FAMLog
Get(ウインドウ名)関数
January 21, 2021
Claris FileMaker ProのGet(ウインドウ名)関数は、スクリプトが実行されているウインドウの名前を返します。
ウインドウ名は[ウインドウタイトルの設定]スクリプトステップを使用して設定することができますが、Get(ウインドウ名)関数はウインドウがない場合には空の文字列を返します。
なお、スクリプトが実行されているウインドウは一番手前のウインドウではない場合もあるので、その点には留意する必要があります。
Claris FileMaker Server for LinuxとGet(システムプラットフォーム)関数
December 29, 2020
Claris FileMaker Proの「Get(システムプラットフォーム)関数」は、現在のプラットフォームを示す数値を返します。
この関数の戻り値は下記のようになります。
・「1」:プラットフォームがIntelベースのMacである場合
・「-2」:プラットフォームがWindowsの場合
・「3」:プラットフォームがiOSまたはiPadOSの場合
・「4」:プラットフォームがClaris FileMaker WebDirectの場合
・「5」:プラットフォームがLinuxの場合
Claris FileMaker Server for LinuxにおいてサーバーサイドスクリプトでGet(システムプラットフォーム)関数を実行すると、この関数の戻り値は「5」となります。
Claris FileMaker Server for LinuxとGet(システムバージョン)関数
December 03, 2020
Claris FileMaker Proの「Get(システムバージョン)関数」は、現在利用しているオペレーティングシステムのバージョン情報を示す文字列を返します。
この関数の戻り値は下記のようになります。
・「6.3」:Windows 8.1の場合
・「10.0」:Windows 10の場合
・「11.0」:macOS Big Sur 11.0.1の場合
・「7.9.2009」:CentOS Linux 7 (2009)の場合
CentOS Linux 7 (2009)上で動作するバージョン19.1.2のClaris FileMaker Server for LinuxにおいてサーバーサイドスクリプトでGet(システムバージョン)関数を実行すると、この関数の戻り値は「7.9.2009」となります。この戻り値はCentOS Linuxのバージョン情報に相当するものです。
[関連]Get(システムバージョン)関数(FAMLog)、FileMaker WebDirectとGet(システムバージョン)関数(FAMLog)
PHP 8.0.0が公開
December 01, 2020
PHP 8.0.0が公開されています。
JITが導入されたことで実行速度の高速化が図られているPHP 8.0では、名前付き引数やNull安全オペレーターなど数多くの新機能が追加されています。下位互換性のない変更点や推奨されなくなる機能もあるため、PHP 7.4からPHP 8.0に移行する場合にはあらかじめ移行ガイドで各種変更点を確認してから移行作業を行う必要があります。
なお、PHP 7.3は2021年12月6日まで、PHP 7.4は2022年11月28日まで、PHP 8.0は2023年11月26日までセキュリティ修正が継続される予定となっています。PHP 7.2系統の保守は2020年11月に終了しており、今後はバージョン7.3系列以降にアップグレードする必要がある状況です。
Claris FileMaker Server for LinuxとGet(デバイス)関数
November 27, 2020
Claris FileMaker Proの「Get(デバイス)関数」は、FileMaker製品を実行しているコンピューターまたはモバイルデバイスの種類を表す数値を返します。
この関数が返す値は次の通りです。
・「0」:不明なデバイスの場合
・「1」:Macの場合
・「2」:Windowsコンピューターの場合
・「3」:iPadの場合
・「4」:iPhoneまたはiPod touchの場合
・「5」:Androidの場合
・「6」:Linuxの場合
バージョン19.1.2のClaris FileMaker Server for LinuxにおいてサーバーサイドスクリプトでGet(デバイス)関数を実行すると、この関数の戻り値は「6」となります。
[関連]Get(デバイス)関数(FAMLog)、FileMaker Cloud for AWSとGet(デバイス)関数(FAMLog)
Claris FileMaker Server 19.1.2とFileMaker Server for Linuxがリリース
October 29, 2020
Claris FileMaker Server 19.1.2がリリースされています。
FileMaker Server 19.1.2ではCentOS Linux 7 (2003)が正式にサポートされ、FileMaker Server for Linuxを利用できるようになっています。FileMaker Server for LinuxではOData APIおよびAD FS(Active Directory Federation Services)がサポートされていますが、カスタムWeb公開はサポートされていません。既知の問題も確認されているので、詳しくはClaris FileMaker Server 19.1.2 リリースノートを参照するようにしてください。
