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FileMaker Pro 8.5一目瞭然

December 07, 2006

FileMaker Pro 8.5の入門書およびリファレンス書として活用できる書籍「FileMaker Pro 8.5一目瞭然」が2006年11月下旬に発売されています。

この書籍は「FileMaker Pro 8一目瞭然」の内容が一部加筆修正されたバージョン8.5対応の改訂版です。フィールド定義やデータ入力などの初歩から、ルックアップおよびリレーションシップの設定などの応用事項まで解説されており、新たにWebビューアに関する内容が追加されています。

定価:3,360円(税込)
サイズ:B5変型
ページ数: 520
著者:西村 勇亮(にしむら ゆうすけ)
出版社:ビー・エヌ・エヌ新社
ISBN:4-86100-439-X[Amazon.co.jpで購入...

(2006/12/10追記:ISBNの「X」を小文字から大文字に修正しました。)

Tag: FileMaker

FileMaker Pro 8.5の新機能:値一覧と索引一覧でのソート順の指定

October 25, 2006

FileMaker Pro 8.5では、[値一覧に使用するフィールドの指定]ダイアログボックスと[索引一覧]ダイアログボックスにおいて、ソート順の基準とする言語を指定できる機能が追加されています。

[値一覧に使用するフィールドの指定]ダイアログボックスにおいて、ソート順の基準とする言語設定を変更すると、値一覧の値の表示順が変更されます。例えば、同ダイアログボックスで「次の条件で値をソートしなおす」にチェックをつけて、言語設定として「Unicode」を指定すると、大文字の「Z」が小文字の「a」より先に表示されるようになります。

なお、[索引一覧]ダイアログボックスにおいて、再ソートされた索引は[索引一覧]ダイアログボックスが表示されている間のみ有効です。後でこのダイアログボックスを開いたときには、ソート順は記憶されず元に戻るようになっています。

Tag: FileMaker

FileMaker Pro 8.5の新機能:Webビューア

September 21, 2006

FileMaker Pro 8.5では、「Webビューア」と呼ばれる機能が新機能として追加されています。

この機能により、FileMaker Pro 8.5およびFileMaker Pro 8.5 Advancedにおいて、FileMaker Proのレイアウト上に直接Webのページやコンテンツを表示できるオブジェクトを配置することができます。フィールドの値や計算式の結果を用いて接続先のURLを指定することもでき、Webビューアを使用して任意のWebサイトにアクセスすることができます。さらに、Webに関連する各種技術を活用することができるため、アイデア次第でさまざまな応用が可能です。

なお、Webビューアでインターネット上のコンテンツを表示させる場合には、インターネット接続が必要です。

Tag: FileMaker

-lay.responseクエリー引数

June 22, 2006

-lay.responseクエリー引数は、FileMaker Server AdvancedのカスタムWeb公開において、リクエストの処理に使用するレイアウトとは異なるレイアウトを利用して応答データを出力させる場合に使用します。

(使用例)
-db=employees&-lay=Budget&Salary=100000&Salary.op=gt&-find&-lay.response=ExecList

例えば、ある特定のフィールド(上記例では「Salary」フィールド)を検索対象にしたいが、そのフィールドのデータを出力する必要がない場合などに使用できます。ソーステーブルが違うレイアウトでも指定することは一応可能ですが、-lay.responseクエリー引数による処理が発生するまでにどこかでエラーが発生すると、途中で処理が中断され、-lay.responseクエリー引数の指定が無効になってしまいます。通常は、ソーステーブルが同じレイアウトを指定するとよいでしょう。

-lay.response引数が含まれていない場合は、リクエストの処理時も、応答の処理時も、-layクエリー引数で指定されているレイアウトが使用されます。ただし、意図しないレイアウトが指定されることを防止するために、常に-lay.responseクエリー引数の値を指定するようにしておくことが大事です。

Tag: FileMaker

FileMaker Pro 8におけるフィールド数の上限

June 06, 2006

FileMakerにおける1ファイルあたりのフィールド数の上限は、ファイルメーカーPro 6ではおよそ5900でしたが、FileMaker Pro 8では合計で2億5千6百万となっています。

FileMaker Pro 8のデータファイルフォーマットは、バージョン7と同じフォーマットであるため、FileMaker Pro 7もバージョン8と同様の仕様です。

なお、ファイルメーカーPro 6におけるフィールド数の上限である5900は目安であり、実際にはフィールド名の長さによりその上限値は変わります。

[関連]Technical Specifications Of FileMaker Pro 5.5Technical Specifications Of FileMaker Pro 7Technical Specifications of FileMaker Pro 8 and FileMaker Pro 8 Advanced
(FileMaker Knowledge Base)

