FAMLog
FileMaker Server 17でサポートされているPHPのバージョン
October 03, 2018
FileMaker Server 17に付属するFileMaker API for PHPは、バージョン5.6のPHPをサポートしています。
FileMaker Server 17のPHPを使用したカスタムWeb公開では、Windows Server、macOS Sierra 10.12およびmacOS High Sierra 10.13ではPHP 5.6系統で動作検証が行われており、PHP 5.6.24を同梱しています。残念ながら、同梱されているPHPのバージョンはFileMaker Server 16から変更されておらず、セキュリティ脆弱性が修正されたバージョンに更新されていません。PHPによるカスタムWeb公開機能を利用してWebサイトを構築したい場合には、別途PHPおよびWebサーバーを用意する必要がある状況です。
2018年10月3日現在、PHP 5.6系統の最新バージョンはPHP 5.6.38、PHP 7.0系統の最新バージョンはPHP 7.0.32、PHP 7.1系統の最新バージョンはPHP 7.1.22、PHP 7.2系統の最新バージョンはPHP 7.2.10です。PHP 5.5系列はすでにメンテナンスされていない状況となっており、PHP 5.6およびPHP 7.0系列は2018年12月までセキュリティ修正が継続される予定となっています。
[関連]FileMaker Server 17 技術仕様(FileMaker)、FileMaker Server 16でサポートされているPHPのバージョン(FAMLog)
2018年9月「INTER-Mediator勉強会2018-#6」発表資料
September 21, 2018
2018年9月19日に行われた「INTER-Mediator勉強会2018-#6」で発表した資料を公開しました。
・ダウンロード:INTER-Mediator 5.8とFileMaker Data API(PDF形式/ファイルサイズ:約330KB)
「INTER-Mediator-and-FileMaker-Data-API.pdf」のSHA-256メッセージダイジェスト:
d7113ea6f5e4e9c34ffef6dffa625cd8b1198175d67719fa8846f6c53c41a8f0
■関連リンク
・INTER-Mediator
https://inter-mediator.com/
・FileMaker 17 Data API ガイド
https://fmhelp.filemaker.com/docs/17/ja/dataapi/
・FMDataAPI
https://github.com/msyk/FMDataAPI
・Blog by msyk
https://blog.msyk.net/
(2022年4月24日追記:スライドへのリンクをSlideShareからドクセルに変更しました。)
iOS 12が公開
September 20, 2018
iOSデバイス向けのソフトウェアアップデートとなるiOS 12の提供が開始されています。iOS 12では脆弱性の修正も多数行われています。
iOS 12では、パフォーマンスが改善され、新しいARエクスペリエンス、ミー文字、スクリーンタイムなど、数多くの機能追加や改善が行われています。FileMaker ナレッジベースによると、2018年9月20日時点においてiOS 12とFileMaker Go 17、16および15の間に互換性に関する既知の問題はないとのことです。
iOS 12に対応している機種は、iPhone 5s、iPhone 6、iPhone 6 Plus、iPhone 6s、iPhone 6s Plus、iPhone SE、iPhone 7、iPhone 7 Plus、iPhone 8、iPhone 8 Plus、iPhone X、iPhone XR、iPhone XS、iPhone XS Max、第6世代のiPod touch、第5世代および第6世代のiPad、iPad Air、iPad Air 2、9.7インチiPad Pro、10.5インチiPad Pro、第1世代および第2世代の12.9インチiPad Pro、iPad mini 2、iPad mini 3およびiPad mini 4です。
[関連]FileMaker Go と iOS 12 の互換性(FileMaker ナレッジベース)
FileMaker Pro 17 Advancedの新機能:マスタ/詳細レイアウトのポータル
September 11, 2018
FileMaker Pro 17 Advancedでは、ポータルで現在の対象レコードにあるレコードを表示できるようになり、マスタ/詳細レイアウトを簡単に作成できるようになっています。
レイアウトのマスタ領域にある一覧から項目を選択すると、その項目の詳細情報が詳細領域に表示されるパターンのレイアウトを用意するにあたり、バージョン17では現在のテーブルのレコードを表示するポータルをマスタ領域として使用することができます。これにより、自己連結リレーションシップや追加のスクリプトを作成する必要がなくなっています。
マスタ/詳細レイアウトのポータルを作成するには、レイアウト上にポータルを設置し、[ポータル設定]ダイアログボックスの[レコードを表示:]で[現在のテーブル]を選択します。
[関連]マスタ/詳細レイアウトのポータルの作成(FileMaker Pro 17 Advanced ヘルプ)
FileMaker Pro 17 Advancedの新機能:デフォルトのフィールド
September 10, 2018
FileMaker Pro 17 Advancedでは、[データベースの管理]ダイアログボックスでテーブルを作成またはファイルを新規に作成する場合に、フィールドがテーブルに自動的に追加されるようになっています。
主キー、作成情報タイムスタンプ、作成者、修正情報タイムスタンプおよび修正者フィールドが通常追加されるようになっていますが、これらのフィールドは必要に応じてカスタマイズしたり事前に設定しておくことが可能です。
