FAMLog
FileMaker Cloud 2ではカスタムドメイン名は非サポート
February 12, 2020
2020年春に日本国内でサービス提供開始予定となっているFileMaker Cloudではカスタムドメイン名の利用はサポートされていません。
AWS Marketplaceを通じて提供されるFileMaker Cloud for AWSではカスタムドメイン名に対応しており、カスタムドメイン名でSSLサーバー証明書を設定することもできました。
FileMaker Cloud for AWSとは異なり、Claris International Inc.が直接提供するクラウドサービスであるFileMaker Cloud 2.18ではカスタムドメイン名に対応しなくなっているのでその点には留意する必要があります。
[関連]Comparing FileMaker Cloud and FileMaker Cloud for AWS(FileMaker Knowledge Base)、FileMaker Cloud にカスタムドメインと SSL 証明書を設定する(FileMaker ナレッジベース)
Get(ソート状態)関数
February 07, 2020
FileMaker Pro Advancedの「Get(ソート状態)関数」は、現在のソート状態を表す値を返します。
この関数が返す値は次の通りです。
・「0」:アクティブなテーブルのレコードがソートされていない場合
・「1」:アクティブなテーブルのレコードがソートされている場合
・「2」:アクティブなテーブルのレコードが部分的にソートされている状態(半ソート済み)の場合
ソート済みのテーブルのレコードは、レコードが別のファイルからソート済みの古い対象レコードにインポートされた場合、レコードが部分的にソートされている半ソート済みの状態になる場合があります。もしくは、[レコードのソート]ダイアログボックスで[ソートされた順位でレコードを保持]チェックボックスを外した状態でソートを実行した後にレコードを変更した場合に、半ソート済みの状態にすることが可能です。
[関連]FileMaker Pro 12の新機能:ソートされた順位でレコードを保持(FAMLog)
CentOS Linux 8 (1911)が公開
January 16, 2020
CentOS Linux 8 (1911)が公開されています。
CentOS LinuxはRed Hat Enterprise Linuxと互換性を持つLinuxディストリビューションであり、CentOS Linux 8 (1911)はRed Hat Enterprise Linux 8.1に対応するバージョンとなっています。
FileMaker Cloud for AWSのオペレーティングシステムではCentOS Linuxが使われています。Amazon Web Services(AWS)のクラウド上で動作するFileMaker Cloud for AWSではLinuxのみサポートされており、FileMaker Cloud for AWS 1.18ではCentOS Linux 7.6が使用されています。
FileMaker Cloud 2ではSSH接続は不可
January 10, 2020
2020年春に日本国内でサービス提供開始予定となっているFileMaker CloudではSSH接続はサポートされていません。
AWS Marketplaceを通じて提供されるFileMaker Cloud for AWSではサーバーインスタンスにSSHで接続することが可能であり、SFTPでサーバーインスタンスに任意のファイルを転送することもできました。
FileMaker Cloud for AWSとは異なり、Claris International Inc.が直接提供するクラウドサービスであるFileMaker Cloud 2.18ではSSH接続できなくなっているのでその点には留意する必要があります。
[関連]FileMaker Cloud 2.18が登場(FAMLog)、Comparing FileMaker Cloud and FileMaker Cloud for AWS(FileMaker Knowledge Base)
FileMaker Pro 18 Advancedの新機能:設定支援インストールで起動時に開くカスタム Appを指定可能に
December 27, 2019
FileMaker Pro 18 Advancedでは、設定支援インストールを使用することでFileMaker Pro Advancedの起動時に開くカスタム Appを指定できるようになっています。
設定支援インストールを設定するには、作成したインストーラフォルダ内にある「Assisted Install.txt」ファイルを編集し、変更内容を標準テキストファイルとして保存します。登録ファイル「Assisted Install.txt」内の「AI_LAUNCH_CUSTOMAPP=」の後にファイルのパスを入力することで、FileMaker Pro 18 Advancedの起動時に開くファイルを指定できます。
パスはFileMaker固有の形式でローカルファイルまたは共有ファイルへの完全パスを指定する必要があります。また、file接頭語も完全パスでサポートされます。
[指定例]
filewin:/C:/Users/username/Documents/Launcher.fmp12
filemac:/Macintosh HD/Users/username/Documents/Launcher.fmp12
fmnet:/example.com/Launcher.fmp12
[関連]FileMaker Pro 18 Advanced ネットワークインストールセットアップガイド
Ruby 2.7.0が公開
December 25, 2019
Ruby 2.7系列の安定版であるRuby 2.7.0が公開されています。
