FAMLog
curl 7.79.0が公開
September 21, 2021
curl 7.79.0が2021年9月中旬に公開されています。
curlは、さまざまな通信規格に対応しているデータ転送ソフトウェアであり、Claris FileMakerでも利用されています。curl 7.79.0では3点のセキュリティ脆弱性が修正されています。
なお、バージョン16以降のClaris FileMakerでは[URL から挿入]スクリプトステップでさまざまなcURLオプションを指定できるようになっています。Claris FileMaker Pro 19.3.1およびClaris FileMaker Server 19.3.1ではcurlが更新されており、curl 7.76.0が使用されるようになっています。
OpenSSL 3.0.0が公開
September 09, 2021
通信暗号化ライブラリとして広く利用されているOpenSSLの新バージョンであるOpenSSL 3.0.0が公開されています。
内部アーキテクチャーが刷新されているOpenSSL 3.0.0では、FIPS 140-2に準拠する新しいFIPSモジュールが組み込まれています。ライセンスが変更されており、OpenSSL 3.0.0ではApache License, Version 2.0に変更されています。
OpenSSLのバージョン1.0.2系統はすでにサポートが終了しているため、今後はバージョン1.1.1系列もしくはバージョン3.0.0系列を通常は利用する必要があります。なお、バージョン1.1.1系列のサポートは2023年9月11日に終了する予定となっています。
curl 7.78.0が公開
September 06, 2021
curl 7.78.0が2021年7月下旬に公開されています。
curlは、さまざまな通信規格に対応しているデータ転送ソフトウェアであり、Claris FileMakerでも利用されています。curl 7.78.0では5点のセキュリティ脆弱性が修正されています。
なお、バージョン16以降のClaris FileMakerでは[URL から挿入]スクリプトステップでさまざまなcURLオプションを指定できるようになっています。Claris FileMaker Pro 19.3.1およびClaris FileMaker Server 19.3.1ではcurlが更新されており、curl 7.76.0が使用されるようになっています。
[関連]curl 7.76.0が公開(FAMLog)
Claris FileMaker Server 19.3.1の新機能:Ubuntuのサポート
August 30, 2021
Linux版のClaris FileMaker Server 19.3.1ではUbuntuがサポートされるようになっています。
現時点ではUbuntu 20.04 LTSはサポートされておらず、Ubuntu Server 18.04 LTSがサポートされています。Ubuntu 18.04 LTS Desktopは、FileMaker Server 19.3と互換性がありますが、完全には検証されていないとのことです。実際に運用する場合にはUbuntu Server 18.04 LTSの利用が推奨されます。
RAMの最低要件はmacOS版やWindows Server版と同様に8GBです。ストレージについては、ソリッドステートドライブ(SSD)の使用が推奨されており、ファイルサイズに依存しますが500GB以上必要、そしてストレージの空き容量は20%以上必要という条件となっています。
[関連]Claris FileMaker Server 19.3.1の提供が開始(FAMLog)、FileMaker Server for LinuxがサポートするLinuxディストリビューションが変更(FAMLog)、Ubuntu 18.04 LTSの標準サポート終了予定日(FAMLog)
PHP 7.3.30、PHP 7.4.23およびPHP 8.0.10が公開
August 27, 2021
PHP 7.3.30、PHP 7.4.23およびPHP 8.0.10が公開されています。
PHP 7.3.30、PHP 7.4.23およびPHP 8.0.10ではそれぞれセキュリティ脆弱性の修正が行われています。PHP 7.3系列のアクティブサポートは2020年12月にすでに終了しており、重大なセキュリティに関わる修正が行われるセキュリティサポートは2021年12月6日までの予定となっています。
なお、PHP 7.4は2022年11月28日まで、PHP 8.0は2023年11月26日までセキュリティ修正が継続される予定となっています。
OpenSSL 1.1.1lが公開
August 25, 2021
OpenSSL 1.1.1lが公開されています。
OpenSSLは通信暗号化ライブラリとして広く利用されているオープンソースソフトウェアです。OpenSSL 1.1.1lでは、2点のセキュリティ脆弱性(CVE-2021-3711およびCVE-2021-3712)が修正されています。
