FAMLog


FileMaker Pro 14はFileMaker Pro 12のファイル形式を踏襲

May 15, 2015

FileMaker Pro 14のデータファイル形式は、バージョン12のファイル形式を踏襲しています。

同じファイル形式であり、ファイル拡張子は「fmp12」のままであるため、FileMaker Pro 14およびFileMaker Go 14はFileMaker 12のデータベースファイルを変換することなくそのまま開くことが可能です。

ただし、FileMaker Pro 14では新しい機能や関数が追加されています。FileMaker Pro 14の新機能を利用して作成されたデータベースファイルを旧バージョン(バージョン12およびバージョン13)で開いた場合には、該当部分が表示されなかったり適切に動作しない部分が出てくる可能性があるので注意が必要です。

[関連]FileMaker Pro ファイルを「.fmp12」ファイル形式に変換(FileMaker ナレッジベース)

Tag: FileMaker

FileMaker Pro 13の改善点:ODBCおよびJDBCでのオブジェクトフィールド

May 12, 2015

FileMaker 13では、ODBCまたはJDBC経由でオブジェクトフィールドにファイルを挿入する際に、ファイル名を指定するとファイル拡張子からファイルタイプが推定および認識されるようになっています。

バイナリデータを使用するには、 シングルクォーテーションでファイル名を囲んでファイル名を割り当てるか、PutAs()関数を使用します。

[使用例]
INSERT INTO "テーブル名" ("オブジェクト名") VALUES (? AS 'ファイル名.ファイル拡張子')

なお、オブジェクトフィールドでは、引数化されたステートメントを準備し、アプリケーションからデータをストリームしていない限り、INSERT処理を行うことができるのはテキストのみです。

[関連]FileMaker 13 SQLリファレンスガイド(FileMaker)

Tag: FileMaker

FileMaker WebDirectとGet(システムバージョン)関数

February 13, 2015

FileMaker ProのGet(システムバージョン)関数は、通常現在のオペレーティングシステムのバージョンを返しますが、FileMaker WebDirectの場合は「<オペレーティングシステムまたはデバイス> <Web ブラウザー名> <ブラウザーバージョン>」という形式の文字列を返します(例:「iPad Safari 8.0」)。

FileMaker Server 13.0v5のFileMaker WebDirectでは、オペレーティングシステムまたはデバイスについては、FileMaker WebDirectにアクセスしているWebクライアントのOSまたはデバイスの情報を返します。

・「Win」:Windowsの場合
・「Mac」:OS Xの場合
・「Linux」:Linuxの場合
・「iPad」:iPadの場合
・「iPhone」:iPhoneの場合
・「iPod」:iPodの場合
・「Other」:上記以外の場合(Android等)

ブラウザーバージョンについては、FileMaker WebDirectにアクセスしているWebブラウザーのバージョンを返します。また、Webブラウザーについては下記の値を返します。

・「Safari」:Safariの場合
・「IE」:Internet Explorerの場合
・「Chrome」:Google ChromeもしくはOpera(Chromiumベース)の場合
・「Firefox」:Firefoxの場合
・「Other」:上記以外の場合

[関連]Get(システムバージョン)関数とOS X Yosemite(FAMLog)

Tag: FileMaker

FileMaker WebDirectとGet(システムプラットフォーム)関数

January 06, 2015

FileMaker Proの「Get(システムプラットフォーム)関数」は、現在のプラットフォームを示す数値を返します。

この関数の戻り値は下記のようになります。

・「1」:プラットフォームがOS Xの場合
・「-2」:プラットフォームがWindowsの場合
・「3」:プラットフォームがiOSの場合
・「4」:プラットフォームがFileMaker WebDirectの場合

FileMaker WebDirectでGet(システムプラットフォーム)関数を実行すると、この関数の戻り値は「4」となります。

[関連]FileMaker GoとGet(システムプラットフォーム)関数(FAMLog)

Tag: FileMaker

PHP 5.6.4、PHP 5.5.20およびPHP 5.4.36が公開

December 25, 2014

PHP 5.6.4」、「PHP 5.5.20」および「PHP 5.4.36」が公開されています。

PHP 5.6.4、PHP 5.5.20およびPHP 5.4.36ではunserialize()における任意のコードを実行される脆弱性(CVE-2014-8142)が修正されています。PHP 5.4系統は今後積極的な不具合の修正は行われない予定となっているため、今後はバージョン5.6系統もしくはバージョン5.5系統へのアップグレードが推奨されています。

なお、FileMaker Server 13では、FileMaker Server 13.0v5に更新することで、Windows版ではPHPのバージョンは5.5.16に、OS X YosemiteではPHPのバージョンは5.5.14に更新されます。

