FAMLog
FileMaker Web News:第12回 2006年11月号
November 15, 2006
書籍「FileMaker Server カスタムWebテクニック」に関する出版後の情報を補足することを主目的とした「FileMaker Web News」第12回目をお届けします。
■ファイルメーカー選手権が開催
毎日コミュニケーションズが刊行しているMacintosh専門誌「Mac Fan」が、FileMaker Proのテンプレートを募集して、毎月優れたテンプレートを決定するコンテスト「ファイルメーカー選手権」を2006年10月から開催しています。賞品にはMacBookやiMac、iPodなどの豪華賞品が用意されていますので、皆さん是非応募してみてはいかがでしょうか。
[関連]ファイルメーカー選手権(FAMLog)
■KP-Backup 2.0
株式会社キー・プランニングが、FileMaker Server用バックアップツールの新バージョン「KP-Backup 2.0」を2006年10月下旬に発表および発売しています。KP-Backupは、FileMaker Serverの標準機能では実現できない機能を提供してくれるものであり、30日間使用可能な試用版を同社のWebサイトからダウンロードすることができます。
[関連]KP-Backup 2.0(FAMLog)
(2008/03/15追記:カテゴリーをBookからNewsに変更しました。)
OpenSSH 4.5
November 13, 2006
SSHプロトコルを使用するネットワーク接続ツールのフリーな実装であるOpenSSHの新バージョン「OpenSSH 4.5」が2006年11月8日に公開されています。
OpenSSH 4.5にはセキュリティに関連する修正が含まれていて、sshdの特権分離モニターの不具合が修正されています。バージョン4.5では、他にもいくつか不具合が修正されていますが、新しい機能追加は特に行われていません。
[参考]OpenSSH情報 - OpenSSH 4.5/4.5p1 リリース
KP-Backup 2.0
October 26, 2006
株式会社キー・プランニングが、FileMaker Serverの標準機能では実現できない機能を提供するFileMaker Server用バックアップツールの新バージョンである「KP-Backup 2.0」を本日発売したと発表しています。
KP-Backup 2.0では、バックアップファイルをFTPサーバーへアップロードする機能が新たに追加され、エラー発生時のメール通知においてSMTP認証を利用したメール送信がサポートされるようになっています。また、1時間おきのバックアップスケジュールを設定することも新たに可能になっています。
対応OSは、Windows 2000 (Service Pack 4)、Windows XP (Service Pack 2)、Windows Server 2003、およびMac OS X v10.2.8以降であり、さらにFileMaker Serverの動作条件を満たす必要があります。FileMaker Serverについては、バージョン5.5、7および8に対応しています。
価格は税込13,440円、アップグレード価格(2007年1月末まで)は税込6,720円です。
OpenSSH 4.4
September 29, 2006
SSHプロトコルを使用するネットワーク接続ツールのフリーな実装であるOpenSSHの新バージョン「OpenSSH 4.4」が公開されています。
OpenSSH 4.4にはセキュリティに関する修正が含まれていて、認証を行う前のサービス妨害攻撃を受ける可能性がある問題が修正されています。その他に、移植版OpenSSHでGSSAPI認証が有効の場合に、リモートからのコード実行を許可してしまう問題や、いくつかのプラットフォームにおいてアカウントの存在が知られてしまう問題も修正されています。
移植版OpenSSHではSELinuxのサポートが実験的に追加されており、configureの--with-selinuxオプションで有効にすることができるようになっています。
[参考]OpenSSH情報 - OpenSSH 4.4/4.4p1 リリース
KP-Backup 1.0.4 アップデート
September 20, 2006
株式会社キー・プランニングが「KP-Backup 1.0.4 アップデート」を公開しています。
KP-Backupは、FileMaker Serverの標準機能のみでは実現できない機能を提供するFileMaker Server用バックアップツールです。バージョン1.0.4では、サービスの再起動をせずにエラー通知メールの設定変更が反映されるようになると共に、大量のファイルを含むフォルダを保存元として指定した場合にバックアップ時にサービスが停止する問題が修正されています。
なお、アップデートする際には、旧バージョンのKP-Backupはアンインストールせずに、アップデート用インストーラーを実行する必要があります。また、Windows版に限り、インストール先は旧バージョンと同じディレクトリを指定する必要があります。
入門OpenSSH
June 27, 2006
システム管理者の立場からOpenSSHの使い方を説明した書籍「入門OpenSSH」が秀和システムから2006年6月に発売されています。
この書籍は、OpenSSHの概略とその仕組み、インストール方法、実践的な使い方からトラブルシューティング、安全に使うためのさまざまなアイデアなどについて紹介されていて、Linux、FreeBSD、SolarisおよびMac OS Xに対応した内容になっています。sshdサーバーデーモンへのパスワード総当たり攻撃を検知、阻止するためのツールとして、DenyHostsも紹介されています。
なお、この書籍の正誤表、および刊行後に更新された情報については、下記のURLで掲載される予定になっているとのことです。
http://www.unixuser.org/~euske/openssh-intro/
定価:2,415円(税込)
サイズ:B5変型
ページ数: 256
著者:新山 祐介
出版社:秀和システム
ISBN:4-7980-1348-X[Amazon.co.jpで購入...]
