FAMLog
curl 8.2.1が公開
August 09, 2023
curl 8.2.1が2023年7月下旬に公開されています。
curlは、さまざまな通信規格に対応しているデータ転送ソフトウェアであり、Claris FileMakerでも利用されています。バージョン8.2.1では不具合の修正が行われており、セキュリティ修正は含まれていません。
なお、Claris FileMaker Pro 2023(20.1.2)において、[URL から挿入]スクリプトステップのcURL オプションで-Vもしくは--versionオプションを使用して取得できるlibcurlのバージョン情報は次の通りです。
[出力例]
libcurl/7.83.0-DEV OpenSSL/3.0.8 zlib/1.2.11 libssh2/1.9.0_DEV
Features: AsynchDNS IPv6 Largefile NTLM NTLM_WB SSL libz TLS-SRP UnixSockets HTTPS-proxy alt-svc HSTS
Eclipse Temurin 8u382、Eclipse Temurin 11.0.20およびEclipse Temurin 17.0.8が公開
August 07, 2023
Eclipse Temurin 8u382、Eclipse Temurin 11.0.20およびEclipse Temurin 17.0.8が公開されています。
Eclipse Temurinは、主要なマルチプラットフォームに対応しているOpenJDKディストリビューションの1つです。一昨年にAdoptOpenJDKがEclipse Temurinとして刷新されましたが、Eclipse Temurin 8u382、11.0.20および17.0.8では複数のセキュリティ脆弱性が修正されています。
なお、Claris FileMaker Serverのバージョンや使用しているオペレーティングシステムによってOpenJDKのインストール手順が異なります。インストール方法の詳細についてはClaris ナレッジベースの記事を必ず参照するようにしてください。
[関連]FileMaker Server と Java - 概要(Claris ナレッジベース)、macOS および Windows 上で Web 公開を使用する場合の、JAVA_HOME 環境変数の活用について(Claris ナレッジベース)
OpenSSL 1.1.1v、OpenSSL 3.0.10およびOpenSSL 3.1.2が公開
August 04, 2023
OpenSSL 1.1.1v、OpenSSL 3.0.10およびOpenSSL 3.1.2が公開されています。
OpenSSLは通信暗号化ライブラリとして広く利用されているオープンソースソフトウェアです。OpenSSL 1.1.1v、OpenSSL 3.0.10およびOpenSSL 3.1.2では影響度低と位置付けられているセキュリティ脆弱性が複数修正されています。
なお、OpenSSLはバージョン3.0.0でライセンスが変更されており、OpenSSL 3.0.0以降ではApache License, Version 2.0に変更されています。
[関連]JVNVU#92583151: OpenSSLのAES-SIV実装における関連データエントリが正しく認証されない問題(Security Advisory [14th July 2023])(Japan Vulnerability Notes)、JVNVU#95617114: OpenSSLのDH_check()関数におけるDHキーとパラメータのチェックに過剰な時間がかかる問題(OpenSSL Security Advisory [19th July 2023])(Japan Vulnerability Notes)、JVNVU#98291788: OpenSSLのDH_check()関数におけるDHキーとパラメータのチェックに過剰な時間がかかる問題(Security Advisory [31st July 2023])(Japan Vulnerability Notes)
INTER-Mediator Ver.5のサポート終了予定月
August 03, 2023
INTER-Mediator Ver.5は2023年12月にサポートを終了する予定となっています。
Ver.5系統は2024年以降はセキュリティ修正が行われなくなるため、今後はINTER-Mediator Ver.5を使用し続けることは推奨されなくなります。現時点でのINTER-Mediatorの最新バージョンは先月公開されたINTER-Mediator Ver.11ですが、旧バージョンから更新する際には必ず事前にバージョン移行ガイドやINTER-Mediatorの方向性に関するページを参照するようにしてください。
なお、INTER-Mediator Ver.6以降ではFileMaker Server向け機能の一部が実装されていないため、FileMaker ServerのESS機能を利用しつつMySQLやMariaDBへの移行、もしくはFileMaker Data APIへの切り替え等を検討していただく必要が出てくる見通しです。
[関連]INTER-Mediator Ver.11が公開(FAMLog)、今後のINTER-MediatorにおけるClaris FileMaker Server対応について(FAMLog)
iOS 15.7.8およびiPadOS 15.7.8の提供が開始
July 31, 2023
iPhone向けのソフトウェア・アップデートとなるiOS 15.7.8と、iPad向けのソフトウェア・アップデートとなるiPadOS 15.7.8の提供が2023年7月下旬に開始されています。
