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APPLE-SA-2011-10-11-1 iTunes 10.5
October 17, 2011
アップルから、「iTunes 10.5」の配布が開始されています。
Windows版において、WebKitやCoreFoundation、ColorSync、CoreAudio、CoreMedia、ImageIOに関するセキュリティ脆弱性が修正されているため、最新版への更新が推奨されます。Mac版については、OS X LionではOS X Lion v10.7.2にアップデートすることで、Mac OS X Snow LeopardではSecurity Update 2011-006を適用することで脆弱性が修正されるとのことです。
なお、iTunes 10.5では、新たにiOS 5搭載のiOSデバイスと同期できるようになっています。
Ruby 1.8.7のサポート終了時期
October 11, 2011
Ruby 1.8.7のサポート終了予定に関する詳細が発表されており、Ruby 1.8.7のメンテナンスは2012年6月に終了となり、セキュリティに関わる修正は2013年6月まで対応される予定となっています。
今後はRuby 1.9系統への移行が推奨されており、新規にRubyを導入する場合にはRuby 1.8.7ではなくRuby 1.9.2以降を利用するほうがよいでしょう。
なお、現時点(2011年10月)ではRuby 1.9系統の最新安定バージョンはRuby 1.9.2-p290です。バージョン1.9.3の開発も進められており、現在リリース候補版が公開されている状況です。
[関連]1.8.7の今後につきまして(オブジェクト指向スクリプト言語 Ruby)
OS X Lion ServerにはMySQLは付属せず
September 29, 2011
MySQLはオープンソースのデータベースソフトウェアですが、OS X Lion Serverには付属していません。
OS X Lion ServerではMySQLの代わりにPostgreSQLが付属しています。Mac OS X Server Snow LeopardでMySQLを使用していて、OS X Lion Serverにアップグレードした場合は、MySQLを別途インストールするか、データベースをPostgreSQLに移行する必要があります。
なお、MySQLのダウンロードとインストールの手順については、MySQL Community EditionのWebサイトに掲載されています。
OS X Lion ServerではServer Admin Toolsはオプションに
September 26, 2011
OS X Lion Serverを管理するにはServer AppもしくはServer Admin Tools 10.7を使用しますが、Server Admin Toolsは標準でOS X Lion Serverに組み込まれなくなりました。
Server Admin Tools 10.7は、アップルのサポートダウンロードページで入手可能です。Server Admin Tools 10.7には以下のソフトウェアが含まれています。
・Podcast Composer
・サーバ管理
・サーバモニタ
・システムイメージユーティリティ
・ワークグループマネージャ
・Xgrid Admin
なお、Server Admin Tools 10.6がMac OS XおよびMac OS X Server v10.6 Snow Leopardにインストールされており、OS X Lionにアップグレードまたは移行する場合、Server Admin Tools 10.6は、Lionとの互換性がないため自動的に削除されるようになっています。
Bento 4.0.6 for Mac インストーラが公開
September 21, 2011
Bento 4.0.6 for Macのインストーラがファイルメーカー社のWebサイトで公開されています。
Bento 4.0.6 for Macでは、いくつかの問題の修正とOS X LionおよびiCloudとの互換性のアップデートを提供します。なお、iOS版のBentoについても、iCloud互換のバージョン1.1.5が今月公開されています。
Bento 4 for Macの価格は税込4,300円で、ファミリーパックの価格は税込8,500円です。既存ユーザーには2011年9月21日から2011年11月18日までの期間限定でアップグレードリベート・オファーも用意されています。
APPLE-SA-2011-09-09-1 Security Update 2011-005
September 15, 2011
AppleからSecurity Update 2011-005が公開されています。
Security Update 2011-005は、Mac OS X v10.6.8、Mac OS X Server v10.6.8、OS X Lion v10.7.1およびOS X Lion Server v10.7.1向けに用意されているものです。なお、バージョン10.5.8用のアップデートは用意されていません。
本アップデートでは、DigiNotar社から不正な証明書が発行されていた問題に対処しており、DigiNotar社のルート証明書を削除することで不正に発行された証明書を悪用した攻撃に対応しているとのことです。
OS X Lion Serverでシステムリソースの割り当てを調整する
September 09, 2011
OS X Lion Serverでは、Server.appの「設定」セクションにある「システムリソースをサーバのサービスに専属的に割り当てる」というオプションを有効にすると、システムでサーバーのパフォーマンスが向上するよう調整されます。
上記オプションを有効にすると、ネットワーク、ファイル共有、Spotlight、その他いくつかのサービスが優先されて実行されるようになり、サーバーとしての動作のパフォーマンスが向上します。
コマンドラインでシステムリソースをサーバーのサービスに専属的に割り当てるように調整するには、Terminalで次のように入力します。
$ sudo defaults write /Library/Preferences/SystemConfiguration/com.apple.Boot "Kernel Flags" " serverperfmode=1"
(実際には1行で入力します)
なお、上記オプション設定の変更を有効にするには、再起動する必要があります。
[関連]Lion Server:「システムリソースをサーバのサービスに専属的に割り当てる」設定に関する追加情報(アップル)
OpenSSH 5.9が公開
September 08, 2011
SSHプロトコルを使用するネットワーク接続ツールのフリーな実装であるOpenSSHの新バージョン「OpenSSH 5.9」が公開されています。
OpenSSH 5.9では、実験的に特権分離の子プロセスが悪用されることを防ぐサンドボックス機構が追加された他、HMAC-SHA256に対応しています。不具合の修正も行われていますが、セキュリティに関連する修正は特に含まれていないとのことです。
なお、バージョン番号が当初間違っていたため、OpenSSH 5.9p1の配布ファイルが公開翌日に更新されています。
FileMaker カンファレンス 2011の事前登録受付が開始
September 07, 2011
2011年11月9日(水)と11月10日(木)にフォーシーズンズホテル椿山荘 東京で開催される「FileMaker カンファレンス 2011」のプログラム詳細が公開され、同時に事前登録の受付が開始されています。
今年のセッション参加は「フリーパス方式」を採用しているため、参加者は事前登録を済ませるだけで、当日は席に余裕がある限り、どのセッションにも自由に出入り可能です。FTSトラックは有料ですが、FTSトラック以外のセッションは無料です。なお、クロージングセッションは定員制(先着順)となっています。
2日目の11月10日(木)11時30分から開始予定のWebトラックのセッション「Webアプリケーションフレームワークを利用した効率的なカスタムWeb開発」ではスピーカーとしてFileMaker ServerのカスタムWeb公開についてのお話をします。是非お早めに事前登録のうえ当日ご来場ください。
2011年7月発売のMacBook AirとMac miniはインターネット復元機能を搭載
September 06, 2011
2011年7月に発売された新しいMacBook AirとMac miniは、インターネット復元機能を搭載しています。
OS X LionにはLionを復元する機能が備わっており、Macを起動しながらcommandキーとRキーを同時に押し続けると、復元用のボリュームに内蔵されているLionの復元機能が動き出し、各種ユーティリティを利用できます。
復元用のボリュームを利用できない場合や、起動時にcommandキーとoptionキー、およびRキーを同時に押し続けた場合には、インターネット経由でAppleのサーバーからLionの復元機能を直接ダウンロードして起動します。
なお、インターネット復元機能は、今後登場するすべてのMacに標準で搭載される予定となっています。
[関連]Lionのインターネット復元をサーバ版で試す(msyk's blog)