FileMaker Server 8のデフォルトバックアップフォルダ
June 26, 2006
FileMaker Server 8では、[データベースのバックアップ]タスクスケジュールが実行されると、ホストされているデータベースファイルは通常下記のフォルダ内にバックアップされます。
(Mac版)
/Library/FileMaker Server/Data/Backups/
(Windows版)
\Program Files\FileMaker\FileMaker Server\Data\Backups\
FileMaker Server Admin ツールを使用すれば、上記のデフォルトバックアップフォルダのパスを指定、変更することができます。パスは、FileMaker独自の形式で指定し、「filemac:/」もしくは「filewin:/」で始まりスラッシュ(/)で終わるようにしなければなりません。
(指定例)
filemac:/Macintosh HD/Library/FileMaker Server/Data/Backups/
filewin:/C:/Program Files/FileMaker/FileMaker Server/Data/Backups/
なお、デフォルトデータベースフォルダ、およびそのサブフォルダにあるデータベースは、FileMaker Serverの起動時にすべて自動的に開かれるため、デフォルトバックアップフォルダのパスとしてそれらのフォルダを使用しないように注意する必要があります。
[関連]FileMaker Server 8のデフォルトデータベースフォルダ
2006年FIFAワールドカップ専用スコアブック「Win Cup2006」
June 09, 2006
セブンズドアが、2006年FIFAワールドカップドイツ大会を楽しむためのスコアブック「Win Cup2006」に関する記事を公開しています。
このスコアブックは、FileMaker Proで作成されたテンプレートであり、雑誌「アスキー・ドットPC」のWebサイトからダウンロードすることができます。
詳しい使い方については、「アスキー・ドットPC」2006年7月号、92〜95ページの「わくわくパソコン超活用・ファイルメーカーで作るちょい得ツール」に掲載されています。
(2006/06/13追記:セブンズドアで公開されている記事のURLが変更されたため、それにあわせてリンクを変更しました。)
(2021/01/21追記:リンク先のページがなくなっていたので、一部のリンクを削除しました。)
FileMaker Server 8v3 アップデータとFileMaker Server Admin
June 02, 2006
FileMaker Server 8v3 アップデータを適用すると、FileMaker Server 8.0v2がバージョン8.0v3に更新されますが、FileMaker Server Adminのバージョンは8.0v2のままです。
これは、FileMaker Server 8v3 アップデータにおいては、FileMaker Server Adminに関する修正点がないためです。
なお、FileMaker Server Admin ツール(SAT)のバージョンは、Macの場合は、SATの[FileMaker Server Admin]メニューから[FileMaker Server Admin について]を選択すると確認することができます。Windowsの場合は、SATの[ヘルプ]メニューから[FileMaker Server Admin のバージョン情報]を選択します。
[関連]The FileMaker Server 8.0v3 Updater Does Not Update the Server Admin Tool(FileMaker Knowledge Base)
東京大学大学院情報学環がFileMaker 8 製品ラインを採用
April 05, 2006
東京大学大学院情報学環が所蔵する第一次世界大戦期プロパガンダポスター約660点のデジタルアーカイブのデータベース化およびインターネット一般公開のためのツールとして、FileMaker Pro 8およびFileMaker Server 8 Advancedが同大学院情報学環に採用されたとファイルメーカー株式会社が2006年4月4日に発表しています。
このポスターコレクションは、東京大学大学院の書庫に半世紀以上も所蔵されていた貴重な文化遺産であり、同大学院情報学環の「戦争とメディア」研究プロジェクトのもと、デジタルアーカイブとしてデータベース化され、2006年4月4日よりインターネットにて一般公開されています。
同サイトは、Apache 2.0とPHP 5、FX.php、symfonyおよびFileMaker Server 8 Advancedを利用して開発されているようです。
[関連]「第一次世界大戦期プロパガンダ・ポスター コレクション」のデータベース化およびインターネットでの一般公開について(ファイルメーカー株式会社)、FilemakerとSymfonyでポスターDB(bmblog)