iOS 15.7.8およびiPadOS 15.7.8では複数のセキュリティ脆弱性が修正されていて、すでに悪用されている可能性のある脆弱性も修正されていることから、iOS 16およびiPadOS 16に未対応の機種でiOS 15およびiPadOS 15を使用している場合にはアップデートを適用することが推奨されています。
なお、App StoreからダウンロードできるClaris FileMaker Goを使用すれば、Claris FileMaker Proで作成したカスタム AppをiOSやiPadOS上で実行できます。FileMaker Go 2023はiOS 16以降もしくはiPadOS 16以降で動作するため、iOS 15およびiPadOS 15を使用している場合にはFileMaker Go 19.6.3を使う必要があります。
[関連]iOS 16.6およびiPadOS 16.6の提供が開始(FAMLog)
Safari 16.6の提供が開始
July 28, 2023
セキュリティ脆弱性の修正を含んだSafari 16.6の提供が開始されています。
Appleが開発および提供しているWebブラウザーであるSafariのバージョン16.6では複数の脆弱性が修正されています。macOS用のSafari 16.6はmacOS Big SurおよびmacOS Montereyで利用でき、同時に公開されたmacOS Ventura 13.5にもSafari 16.6が含まれています。
なお、macOS Catalina用のSafari 16は提供されていないため、macOS Big Sur以降にアップグレードすることが推奨される状況になっていると言えます。
[関連]macOS Ventura 13.5の提供が開始(FAMLog)、macOS Monterey 12.6.8およびmacOS Big Sur 11.7.9の提供が開始(FAMLog)
macOS Monterey 12.6.8およびmacOS Big Sur 11.7.9の提供が開始
July 27, 2023
macOS Monterey 12.6.8およびmacOS Big Sur 11.7.9の提供が開始されています。
macOS Monterey 12.6.8およびmacOS Big Sur 11.7.9ではそれぞれ複数のセキュリティ脆弱性が修正されています。すでに悪用された可能性のある脆弱性も修正されているため、macOS Montereyを使用している場合にはmacOS Monterey 12.6.8に、macOS Big Surを使用している場合にはmacOS Big Sur 11.7.9に更新することが推奨されます。
なお、Claris FileMaker ProおよびClaris FileMaker Serverはバージョン19.4.1以降で正式にmacOS Montereyに対応するようになっています。
[関連]macOS Ventura 13.5の提供が開始(FAMLog)
macOS Ventura 13.5の提供が開始
July 26, 2023
macOS Ventura 13.5の提供が開始されています。
macOS Ventura 13.5には多数のセキュリティに関わる修正が含まれています。macOS Venturaに対応しているMacは、iMac(2017以降)、iMac Pro(2017)、MacBook Air(2018以降)、MacBook Pro(2017以降)、Mac Pro(2019以降)、Mac Studio(2022)、Mac mini(2018以降)およびMacBook(2017)です。
なお、Claris FileMaker ProおよびClaris FileMaker Serverはバージョン19.6.1以降でmacOS Venturaでのインストールが正式にサポートされるようになっています。
[関連]iOS 16.6およびiPadOS 16.6の提供が開始(FAMLog)
iOS 16.6およびiPadOS 16.6の提供が開始
July 25, 2023
iPhone向けのソフトウェア・アップデートとなるiOS 16.6と、iPad向けのソフトウェア・アップデートとなるiPadOS 16.6の提供が開始されています。
iOS 16.6およびiPadOS 16.6では複数のセキュリティ脆弱性が修正されています。iPadOS 16に対応している機種は、iPad Pro、第5世代以降のiPad、第3世代以降のiPad Airおよび第5世代以降のiPad miniであり、iPad Air 2およびiPad mini 4ではiPadOS 16を利用できません。
なお、App StoreからダウンロードできるClaris FileMaker Goを使用すれば、Claris FileMaker Proで作成したカスタム AppをiOSやiPadOS上で実行できます。FileMaker Go 2023はiOS 16以降もしくはiPadOS 16以降で動作します。
OpenSSH 9.3p2が公開
July 21, 2023
SSHプロトコルを使用するネットワーク接続ツールのフリーな実装であるOpenSSHの新バージョンであるOpenSSH 9.3p2が公開されています。
OpenSSH 9.3p2では、特定の条件下において転送されたエージェントのソケットを介してリモートでのコード実行に悪用される可能性があるセキュリティ脆弱性(CVE-2023-38408)が修正されています。
なお、当該脆弱性はQualys Security Advisory teamによって発見され、悪用可能であることが示されたとのことです。
[参考]OpenSSH 9.3p2 がリリースされました(春山征吾のBlog)