Ruby 2.7.0では、irbで複数行編集がサポートされ、断片化したメモリをデフラグするCompaction GCが導入されています。Unicodeのバージョンが12.1となり新元号「令和」を表す合字U+32FFがサポートされているほか、さまざまなパフォーマンス改善や機能追加が行われています。
なお、2020年3月末頃を目処に保守が終了する予定であるRuby 2.4系列は、現在セキュリティメンテナンスフェーズにあり、原則として重大なセキュリティ上の問題が発見された場合のみリリースが行われる状態であり、より新しいバージョンへ移行することが推奨されている状況です。
OData用拡張アクセス権キーワード
December 09, 2019
FileMaker Cloud 2.18で追加された機能であるOData(Open Data Protocol)を利用する場合、FileMakerデータベースの拡張アクセス権設定を調整する必要があります。
FileMaker Data APIではキーワードが「fmrest」である拡張アクセス権設定を作成しましたが、ODataの場合ではそのキーワードは「fmodata」となります。
利用したいデータベースごとに、キーワードが「fmodata」である拡張アクセス権設定を作成し、任意のアクセス権セットにODataによる接続を許可するように設定を行います。セキュリティ上の理由から、ODataを使用したアクセスを許可するアカウントのアクセス権セットでのみfmodata拡張アクセス権を有効にするようにします。
[関連]FileMaker Cloud 2.18の新機能:OData(Open Data Protocol)(FAMLog)
FileMaker Cloud 2.18の新機能:OData(Open Data Protocol)
December 06, 2019
2020年春に日本国内でサービス提供開始予定となっているFileMaker Cloud 2.18ではOData(Open Data Protocol)に新たに対応しています。
ODataはデータの照会および更新を行うためのRESTベースのプロトコルで、HTTP、Atom、XMLおよびJSONなどの標準化された技術で構成されています。ODataでは、バッチ、トランザクション、メタデータの作成およびテーブルの削除がサポートされています。FileMakerデータを操作するためのレイアウトは必要なく、さらに、データを操作するためにドライバなど追加のソフトウェアをクライアントにインストールする必要はありません。
データ転送量の上限についての扱いはFileMaker Data APIと同様であり、1ユーザあたり年間24GBです。追加のFileMakerデータ転送量はFileMaker Customer ConsoleやFileMaker Storeで購入可能となるようです。
[関連]FileMaker Cloud 2 の OData インターフェース(FileMaker ナレッジベース)、FileMaker Cloud 2.18 OData ガイド(Claris International Inc.)
FileMaker Go 18の新機能:バージョン固有のURLを使用してファイルを開く
December 05, 2019
FileMaker Go 18では、FileMaker Pro 18 Advancedと同様に、URLにfmp18スキーマを使用してファイルを開くことができるようになっています。
FileMaker Go 18をインストールすると、URLスキーマとして「fmp」だけでなく「fmp18」(fmpXX:XXはアプリケーションのメジャーバージョン番号)もオペレーティングシステムに登録されます。URLスキーマとしてfmp18を使用した場合には、FileMaker Go 18がインストールされていれば、必ずFileMaker Go 18を起動させることができます。FileMaker Go 18がインストールされていなければ特に何も起こりませんが、これらの挙動はiOSで使用する場合には有用と言えるでしょう。
[例]
fmp18://192.168.10.0/Clients.fmp12
fmp18://192.168.10.0/Clients.fmp12?script=ListClients¶m=TopClients&$NumberToList=10
なお、URLを使用してデータベースを開く際に共有ファイル内のスクリプトを実行させるためには、アクセス権セットの拡張アクセス権を編集して、fmurlscript拡張アクセス権を明示的に有効にする必要があります。
[関連]FileMaker Pro 18 Advancedの新機能:バージョン固有のURLを使用してファイルを開く(FAMLog)
FileMaker Pro 18 Advancedの新機能:バージョン固有のURLを使用してファイルを開く
December 04, 2019
FileMaker Pro 18 AdvancedではURLにfmp18スキーマを使用してファイルを開くことができるようになっています。
FileMaker Pro 18 Advancedをインストールすると、URLスキーマとして「fmp」だけでなく「fmp18」(fmpXX:XXはアプリケーションのメジャーバージョン番号)もオペレーティングシステムに登録されます。URLスキーマとしてfmp18を使用した場合には、原則として指定したバージョンのアプリケーションだけがこのスキーマのURLを処理します。
[例]
fmp18://192.168.10.0/Clients.fmp12
fmp18://192.168.10.0/Clients.fmp12?script=ListClients¶m=TopClients&$NumberToList=10
なお、URLを使用してデータベースを開く際に共有ファイル内のスクリプトを実行させるためには、アクセス権セットの拡張アクセス権を編集して、fmurlscript拡張アクセス権を明示的に有効にする必要があります。
[関連]FileMaker Pro 12の新機能:URLを使用した共有データベースのスクリプト実行(FAMLog)、FileMaker Pro 16の新機能:fmurlscript拡張アクセス権(FAMLog)