なお、FileMaker Server 19.1.2はフルインストーラーとして入手できます。バージョン18または19からFileMaker Server 19.1.2にアップグレードする場合、インストーラーによってフルインストールが実行されます。ユーザのデータ、設定および構成はほぼそのまま保存され、現在のインストールをアンインストールする必要がなくなっているとのことです。
FileMaker Pro 19.1.3 アップデータが公開
October 28, 2020
FileMaker Pro 19.1.3 アップデータが公開されています。
FileMaker Pro 19.1.3では、URLを使用してスクリプトを実行する場合にオプション引数がサポートされるようになっています。このオプション引数で現在実行中のスクリプトを処理する方法を設定できるようになっていますが、引数の値はJavaScriptのFileMaker.PerformScriptWithOption()で指定する値と同じです。
なお、バージョン19.1.3では、FileMaker Pro 19.1.2でFileMaker Cloud for AWS 1.18に接続できない問題や、FileMaker Pro 19.1.2でデータベースデザインレポートを作成する際に異常終了する場合がある問題などが修正されています。
Claris FileMaker Pro 19.1.2の新機能:[NFC 読み取りの構成]スクリプトステップの[結果を JSON として書式設定]オプション
October 27, 2020
Claris FileMaker Pro 19.1.2では、[NFC 読み取りの構成]スクリプトステップで[結果を JSON として書式設定]オプションを使用できるようになっています。
バージョン19で追加された[NFC 読み取りの構成]スクリプトステップを使用することで、NFC(Near Field Communication/近距離無線通信)タグをスキャンまたはスキャンを停止することができます。スキャン後に任意のスクリプトを実行させることができますが、[結果を JSON として書式設定]オプションを有効にするには0以外の値を指定します。値が0または指定されていない場合、バージョン19.0と同様に値の一覧が複数行で返されます。
なお、[NFC 読み取りの構成]スクリプトステップはClaris FileMaker Go 19でのみ利用できますが、[結果を JSON として書式設定]オプションを使用する場合にはFileMaker Goをバージョン19.1.2以降にアップデートする必要があります。
[関連]Claris FileMaker Go 19の新機能:NFCタグのスキャン(FAMLog)、Claris FileMaker Go 19.1.2が公開(FAMLog)
FileMaker Pro 19.1.2 アップデータが公開
September 30, 2020
FileMaker Pro 19.1.2 アップデータが公開されています。
バージョン19.1.2では、9つの新しいJavaScriptアドオンが追加され、新しいテーマのアペックスブルーが新規カスタム Appのデフォルトテーマになっています。また、Web ビューア内でWebページを読み込んだ後にJavaScriptからFileMakerスクリプトを実行できるFileMaker.PerformScriptWithOption関数が新設され、実行中のスクリプトを処理する方法を設定できるようになっています。
その他にも数多くの機能追加や改善が行われていて、AD FS(Active Directory Federation Services)での認証にも新たに対応するようになっています。
Claris FileMaker Server 19の新機能:Claris FileMaker WebDirectにおけるJavaScriptとの統合
September 11, 2020
Claris FileMaker Server 19のClaris FileMaker WebDirectでは、Claris FileMaker Pro 19と同様、Web ビューアのJavaScriptとFileMakerスクリプトが直接連携できるようになっています。
バージョン19では、Web ビューア内でWebページを読み込んだ後にJavaScriptからFileMakerスクリプトを実行できるFileMaker.PerformScript関数と、FileMakerスクリプトからWeb ビューア内のJavaScript関数を実行できる[Web ビューアで JavaScript を実行]スクリプトステップが追加されています。
これらの新機能により、FileMaker WebDirectにおいても、Web ビューア経由でJavaScriptを使ってカスタム Appを拡張することができます。
[関連]Claris FileMaker Pro 19の新機能:JavaScriptとの統合(FAMLog)