FAMLog
FileMaker Pro 8.5の新機能:レイアウトオブジェクトの名前付け
September 25, 2006
FileMaker Pro 8.5では、新たにレイアウトオブジェクトの名称を設定できるようになっています。
情報パレット(旧名:サイズパレット)を使用して、レイアウトオブジェクト(ボタン、ポータル、タブなど)に名前を割り当てて、スクリプトでレイアウトオブジェクトに関する情報を参照することができます。
バージョン8.5で新しく追加された関数やスクリプトステップを併用することで、例えば以下のようなスクリプトを記述することが可能です。
・特定のレイアウトオブジェクトにフォーカスを移動
・レイアウトオブジェクトに関する各種情報の取得
・Webビューアの動作制御
FileMaker Pro 8.5の新機能:Webビューア
September 21, 2006
FileMaker Pro 8.5では、「Webビューア」と呼ばれる機能が新機能として追加されています。
この機能により、FileMaker Pro 8.5およびFileMaker Pro 8.5 Advancedにおいて、FileMaker Proのレイアウト上に直接Webのページやコンテンツを表示できるオブジェクトを配置することができます。フィールドの値や計算式の結果を用いて接続先のURLを指定することもでき、Webビューアを使用して任意のWebサイトにアクセスすることができます。さらに、Webに関連する各種技術を活用することができるため、アイデア次第でさまざまな応用が可能です。
なお、Webビューアでインターネット上のコンテンツを表示させる場合には、インターネット接続が必要です。
FileMaker Pro 8.5はFileMaker Pro 7のファイルフォーマットを踏襲
August 24, 2006
FileMaker Pro 8.5のデータファイルフォーマットは、バージョン7およびバージョン8のファイルフォーマットを踏襲しています。同じファイルフォーマットであるため、FileMaker Pro 8.5では、FileMaker 7およびFileMaker 8のデータベースファイルを変換することなくそのまま開くことが可能です。
ただし、FileMaker Pro 8.5では新しい機能や関数が追加されているため、FileMaker Pro 8.5の新機能を利用して作成されたデータベースファイルをFileMaker Pro 7(FileMaker Developer 7)やFileMaker Pro 8(FileMaker Pro 8 Advanced)で開いた場合には、該当部分が正常に動作しないことが推測されます。
FileMaker Pro 8.5で開いたり、作成したデータベースファイルを、バージョン8以下のFileMaker Proを使ってレイアウトやデータベース定義に関連する部分を変更しないことが推奨されるでしょう。
FileMaker Web News:第8回 2006年7月号
July 14, 2006
書籍「FileMaker Server カスタムWebテクニック」に関する出版後の情報を補足することを主目的とした「FileMaker Web News」第8回目をお届けします。
■FileMaker, Inc.が「FileMaker Pro 8.5」を発表
「FileMaker Pro 8.5」および「FileMaker Pro 8.5 Advanced」が2006年7月10日(米国時間)に米国で発表されました。バージョン8.5では、FileMakerのレイアウト内で任意のWebページを表示できるオブジェクトである「FileMaker Webビューア」が新機能として追加されていて、Mac版では共にユニバーサルアプリケーションとしてIntelベースのMacに対応しています。
[関連]FileMaker Pro 8.5 & FileMaker Pro 8.5 Advanced(FAMLog)
■FileMaker Server 8v4 アップデータ
「FileMaker Server 8v4 アップデータ」と「FileMaker Server 8v4 Advanced Web公開エンジンアップデータ」が公開されました。これにより、FileMaker Server 8およびWeb公開エンジンの最新版はバージョン8v4(8.0v4)となっています。
[関連]FileMaker Server 8v4 アップデータ(FAMLog)、FileMaker Server 8v4 Advanced Web公開エンジンアップデータ(FAMLog)
(2007/01/08追記:リンク先のページがなくなっていたので、リンクを一部削除しました。)
(2008/03/15追記:カテゴリーをBookからNewsに変更しました。)
-lay.responseクエリー引数
June 22, 2006
-lay.responseクエリー引数は、FileMaker Server AdvancedのカスタムWeb公開において、リクエストの処理に使用するレイアウトとは異なるレイアウトを利用して応答データを出力させる場合に使用します。
(使用例)
-db=employees&-lay=Budget&Salary=100000&Salary.op=gt&-find
例えば、ある特定のフィールド(上記例では「Salary」フィールド)を検索対象にしたいが、そのフィールドのデータを出力する必要がない場合などに使用できます。ソーステーブルが違うレイアウトでも指定することは一応可能ですが、-lay.responseクエリー引数による処理が発生するまでにどこかでエラーが発生すると、途中で処理が中断され、-lay.responseクエリー引数の指定が無効になってしまいます。通常は、ソーステーブルが同じレイアウトを指定するとよいでしょう。