なお、新しいテーブルに上記のフィールドが追加されないようにするには、「DefaultFields.xml」という名称の空ファイルを次の場所に配置します。
・Windowsの場合:<ドライブ>:\ProgramData\FileMaker\Shared
・macOSの場合:/ユーザ/共有/FileMaker/Shared
FileMaker Pro 17 Advancedの新機能:一新されたレイアウトモード
September 06, 2018
FileMaker Pro 17 Advancedでは、レイアウトモードが一新され、レイアウト作成のための環境がさらに合理化されています。
バージョン17では、レイアウトモードにおいて、インスペクタ、オブジェクトパネルのフィールドタブおよびオブジェクトタブがドキュメントウインドウ内のパネルとして表示されるようになっています。また、オブジェクトパネルのフィールドタブでは、フィールドをレイアウトに配置する際にコントロールスタイルを選ぶことができるようになっています。
インスペクタおよびオブジェクトパネルを個別に表示または非表示にすることが可能である一方、従来のバージョンのように別のインスペクタウインドウを開くには[表示]メニューの[インスペクタ]>[新規インスペクタ]を選択します。
FileMaker Pro 17 Advancedの新機能:[カスタムダイアログを表示]スクリプトステップの入力フィールドオプションでターゲットとして変数を指定可能に
August 30, 2018
FileMaker Pro 17 Advancedでは、[カスタムダイアログを表示]スクリプトステップの[入力フィールド]オプションにおいて変数をターゲットとして指定できるようになっています。
[入力フィールド]オプションでは入力や表示に使用する変数またはフィールドを最大で3つ指定することができ、入力に使用する変数はテキストとして値が格納されます。
なお、[一般]オプションにおけるボタンの[データを確定]チェックボックスが無効な状態でユーザーが入力フィールドにデータを入力した場合、ユーザーがボタンをクリックしてもデータが変数に格納されないので注意が必要です。
[関連]FileMaker Pro 16の新機能:複数の挿入スクリプトステップでターゲットとして変数を指定可能に(FAMLog)
FileMaker Pro 17 Advancedの新機能:カスタムメニューのコピー&ペースト
August 23, 2018
FileMaker Pro 17 Advancedでは、[カスタムメニューの管理]ダイアログボックスにおいて、カスタムメニューセット、メニューおよびメニュー項目をコピーして貼り付ける(ペーストする)ことができるようになっています。
コピーしたメニューセット、メニューおよびメニュー項目は、現在のファイルに限らず、他のFileMaker Pro Advancedファイルにもペーストが可能で、再利用が容易になっています。
なお、この機能を使用するには、[環境設定]ダイアログボックスの[一般]タブで[高度なツールを使用する]を選択した後にFileMaker Pro Advancedを再起動する必要があります。[カスタムメニューの管理]ダイアログボックスを表示するには、高度なツールを使用できる状態で[ツール]メニューの[カスタムメニュー]>[カスタムメニューの管理...]を選択します。
[関連]カスタムメニューセットの作成と編集(FileMaker Pro 17 Advanced ヘルプ)
2018年8月「FileMaker Pro 東京ユーザーズミーティング」発表資料
August 20, 2018
2018年8月18日に行われた「FileMaker Pro 東京ユーザーズミーティング(FM-Tokyo)」で発表したライトニングトークの資料を公開しました。
・ダウンロード:fmcsadmin 0.9.2(PDF形式/ファイルサイズ:約310KB)
「fmcsadmin-trial-for-FMS17.pdf」のSHA-256メッセージダイジェスト:
f75130fa3c1c1fa9a53beebb9e06c883114c413956aaeeb3523b8de2bfb6b485
■関連リンク
・fmcsadmin – CLIでFileMaker Admin APIを操作(株式会社エミック)
・fmcsadmin 0.9.2を公開(株式会社エミック)
・FileMaker Server 17 リリースノート(FileMaker ナレッジベース)
・FileMaker Cloud 17 Admin API Guide(FileMaker)
(2022年4月24日追記:スライドへのリンクをSlideShareからドクセルに変更しました。)
FileMaker Cloud 1.17の新機能:クライアントアプリケーションでのデータベースのフィルタ
August 14, 2018
FileMaker Cloud 1.17では、FileMaker Cloud Admin Consoleで[Filter Databases]オプションを選択できるようになっています。
クライアントアプリケーションでのデータベースのフィルタ設定を変更するには、FileMaker Cloud Admin Consoleにおいて[Configuration]ページの[System Configuration]タブをクリックした後、[Filter Databases in Client Applications]を[Enabled]または[Disabled]に設定します。
このオプションを有効にすると、FileMakerクライアントのアカウント名およびパスワードに基づいてFileMaker Cloudでデータベースがフィルタされ、ユーザーがログイン資格情報を持っているデータベースだけが表示されるようになります。クライアントアプリケーション側でフィルタ対象となるのは次の箇所です。
・FileMaker Pro 17 Advancedの[ホスト]ダイアログボックス
・FileMaker Goの起動センター
・FileMaker WebDirectの起動センター
[関連]FileMaker Cloud 1.17.0.77 リリースノート(FileMaker)