FAMLog
FileMaker Server 12の新機能:fmsadmin CERTIFICATEコマンド
July 26, 2013
FileMaker Server 12では、CLI(コマンドラインインターフェース)でFileMaker Serverを管理するためのfmsadminコマンドにおいて新たにCERTIFICATEコマンドを利用できるようになっています。
CERTIFICATEコマンドを使うことで、FileMaker Pro 12(もしくはFileMaker Go 12)とFileMaker Server 12間の通信を暗号化する際に利用する、認証局(CA)から購入したSSLサーバー証明書をFileMaker Serverで利用することができます。
[使用例]
$ fmsadmin certificate create FQDN
$ fmsadmin certificate import CERTIFICATE.CRT
CERTIFICATEコマンドの詳細については、FileMaker Server ヘルプを参照してください。なお、FileMaker Server 12では、証明書失効リスト(CRL)を使用した検証はサポートされていません。
[関連]List of supported SSL certificate vendors and SSL certificate types for FileMaker products(FileMaker Knowledge Base)、FileMaker セキュリティガイド[PDF](FileMaker)
FileMaker Server 12の新機能:ログビューアフィルタ
July 24, 2013
FileMaker Server 12のAdmin Consoleでは、任意の文字列を入力してログビューアに表示されたログメッセージをフィルタできるようになっています。
ログビューアのフィルタ機能を利用するには、Admin Consoleのログビューアにおいて[フィルタ]フィールドに文字列を入力して、Enterキー(Windows)またはReturnキー(OS X)を押します。フィルタ文字列では大文字と小文字は区別されません。
なお、非表示になったログメッセージを再度表示するようにするには、[フィルタ]フィールド内の文字列を削除して、Enterキー(Windows)またはReturnキー(OS X)を押します。
Apache HTTP Server 2.4.6が公開
July 23, 2013
「Apache HTTP Server 2.4.6」が公開されています。
Apache HTTP Server 2.4.6は、今年2月に安定版に達したApache HTTP Server 2.4系統の最新版です。バージョン2.4.6では、mod_davとmod_session_dbdのセキュリティ脆弱性が修正されています。その他注目する点としては、mod_proxy_wstunnelが追加されることでmod_proxyでWebSocketがサポートされるようになっています。
なお、2013年7月現在、Apache HTTP Serverは3種類の安定バージョンが提供されていますが、Apache 2.0系統は今後保守が行われない予定となっています。そのため、今後はApache 2.2系統もしくはApache 2.4系統の利用が推奨されます。
PHP 5.3.27が公開
July 12, 2013
「PHP 5.3.27」が公開されています。
PHP 5.3.27では、10点の不具合修正が行われている他、XMLパーサーのセキュリティ脆弱性が修正されています
なお、PHP 5.3系統は今後積極的な不具合修正は行われない予定となっています。今後1年間セキュリティ上の修正が必要な場合にはPHP 5.3系統の新版が出る可能性はありますが、今後はバージョン5.4系統もしくはバージョン5.5系統へのアップグレードを行う必要がある状況になっています。
ScriptMaster 4.2が公開
July 10, 2013
360WorksがFileMakerプラグインであるScriptMasterの新バージョン「ScriptMaster 4.2」を2013年6月下旬に公開しています。
ScriptMasterは、Javaプラットフォーム用のスクリプト言語であるGroovyを使用してScriptMasterのモジュールを記述することにより、FileMaker Proでさまざまな機能拡張を行うことができるプラグインです。
バージョン4.2では、Java 7 Update 25に対応し、Groovy 2が同梱された他、64bitがサポートされるようになっています。なお、現時点におけるScriptMasterの最新版は、2013年6月27日に公開されたScriptMaster 4.203です。
PHP 5.4.17が公開
July 09, 2013
「PHP 5.4.17」が公開されています。
PHP 5.4.17では20点の不具合修正が行われており、今回のリリースには特にセキュリティ上の修正は含まれていない模様です。
なお、PHP 5.3系統は今後積極的な不具合修正は行われない予定となっています。セキュリティ上の修正も内容によって対応する程度となるため、今後はバージョン5.4系統もしくはバージョン5.5系統へのアップグレードを検討する必要がある状況になっていると言えます。
[関連]PHP 5.3.27が公開(FAMLog)
(2013/07/12追記:関連記事へのリンクを追加しました。)
Ruby on Rails 4.0が公開
July 08, 2013
Rubyで記述されたオープンソースのWebアプリケーションフレームワーク「Ruby on Rails 4.0」が2013年6月下旬に公開されています。
バージョン4.0では、Turbolinksと呼ばれる新機能によるクライアントサイド処理の高速化や、キャッシュ機構の改良など、数多くの新機能が追加されています。Rails 4.0を実行するにはRuby 1.9.3以上が必要であり、Ruby 1.8はサポート対象外となっています。
なお、バージョン4.0系統にバージョンアップを行う際には、アップグレードガイドで各種変更点を確認してから移行作業を行う必要があります。
INTER-Mediator 3.6が公開
July 05, 2013
新居雅行氏がPDOおよびFileMaker Server対応のWebアプリケーションフレームワーク「INTER-Mediator 3.6」を公開しています。
バージョン3.6では、FileMaker Server利用時にチェックボックスセットがWebページ上で実現できるようになった他、ログのJavaScriptコンソール出力がサポートされています。
チェックボックスセットの利用方法はシンプルで、HTMLでテキストフィールドと結びついたチェックボックスを複数作ることで、value属性値がフィールドに入る値になります。なお、リレーションシップの動作は、FileMakerとは異なり普通に条件判断するだけであり、チェックボックスセットのフィールドとのリレーションシップはINTER-Mediatorでは未対応という扱いになっています。
CakePHP 1.3.17が公開
June 27, 2013
PHP用のWebアプリケーションフレームワーク「CakePHP 1.3.17」が公開されています。
CakePHP 1.3.17は、CakePHP 1.3系統の保守リリースです。CakePHP 1.3.16の公開時にミスがあり、セキュリティ脆弱性の修正がきちんと行われていない状態になっていました。
バージョン1.3.16で修正されているべきSQLインジェクションの問題がバージョン1.3.17で修正されているため、CakePHP 1.3系統を使用している場合にはできるだけ早くCakePHP 1.3.17にアップグレードすることが強く推奨されています。
[関連]CakePHP 2.3.4が公開(FAMLog)
INTER-Mediator 3.5が公開
June 25, 2013
新居雅行氏がPDOおよびFileMaker Server対応のWebアプリケーションフレームワーク「INTER-Mediator 3.5」を公開しています。
バージョン3.5では、認証時にユーザー名に対応付けたメールアドレスを利用できるようになった他、サーバーでAPCが有効になっている場合にファイルアップロードのコンポーネントでプログレスバーを出せるようになっています。また、FileMaker Server利用時にエラーメッセージ内にパスワードが表示されないようにする修正も加えられています。
なお、INTER-Mediator関連のイベントとして、INTER-Mediator Meet-up #3が2013年7月3日(水)にKDDI ウェブコミュニケーションズ セミナールームで行われる予定となっています。参加費は無料で、参加希望者はFacebookのグループに参加の上、イベント参加を申し込む必要があります。