-lay.response引数が含まれていない場合は、リクエストの処理時も、応答の処理時も、-layクエリー引数で指定されているレイアウトが使用されます。ただし、意図しないレイアウトが指定されることを防止するために、常に-lay.responseクエリー引数の値を指定するようにしておくことが大事です。
-layクエリー引数
June 21, 2006
-layクエリー引数は、FileMaker Server AdvancedのカスタムWeb公開において、FileMakerデータベースのレイアウトを指定する際に使用します。
-layクエリー引数の値にはリクエストの処理に使用するレイアウトの名前を指定します。基本的に、FileMaker ServerとWeb公開エンジンは、-layクエリー引数で指定されたレイアウトの情報を基にXMLデータを生成します。
-dbnames、-layoutnames、-scriptnamesおよび-process以外のすべてのクエリーコマンドで必須となるクエリー引数であり、-dbクエリー引数と同様に、FileMakerクエリー文字列に必ず含まれる引数であると言えます。
第12回「FileMaker Fun Night!」のお知らせ
June 05, 2006
2006年6月10日(土)に行われる、セブンズドアが毎月Apple Store, Ginzaで開催しているFileMakerユーザー向けイベント「FileMaker Fun Night!」で、ゲストとしてFileMaker 7/8のカスタムWeb公開機能についてのお話をします。
今回は、カスタムWeb公開の仕組み、レイアウトとデータの関係、セキュリティ面での注意点など、XSLTを使用したカスタムWeb公開においておさえておきたい基本やTipsを紹介する予定です。
参加にあたっては特に申し込みの必要はありませんので、ご興味のある方は以下の場所に直接おいでください。
第12回 FileMaker Fun Night!「これは知っておきたいカスタムWebの基本」
開催日時:2006年6月10日(土)18:00〜19:00
開催場所:Apple Store, Ginza 3Fシアタールーム
http://www.apple.com/jp/retail/ginza/map/
参加費:無料(登録も不要です)
詳細は下記URLのページをご覧ください。
http://www.sevensdoor.com/news20060610.html
(2006/06/07追記:セブンズドアによるプレスリリースのページへのリンクを追加しました。)
(2021/03/07追記:リンク先のページがなくなっていたので、リンクを削除しました。)
FileMaker 8 インスタントWeb公開の新機能と改善点 (6)
April 13, 2006
FileMaker 8のインスタントWeb公開機能では、FileMakerのレイアウトで定義されているタブ順の設定が反映されるようになっています。
バージョン8では、内部的にHTMLのtabindex属性が使われることで、Webブラウザーにおいても、フィールドを移動する際のタブ順設定が反映されるようになりました。
ボタンおよびタブコントロールもタブで移動することが一応可能ですが、インスタントWeb公開では、WindowsのInternet Explorer 6.0でのみ使用可能であり、その他のWebブラウザーではこの機能がサポートされていません。また、Windows版Internet Explorerを使用しても、FileMakerのレイアウトで定義した順番が、ボタンおよびタブコントロールにも反映されるわけではないという制限事項があります。
その他にも、フィールドへの入力が禁止されていない限り、タブ順から除外したフィールドにも移動できることや、ステータスエリアもタブ順に含まれるため、ステータスエリアを使用できないようにする必要が生じる場合もある、などといった注意点があります。
FileMaker 8 インスタントWeb公開の新機能と改善点 (3)
March 29, 2006
FileMaker Pro 8 Advancedの新機能の1つに「ポップアップヘルプ」がありますが、この機能もインスタントWeb公開で使用できます。
ポップアップヘルプは、レイアウト上の任意のオブジェクトに設定することができ、カーソルをオブジェクトの上に置いたときに、決まった文字列や計算式の結果を表示することができます。
ただし、ポップアップヘルプの内容は、Webページが読み込まれたときに更新される仕様になっているため、画面遷移なしでは内容は更新されません。
FileMaker Pro 8 Advancedの新機能:ポップアップヘルプ
March 06, 2006
FileMaker Pro 8 Advancedでは、「ポップアップヘルプ」と呼ばれる機能が新機能として追加されています。
ポップアップヘルプは、レイアウト上の任意のオブジェクトに設定することができ、カーソルをオブジェクトの上に置いたときに、決まった文字列や計算式の結果を表示することができます。
ポップアップヘルプの追加、編集および削除にはFileMaker Pro 8 Advancedが必要ですが、通常版のFileMaker Pro 8でも使用することができます。また、ポップアップヘルプはWeb互換の機能であり、インスタントWeb公開でも利用できます。
(2007/01/08追記:リンク先のURLを変更しました。)
(2009/04/03追記:リンク先のページがなくなっていたので、リンクを削除しました。)