Tag: FileMaker

FileMaker 8v3 アップデータ

April 26, 2006

ファイルメーカー社が、「FileMaker Pro 8v3 アップデータ」と「FileMaker Pro 8v3 Advanced アップデータ」、「FileMaker Server 8v3 アップデータ」、および「FileMaker Server 8v3 Advanced Web公開エンジン アップデータ」の提供を開始しています。

バージョン8.0v3では、バージョン7または8.0v1のクライアントが、バージョン8.0v2のホストに接続している場合に、非保存の計算フィールドに対して検索を実行するとレコードセット全体が返されてしまう問題が解決されています。

なお、FileMaker Pro 8v3およびFileMaker Pro 8v3 AdvancedをFileMaker Server 8と組み合せて日本語を使用する場合には、FileMaker Server 8を必ずFileMaker Server 8v3にアップデートする必要があります。

(2007/01/08追記:リンク先のURLを変更しました。)

Tag: FileMaker

FileMaker 8 インスタントWeb公開の新機能と改善点 (6)

April 13, 2006

FileMaker 8のインスタントWeb公開機能では、FileMakerのレイアウトで定義されているタブ順の設定が反映されるようになっています。

バージョン8では、内部的にHTMLのtabindex属性が使われることで、Webブラウザーにおいても、フィールドを移動する際のタブ順設定が反映されるようになりました。

ボタンおよびタブコントロールもタブで移動することが一応可能ですが、インスタントWeb公開では、WindowsのInternet Explorer 6.0でのみ使用可能であり、その他のWebブラウザーではこの機能がサポートされていません。また、Windows版Internet Explorerを使用しても、FileMakerのレイアウトで定義した順番が、ボタンおよびタブコントロールにも反映されるわけではないという制限事項があります。

その他にも、フィールドへの入力が禁止されていない限り、タブ順から除外したフィールドにも移動できることや、ステータスエリアもタブ順に含まれるため、ステータスエリアを使用できないようにする必要が生じる場合もある、などといった注意点があります。

Tag: FileMaker

第9回「FileMaker Fun Night!」イベントレポート

April 11, 2006

セブンズドアが、毎月Apple Store, Ginzaで行っているイベント「FileMaker Fun Night!」のレポートを更新しています。

2006年4月8日に行われた第9回のイベントレポートが追加されており、リレーションシップやFileMaker Server利用時のグローバルフィールドに関する話題を中心として、FileMakerでデータベース構築を行う際の定番的な落とし穴とその回避方法が紹介されています。

次回は、「開発事例シリーズ2 よくある業務系」というテーマで、2006年5月14日(日)17:00-18:00に同イベントが開催される予定になっています。

(2007/01/07追記:リンク先のURLを一部変更しました。)

(2021/01/20追記:リンク先のページがなくなっていたので、リンクを削除しました。)

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FileMaker 8 インスタントWeb公開の新機能と改善点 (2)

March 28, 2006

FileMaker Pro 8の新機能の1つに「ドロップダウンカレンダー」がありますが、インスタントWeb公開でもこの機能を使用できます。

データベースでドロップダウンカレンダーを使用するようにフィールドの設定をすると、FileMaker Proの場合と同様に、ブラウズモードまたは検索モードでカレンダーを利用して日付を選べるようになります。

ただし、FileMaker Proの場合とインスタントWeb公開の場合とではドロップダウンカレンダーの外見や機能が一部異なります。インスタントWeb公開では、月を選択するポップアップメニュー(FileMaker Proではカレンダー上部をクリックすると利用可能)や、今日の日付を選択するボタンを利用できません。

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FileMaker Pro 8の新機能:バージョン8で追加されたスクリプトステップ一覧

March 23, 2006

FileMaker 8では、スクリプトステップが新しく追加されると共に、一部のスクリプトステップの機能も強化されています。

バージョン8で追加されたスクリプトステップ一覧は下記の通りです。

・変数を設定
・レコードをExcelとして保存
・レコードをPDFとして保存
・メニューセットのインストール

また、バージョン8では、下記のスクリプトステップの機能が改善もしくは強化されています。

・関連レコードへ移動
・レコードのエクスポート
・メールを送信
・ウインドウを選択
・現在のスクリプト終了

その他にも、フィールドを選択するオプションのあるスクリプトステップにおいて、繰り返しフィールドの繰り返し位置を計算式で指定できるようになっています。

[関連](イベントレポート)FileMaker 8 ワークショップ:関数・スクリプト機能を使いこなそう(sevensdoor.com)

(2021/03/07追記:リンク先のページがなくなっていたので、リンクを削除しました。)

Tag: FileMaker

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