
・7.2 スクリプト言語による機能拡張
付録
・付録A FileMakerデータベースのエラーコード番号
・付録B FileMaker XSLT拡張関数のエラーコード番号
(2008/11/21追記:「1.2 FileMakerによるWeb公開」を「1.2 FileMakerによるWeb公開の手法とその種類」に修正しました。)