FAMLog
WordPress 6.3.1が公開
August 30, 2023
WordPress 6.3.1が公開されています。
WordPressはブログから高機能なサイトまで作ることができるオープンソースソフトウェアです。バージョン6.3.1では、コアに関する4件の不具合修正とブロックエディターに関する6件の不具合修正が行われています。WordPressはバージョン6.4系統の開発も進められており、現在のところWordPress 6.4は2023年11月に公開される予定となっています。
なお、FMPress Formsを使用すると、Contact Form 7で作成したWebフォームから送信されたデータをサーバー上で共有されているFileMakerデータベースに登録できるようになります。無料で利用可能なFMPress Formsは、WordPressの公式プラグインディレクトリからダウンロードできます。
Claris FileMaker Server 2023の変更点:スクリプトイベントログの保存先
August 29, 2023
Claris FileMaker Server 2023では、FileMaker Serverで実行されるスクリプトのスクリプトイベントに関するログはEvent.logファイルではなくscriptEvent.logファイルに主に保存されるようになっています。
データベースサーバーの再起動が必要となりますが、以前の挙動に戻してEvent.logファイルに保存するように変更するにはfmsadminコマンドを使用します。
[実行例]
% fmsadmin set serverprefs ScriptLogToEventLog=true
なお、scriptEvent.logファイルについては、Claris FileMaker Server Admin Consoleのログビューア上において表示やダウンロードも可能です。
[関連]Claris FileMaker Server 2023の新機能:[エラーログ設定]スクリプトステップのサポート(FAMLog)
Claris FileMaker Server 2023の改善点:共有データベースファイルの最大数
August 24, 2023
Claris FileMaker Server 2023では、1つのサーバーで同時にホストできるデータベースファイルの最大数が125から256に増加しています。
fmsadminコマンドやClaris FIleMaker Admin APIを使用して当該最大数を調整することも可能であり、1から256までの範囲で値を調整することができます。
fmsadminコマンドを使う場合には、GETコマンドを使うことで同時にホストできるデータベースファイルの最大数に関する設定情報を取得することができ、SETコマンドを使うことで当該最大数の設定を変更することが可能です。
[使用例]
% fmsadmin get serverconfig HostedFiles
% fmsadmin set serverconfig HostedFiles=256
WordPress 6.3が公開
August 16, 2023
WordPress 6.3が2023年8月上旬に公開されています。
WordPressはブログから高機能なサイトまで作ることができるオープンソースソフトウェアです。PHP 5のサポートが終了したWordPress 6.3では、手動アップデートに失敗して何か問題が発生した場合に、以前にインストールしたプラグインやテーマのバージョンを自動復元するようになっています。
なお、FMPress Formsを使用すると、Contact Form 7で作成したWebフォームから送信されたデータをサーバー上で共有されているFileMakerデータベースに登録できるようになります。無料で利用可能なFMPress Formsは、WordPressの公式プラグインディレクトリからダウンロードできます。
macOS版Claris FileMaker Server 2023の動作環境
June 19, 2023
macOS版のClaris FileMaker Server 2023はmacOS Monterey 12とmacOS Ventura 13をサポートしています。
macOS Big Sur 11やmacOS Catalina 10.15、macOS Mojave 10.14はサポートされておらず、RAMの最低要件はバージョン19と同様に8GBです。ストレージについては、ソリッドステートドライブ(SSD)の使用が推奨されており、ファイルサイズに依存しますが512GB以上必要、そしてストレージの空き容量は20%以上必要という条件となっています。
RAMが8GBである場合にはClaris FileMaker WebDirectの許容量は50ユーザーと明記されており、100ユーザーでFileMaker WebDirectを利用したい場合には32GB以上のRAMを搭載したMac Studioを使用することが推奨されています。なお、FileMaker WebDirectのクライアント数が101以上の場合にサーバーを複数台構成にすることが推奨されていますが、接続数の上限は、ハードウェアの構成やカスタム Appのデザイン、ライセンス、サブスクリプションなどによって制限される可能性があります。
[関連]macOS版Claris FileMaker Server 19の動作環境(FAMLog)
