FAMLog
Apache HTTP ServerでDigest認証を利用する際の注意点 (2)
February 19, 2010
Apache HTTP Server 2.2.14と、Windows VistaおよびWindows 7のInternet Explorer間でDigest認証が正常に機能しない場合があります。
AuthorizationヘッダーがInternet Explorerから送出されないことで上記環境でDigest認証に失敗している場合には、Apache HTTP Serverのmod_auth_digest.cのソースコードを一部変更することで対処が可能です。
Apache HTTP Server 2.2.14の場合には、mod_auth_digest.cの1302行目において、apr_table_mergen関数の代わりにapr_table_setn関数を利用するように変更することでDigest認証が正常に動作するようになります。
[参考]Apache 2.2.14 と IE(Vista/7) での Digest認証失敗(SHIROUZU Personal Log)
第55回「FileMaker Fun Night!」イベントレポートが公開
February 16, 2010
セブンズドアが、毎月Apple Store, Ginzaで行っているイベント「FileMaker Fun Night!」のレポートを更新しています。
2010年1月16日に行われた第55回のイベントレポートが追加されており、取得関数やインポート/エクスポートなどに関する情報が紹介されています。
次回は、「条件付書式の掘り下げ検証」というテーマで2010年2月20日(土)18:00-19:30に同イベントが開催される予定になっています。なお、同イベントは参加費および事前申し込みは共に不要です。
第54回「FileMaker Fun Night!」イベントレポートが公開
February 10, 2010
セブンズドアが、毎月Apple Store, Ginzaで行っているイベント「FileMaker Fun Night!」のレポートを更新しています。
2009年12月19日に行われた第54回のイベントレポートが追加されており、カスタム関数やテキスト関数などに関する情報が紹介されています。
次回は、「条件付書式の掘り下げ検証」というテーマで2010年2月20日(土)18:00-19:30に同イベントが開催される予定になっています。なお、同イベントは参加費および事前申し込みは共に不要です。
INTER-Mediator
January 13, 2010
新居雅行氏がFileMaker Server対応のWebアプリケーションフレームワーク「INTER-Mediator」を公開しています。
INTER-Mediatorは、オープンソースのWebアプリケーションフレームワークで、MITライセンスで提供される予定であるとのことです。FileMaker ServerのXMLを使用したカスタムWeb公開機能を利用する前提のソフトウェアであり、内部的にはFX.phpを利用してFileMaker Proデータベースと接続します。
INTER-Mediatorの利用にはPHPが必要であり、一定のルールに基づいて記述されたHTMLのヘッダー内でPHPの関数を1つ呼び出すことでデータベース連動が可能なように工夫されています。
[関連]New Style Web App Framework(FX.php List)
第53回「FileMaker Fun Night!」イベントレポートが公開
December 14, 2009
セブンズドアが、毎月Apple Store, Ginzaで行っているイベント「FileMaker Fun Night!」のレポートを更新しています。
2009年11月14日に行われた第53回のイベントレポートが追加されており、FileMakerと日付に関する情報が紹介されています。
次回は、「テキスト関数再認識講座」というテーマで2009年12月19日(土)18:30-20:00に同イベントが開催される予定になっています。なお、同イベントは参加費および事前申し込みは共に不要です。
FileMaker ProでScriptMasterを用いてRubyスクリプトを実行する
December 02, 2009
ScriptMasterとJRubyを利用することで、RubyでFileMaker Proの機能を拡張するスクリプトを記述できます。
FileMaker Pro上でRubyスクリプトを実行するには、ScriptMasterでJRubyをロードした後、ScriptMasterで用意されているEvaluateGroovy関数を使います。
FileMaker Proにおける計算式の記述例は次のようになります。主に[フィールド設定]スクリプトステップや[変数を設定]スクリプトステップなどの計算式でEvaluateGroovy関数を使うことが多いでしょう。
[記述例]
EvaluateGroovy("import org.jruby.Ruby; import org.jruby.runtime.builtin.IRubyObject; Ruby runtime = Ruby.newInstance(); IRubyObject obj = runtime.evalScriptlet(\"require 'digest/sha2'; Digest::SHA256.hexdigest('message')\"); return obj;")
[関連]ScriptMasterでjar形式のファイルをロードする(FAMLog)
ScriptMasterでjar形式のファイルをロードする
November 30, 2009
360Worksが配布している、無償で利用可能なFileMakerプラグインであるScriptMasterでは、任意のjar形式のファイルを読み込んで機能を拡張することが可能です。
ScriptMasterでjar形式のファイルをロードするには、ScriptMasterで用意されているSMLoadJar関数を使用します。
[使用例]
SMLoadJar( TO::ContainerField )
SMLoadJar関数の引数には、jarファイルを保存したオブジェクトフィールド、もしくはURLを指定します。
ScriptMasterを用いてJRubyを利用する場合には、http://www.jruby.org/downloadで配布されているファイル「jruby-complete-1.4.0.jar」(最新版のjarファイル)をダウンロードして、そのjarファイルをオブジェクトフィールドに保存した上で上記の関数を使用します。
(2009/12/01追記:本記事のタイトルを「ScriptMasterでjar形式のファイルをインポートする」から「ScriptMasterでjar形式のファイルをロードする」に変更し、さらに本文中において「インポート」を「ロード」という表記に変更しました。)
PHP 5.3.1
November 20, 2009
「PHP 5.3.1」が公開されています。
PHP 5.3.1では、1つのリクエストでアップロードできるファイル数を設定するmax_file_uploadsディレクティブがphp.iniに追加され、デフォルト値は20と定義されています。tempnam関数でセーフモード設定が無視される脆弱性の修正なども含まれており、PHP 5.3.0を利用している場合にはPHP 5.3.1へアップデートする必要があります。
なお、PHPの最新安定バージョンはバージョン5.3.1ですが、いくつか互換性のない変更点や考慮すべき新機能が存在するため、現在PHP 5.2系統を利用している場合にはPHP 5.2.11を利用するとよいでしょう。
PHP 5.3.0
June 30, 2009
「PHP 5.3.0」が公開されています。
PHP 5.3.0では、名前空間、ラムダ関数およびクロージャがサポートされ、MySQLドライバーがlibmysqlからmysqlndに変更されています。その他にも数多くの新機能が追加されていますが、PHP 5.2からPHP 5.3に移行する場合にはあらかじめ移行ガイドを参照しておくとよいでしょう。
互換性を考慮すると当面はPHP 5.2.10の利用が現実的と言えますが、将来的にはPHP 5.3系統への移行を検討する必要があります。
[関連]PHP 5.2.10(FAMLog)
PHP 5.2.10
June 23, 2009
「PHP 5.2.10」が公開されています。
PHP 5.2.10では、1件のセキュリティ脆弱性と100件を超える不具合が修正されていて、細工されたJPEG形式のファイルによってexif_read_data関数でセグメンテーション違反が起こる脆弱性が修正されています。
なお、PHP 5.2.9で挙動が一部変更されたarray_unique関数について、PHP 5.2.8以前と同じ挙動となるように修正が施されています。
[関連]PHP 5.2.9(FAMLog)