OpenSSLは現在バージョン3.0系統の開発も進められており、バージョン1.1.1系統の次のバージョンはバージョン3.0になる予定となっています。なお、OpenSSL 1.1.0およびOpenSSL 1.0.2はサポートが終了しているため、現状はバージョン1.1.1系列にアップグレードする必要がある状況です。
[関連]JVNVU#99612123: OpenSSL に複数の脆弱性(Japan Vulnerability Notes)
FileMaker選手権 2021が開催
August 19, 2021
総合情報ニュースサイトのマイナビニュースが「FileMaker選手権 2021」を開催すると発表しています。
FileMaker選手権 2021は、ローコード開発プラットフォームであるClaris FileMakerを使用して作成したオリジナルのカスタム Appを募集するコンテストです。この選手権は、2006年、2009年、2010年、2014年および2020年にも開催されていました。今回のエントリー期間は2021年8月26日から2021年10月13日までとなっており、iPhoneもしくはiPad用のレイアウトを作成することが必須となっています。
入賞者にはMacBook ProやMacBook Airをはじめとした賞品が用意されており、受賞作品の発表は2021年11月の予定となっています。
fmcsadmin 1.3.0を公開
August 17, 2021
fmcsadmin 1.3.0を公開しました。
fmcsadminはコマンドラインインターフェース(CLI)でClaris FileMaker Admin APIを手軽に操作できるようにするツールであり、Claris FileMaker Serverに付属するfmsadminコマンドと同様の使い勝手を実現します。Claris FileMaker Server 18以降およびFileMaker Cloud for AWS 1.18に対応しており、ライセンスはMITライセンスです。
Appleシリコン搭載Mac、Ubuntu 18.04 LTSおよびFileMaker Server 19.3に対応したfmcsadmin 1.3.0では、FileMaker Server 19.3.1以降を利用している場合にデータベースファイルを取り除くREMOVEコマンドを利用できるようになっています。また、FileMaker Server 19.3.2以降を利用している場合に、Claris FileMaker Data APIでオブジェクトデータを要求する際に利用するストリーミングURLのセキュリティ設定を確認および変更できるようになっています。
[関連]Claris FileMaker Server 19.3.1の提供が開始(FAMLog)、Claris FileMaker Server 19.3.2の提供が開始(FAMLog)
PHP 7.4.22とPHP 8.0.9が公開
August 04, 2021
PHP 7.4.22とPHP 8.0.9が公開されています。
PHP 7.4.22とPHP 8.0.9では不具合の修正が行われています。PHP 7.3系列のアクティブサポートは2020年12月にすでに終了しており、重大なセキュリティに関わる修正が行われるセキュリティサポートは2021年12月6日までの予定となっています。
なお、PHP 7.4は2022年11月28日まで、PHP 8.0は2023年11月26日までセキュリティ修正が継続される予定となっています。
Claris FileMaker Server 19.3がUniversal Binaryであるか調べる方法 (2)
July 09, 2021
fileコマンドでClaris FileMaker Server 19.3がUniversal Binaryであるか調べられますが、fileコマンドだけでなくlipoコマンドを使用しても同様にUniversal Binaryであるか調べることができます。
[実行例]
% cd "/Library/FileMaker Server/Database Server/bin/"
% lipo -info fmserverd
[実行結果(Universal Binaryである場合)]
Architectures in the fat file: fmserverd are: x86_64 arm64
[実行結果(Universal Binaryでない場合)]
Non-fat file: fmserverd is architecture: x86_64
lipoコマンドの詳細はmanページに記載されており、下記のコマンドで参照することができます。
% man lipo
[関連]Claris FileMaker Server 19.3がUniversal Binaryであるか調べる方法 (1)(FAMLog)