Claris FileMaker Pro 2023の新機能:バージョン20.1.1で追加されたスクリプトステップ
June 15, 2023
Claris FileMaker Pro 2023では、次のスクリプトステップが新しく追加されています。
・コールバックを使用してサーバー上のスクリプト実行
・Claris Connect フローをトリガ
Claris FileMaker 2023の販売開始と同時にClaris Connectの無料利用枠が新たに用意されるようになっており、[Claris Connect フローをトリガ]スクリプトステップを使用することでより容易にClaris Connectと連携できるようになります。
また、[コールバックを使用してサーバー上のスクリプト実行]スクリプトステップを使用すると、サーバー上で指定されたスクリプトの実行が完了した後に、別の指定されたスクリプトをローカルで実行させることができます。
[関連]Claris FileMaker 2023の提供が開始(FAMLog)
FMプランがClaris FileMaker 2023に対応
June 14, 2023
エミックが提供しているClaris FileMaker Server対応ホスティングサービスであるFMプランで2023年5月下旬よりClaris FileMaker 2023に対応しました。
Claris FileMaker Server 2023の運用環境を利用できるFMプランネクストシリーズは、FMプランネクストプラス[月額29,800円(税別)]およびFMプランネクストプロ[月額45,000円(税別)]の2つのプランから構成されます。各プランではClaris FileMaker Server for Linuxを利用してデータベースサーバーを運用しますが、同サービスのサーバー上で稼働させるFileMaker Serverのライセンスが別途必要になります。
なお、Claris FileMaker 19.4は2023年12月にサポートが終了する予定となっているため、2024年1月以降においてサポートされるFileMaker製品はバージョン19.5以降となります。FileMaker製品のサポートポリシーでは提供開始日から2年経過すると当該バージョンのサポートを終了するようになっているため、この機会にFileMaker製品のバージョンアップやFileMaker 2023に対応したFMプランへの変更をご検討およびご計画ください。
fmcsadmin 2.1.0を公開
May 17, 2023
Claris FileMaker Server 19.6およびmacOS Ventura 13に対応したfmcsadmin 2.1.0を公開しました。
fmcsadminは、Claris FileMaker Admin APIを用いて実装されたサーバー管理者向けコマンドラインツールであり、FileMaker Serverに付属する純正のfmsadminコマンドにはないリモート管理機能を備えています。fmcsadmin 2.1.0では、PKI(パブリックキーインフラストラクチャ)での認証をサポートするための-iオプションを新たに追加しました。
fmcsadminはオープンソースソフトウェアとしてGitHubで公開しています。fmcsadmin 2.1.0のライセンスはApache License, Version 2.0であり、無料でご利用いただくことが可能です。
[関連]Claris FileMaker Server 19.6.1の提供が開始(FAMLog)
Apache HTTP Server 2.4.57が公開
April 12, 2023
Apache HTTP Server 2.4.57が2023年4月上旬に公開されています。
Apache HTTP ServerはオープンソースのWebサーバーソフトウェアです。バージョン2.4.57では、mod_proxy、mod_http2、mod_rewriteおよびmod_mimeの不具合が修正されており、バージョン2.4.56での変更に起因するmod_rewriteの不具合も修正されています。
なお、macOSおよびUbuntu 18.04向けのClaris FileMaker ServerではWebサーバーにApache HTTP Serverが内部的に使用されていますが、Ubuntu 20.04ではWebサーバーとしてApache HTTP Serverの代わりにnginxが使用されるようになっています。
[関連]Apache HTTP Server 2.4.56が公開(FAMLog)
Claris プラットフォームではClaris IDが必要
March 13, 2023
Claris プラットフォームの各製品を使用するにはClaris IDが必要です。
2023年3月現在、Claris プラットフォームでサポートされている認証方式はClaris ID アカウントのみとなっていて、ファイルアカウントや外部 IdP アカウント、OAuth アカウント、外部サーバーアカウントは現在のところサポートされていない状況となっています。
なお、Claris プラットフォームが今後日本国内で正式に販売が開始される予定となっていますが、2023年3月13日時点ではClaris ProやClaris Studioは日本国内では正式に販売が開始されていない状況です。
[関連]Claris Goの提供が開始(FAMLog)、Claris プラットフォームではファイル形式が変更(FAMLog)