FAMLog
Bento for iPhone and iPod touch 1.0.4
December 22, 2009
「Bento for iPhone and iPod touch 1.0.4」がiTunesのApp Storeで公開されています。
Bento for iPhoneは、iPhoneおよびiPod touch上で動作するアプリケーションです。バージョン1.0.4では、パフォーマンスやレコードカウント、パスコード、メディアフィールドの同期に関する問題が解決されています。
なお、メディアフィールドの同期に関連する問題を解決するには、Bento 3.0.2 for Macも必要とのことです。
FileMaker ProでScriptMasterを用いてRubyスクリプトを実行する
December 02, 2009
ScriptMasterとJRubyを利用することで、RubyでFileMaker Proの機能を拡張するスクリプトを記述できます。
FileMaker Pro上でRubyスクリプトを実行するには、ScriptMasterでJRubyをロードした後、ScriptMasterで用意されているEvaluateGroovy関数を使います。
FileMaker Proにおける計算式の記述例は次のようになります。主に[フィールド設定]スクリプトステップや[変数を設定]スクリプトステップなどの計算式でEvaluateGroovy関数を使うことが多いでしょう。
[記述例]
EvaluateGroovy("import org.jruby.Ruby; import org.jruby.runtime.builtin.IRubyObject; Ruby runtime = Ruby.newInstance(); IRubyObject obj = runtime.evalScriptlet(\"require 'digest/sha2'; Digest::SHA256.hexdigest('message')\"); return obj;")
[関連]ScriptMasterでjar形式のファイルをロードする(FAMLog)
ScriptMasterでjar形式のファイルをロードする
November 30, 2009
360Worksが配布している、無償で利用可能なFileMakerプラグインであるScriptMasterでは、任意のjar形式のファイルを読み込んで機能を拡張することが可能です。
ScriptMasterでjar形式のファイルをロードするには、ScriptMasterで用意されているSMLoadJar関数を使用します。
[使用例]
SMLoadJar( TO::ContainerField )
SMLoadJar関数の引数には、jarファイルを保存したオブジェクトフィールド、もしくはURLを指定します。
ScriptMasterを用いてJRubyを利用する場合には、http://www.jruby.org/downloadで配布されているファイル「jruby-complete-1.4.0.jar」(最新版のjarファイル)をダウンロードして、そのjarファイルをオブジェクトフィールドに保存した上で上記の関数を使用します。
(2009/12/01追記:本記事のタイトルを「ScriptMasterでjar形式のファイルをインポートする」から「ScriptMasterでjar形式のファイルをロードする」に変更し、さらに本文中において「インポート」を「ロード」という表記に変更しました。)
Bento 3
September 30, 2009
ファイルメーカー社が、Mac用パーソナルデータベースの新バージョンである「Bento 3」を本日発売すると発表しています。
Bento 3では、アップルのiPhotoとの連携が実現されると共に、iTunesやiPhotoと同様に有線/無線LANを通じてBentoライブラリを最大5ユーザーで共有できるようになっています。また、フィールドを暗号化したり、パスワードを設定してBento 3上の情報を保護することもできます。
Bento 3の利用には、Intelプロセッサー、PowerPC G5またはPowerPC G4(867MHz以上)プロセッサーを搭載したMacで動作するMac OS X Leopard(バージョン10.5.7以降)もしくはMac OS X Snow Leopardが必要です。
Bento 3の価格は税込5,040円で、ファミリーパックの価格は税込10,290円です。既存ユーザーには2010年1月29日までの期間限定でQUOカード2,000円券がもらえるアップグレードリベートオファーも用意されています。
Bento テンプレートエクスチェンジの日本語サイトが開設
August 04, 2009
ファイルメーカー社が「Bento テンプレートエクスチェンジ」の日本語サイトを開設したと発表しています。
Bento テンプレートエクスチェンジのWebサイトでは、Bento 2で使えるレイアウトのテンプレートを投稿、閲覧、ダウンロードすることができます。
なお、Bentoのテンプレートは、あらかじめデザインされたデータベースのフォームですが、データは含まれていません。例えば「ワインセラー」のテンプレートをダウンロードすると、ワイナリー、生産年、価格などのフィールドに入力するだけでワインのデータベースをすぐに作成できます。
FileMaker Pro 10v3 アップデータ
July 17, 2009
ファイルメーカー社が「FileMaker Pro 10v3 アップデータ」と「FileMaker Pro 10v3 Advanced アップデータ」を配布しています。
このアップデータは、FileMaker Pro 10またはFileMaker Pro 10 Advancedをバージョン10.0v3に更新するものです。SMTPサーバーを使用したメール送信機能において、利用するSMTPサーバーによってBccヘッダーフィールドの情報が不適切に表示される問題が解決されています。
バージョン10.0v3では、バージョン9まで対応していたDBF形式のインポートおよびエクスポートが再度サポートされるようになった他、数多くの問題が解決されています。また、FileMaker Web 公開 10v1a アップデータの内容も含まれています。
[関連]FileMaker Web 公開 10v1a アップデータ(FAMLog)
ScriptMaster 3
June 16, 2009
360Worksが無償で利用可能なFileMakerプラグインであるScriptMasterの新バージョン「ScriptMaster 3」を公開しています。
ScriptMasterは、Javaプラットフォーム用のスクリプト言語であるGroovyを使用してScriptMasterのモジュールを記述することにより、FileMaker Proでさまざまな機能拡張を行うことができます。
バージョン3では、iSightカメラで撮影した画像をオブジェクトフィールドに格納するQuickTime Frame Captureや、暗号化・復号化を行うEncryptAES/DecryptAES、XML文法のチェックを行うValidate XMLなどといった数多くのモジュールが新たに用意されています。
なお、ScriptMasterとJRubyを利用することで、RubyでFileMaker Proの機能を拡張することも可能です。
FileMaker Pro 10の新機能:外部SQLデータソースのアップデート
May 20, 2009
FileMaker Pro 10では、外部SQLデータソースにライブ接続できる機能がアップデートされ、バージョン10では新たに以下のSQLデータベースへの接続がサポートされています。
・Microsoft SQL Server 2008
・Oracle 11g
・MySQL 5.1 Community Edition
ODBCデータソースのテーブル内のフィールドを使用して値一覧を定義できるようになったほか、Windows版でMicrosoft SQL ServerをODBCデータソースとして利用する場合にODBCデータソースシングルサインオンを有効化できるようにもなっています。
FileMaker Pro 10の改善点:検索モードにおける改善
April 28, 2009
FileMaker Pro 10では、検索モードにおいて検索に使用できるフィールドを虫眼鏡のアイコンで表示するようになっています。
FileMaker Proでレコードを検索するには検索モードで作業をしますが、バージョン10から表示されるようになった虫眼鏡のアイコンにより、現在のモードや検索可能なフィールドを視認しやすくなっています。
検索モードにおいて現在入力対象となっているフィールドや、フィールドへの入力を許可しないフィールドには上記のアイコンは表示されません。また、コントロールスタイルの表示形式によってアイコンが表示されない場合もあります。
FileMaker Pro 10の新機能:Bento 2からのデータのインポート
March 10, 2009
FileMaker Pro 10では、Mac版でBento 2からデータを直接インポートできる機能が追加されています。
クイックスタート画面、または[ファイル]メニューから、Bento 2のデータをFileMaker Proデータベースに直接インポートすることができます。
なお、Bento内のフィールドタイプにおいて、メディア、ファイルリストおよび関連レコードリストについては、FileMaker Proではサポートされていません。