[関連]JVNDB-2014-007356: PHP の ext/standard/var_unserializer.re の process_nested_data 関数における任意のコードを実行される脆弱性(JVN iPedia - 脆弱性対策情報データベース)

Tag: Apache

Get(スクリーン倍率)関数

December 08, 2014

FileMaker Pro 13.0v4のリリースノートで明記されている「Get(スクリーン倍率)関数」は、画面の相対ピクセル密度に基づいた倍率に関する情報を返します。

2014年12月現在、この関数の戻り値は次の例のようになります。

・「1」:Retinaディスプレイ非搭載デバイスで実行した場合
・「2」:Retinaディスプレイを搭載したMacまたはiOSデバイスで実行した場合

なお、FileMaker ProでGet(スクリーン倍率)関数を利用するには、バージョン13.0v2以降が必要です。

[関連] ソフトウェア アップデート: FileMaker Pro 13.0v4 および FileMaker Pro 13.0v4 Advanced(FileMaker ナレッジベース)

(2014/12/09追記:関連記事へのリンクを追加し、iPhone 6 Plusで実行した場合の戻り値が3である旨の記述を削除しました。)

Tag: FileMaker

FileMaker Pro 13v4 アップデータとFileMaker Go 13.0.7が公開

November 28, 2014

ファイルメーカー社が「FileMaker Pro 13 および FileMaker Pro 13 Advanced v4 アップデータ」を公開しています。

このアップデータは、FileMaker Pro 13またはFileMaker Pro 13 Advancedをバージョン13.0v4に更新するものです。バージョン13.0v4では、OS X Yosemiteに対応している他、Get ( 変更されたフィールド ) 関数が変更されたフィールドの一覧を返さない場合がある問題や、OS Xで特定の条件において計算が間違って「?」に評価される問題等が修正されています。さらに、FileMaker Serverへのアップロード時に、暗号化通信が行われているか判別できるロックアイコンが表示されるようになっています。

FileMaker Go 13.0.7もApp Storeで公開されており、バーコードスキャン機能において新たにCodabar(NW-7)に対応しています。また、FileMakerネットワーク共有においてSHA-2版SSLサーバー証明書をサポートするようになっています。

[関連]FileMaker 製品でサポートされる SSL サーバ証明書の販売元と種類の一覧(FileMaker ナレッジベース)

Tag: FileMaker

Get(システムバージョン)関数とOS X Yosemite

November 06, 2014

FileMaker ProのGet(システムバージョン)関数は、現在のオペレーティングシステムのバージョンを返します。

OS X Yosemite v10.10の場合には、この関数の戻り値は「10.10」となります。この戻り値を数値として扱っている場合は「10.1」と同義になってしまうため、OS Xのバージョンを比較する式が意図しない結果となる場合があるので注意が必要です。

なお、FileMaker WebDirectの場合、Get(システムバージョン)関数は「<オペレーティングシステムまたはデバイス> <Web ブラウザー名> <ブラウザーバージョン>」という形式の文字列を返します。

[関連]Get(システムバージョン)関数(FAMLog)、FileMaker WebDirectとGet(システムバージョン)関数(FAMLog)

(2015/02/17追記:関連記事を追加・更新しました。)

Tag: FileMaker

PHP 5.6.0が公開

September 01, 2014

PHP 5.6.0」が公開されています。

PHP 5.6.0では、定数宣言などで式を使用可能とする定数のスカラー式がサポートされ、可変個引数の関数の実装に...演算子が使えるようになっています。その他、2GBより大きいサイズのファイルもアップロードできるようになり、phpdbgが標準搭載されるなど、数多くの新機能が追加されています。

なお、下位互換性のない変更点や推奨されなくなる機能もあるため、PHP 5.6に移行する場合には事前に移行ガイドを参照してからアップグレードを行う必要があります。

Tag: Apache

FileMaker Pro 13の新機能:OFFSET句およびFETCH FIRST句のサポート

June 26, 2014

FileMaker Pro 13では、SQLステートメントにおいてOFFSET句およびFETCH FIRST句が新たにサポートされています。

SQLは、リレーショナルデータベースからデータを照会・操作するために設計された問い合わせ言語です。FileMakerデータベースをODBCまたはJDBCデータソースとして使用する場合、およびSELECTステートメントのみがサポートされているExecuteSQL関数において使用します。

(使用例)
ExecuteSQL("SELECT id, title FROM blog OFFSET 10 ROWS FETCH FIRST 2 ROWS ONLY"; ","; "¶")

なお、OFFSET句およびFETCH FIRST句の詳細については「FileMaker 13 SQL リファレンスガイド」に記載されています。

Tag: FileMaker

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