FAMLog
FileMaker Server カスタムWebテクニック改訂版:第6章の変更点
November 28, 2008
書籍「FileMaker Server カスタムWebテクニック改訂版」は、2005年11月に発行された「FileMaker Server カスタムWebテクニック」に大幅に加筆修正を加え、構成を変更した改訂版です。
第6章の「セキュリティ」では、FileMaker Server 9に基づいた内容に一新し、全体的に細かい内容の見直しを行いました。
特に、前著の「5.1.2 使用しないWeb公開機能を無効化する」は「6.1.2 使用しないWeb公開テクノロジを無効にする」として、前著の「5.2.2 ユーザー入力値を無害化する」は「6.2.1 データ出力時に適切なエスケープ処理を行う」として解説内容を一新しました。
「6.2.6 リクエストが偽造されていないか検証する」については、記述すべき内容に不足があったため、追記された点があります。
Get(デスクトップパス)関数とFileVault
November 11, 2008
FileMaker Proの「Get(デスクトップパス)関数」は、現在のユーザーのデスクトップフォルダへのパスを返します。
この関数の戻り値の例は、Mac版では通常「/Macintosh HD/Users/foo/Desktop/」ですが、Mac OS Xにおいてホームフォルダの内容を保護する機能であるFileVaultを有効にしている場合には「/foo/Desktop/」となります。
Get(デスクトップパス)関数以外にも、FileVault機能の利用の有無により返ってくる値が異なる関数があるので注意が必要です。
[関連]Get(デスクトップパス)関数(FAMLog)
Get(デスクトップパス)関数
November 10, 2008
FileMaker Proの「Get(デスクトップパス)関数」は、現在のユーザーのデスクトップフォルダへのパスを返します。
この関数の戻り値は次の例のようになります。
・「/Macintosh HD/Users/foo/Desktop/」:Mac版の場合
・「/C:/Documents and Settings/foo/Desktop/」:Windows XPの場合
・「/C:/Users/foo/Desktop/」:Windows Vistaの場合
Mac版におけるパス形式は通常「/ドライブ名/Users/ユーザー名/Desktop/」、Windows XPにおけるパス形式は「/ドライブ名:/Documents and Settings/ユーザー名/Desktop/」、そしてWindows Vistaにおけるパス形式は「/ドライブ名:/Users/ユーザー名/Desktop/」となっています。
なお、Get(デスクトップパス)関数は、バージョン8で追加された関数です。
FileMaker フォーラム
October 21, 2008
FileMaker, Inc.が運営するディスカッション・フォーラムの日本語対応版である「FileMaker フォーラム」が2008年10月中旬に開設されています。
FileMaker フォーラムでは、FileMaker製品に関する問題を解決するのに役立つ情報を得たり、技術的な質問や返答をしたり、FileMaker ProやFileMaker Serverを使っている他のユーザーからTipsやアドバイスをもらうことができます。
フォーラムへの参加には登録が必要ですが、トピックの検索や閲覧は登録をしなくても利用可能になっています。RSSフィードの出力にも対応しているので、フィードリーダーを使用して最新情報をチェックすることも可能です。
[関連]FileMaker フォーラム : FAQ
FileMaker Web News:第35回 2008年10月号
October 15, 2008
「FileMaker Web News」第35回目をお届けします。
■FileMaker ServerとXSLTに関する解説書の改訂版が今月発売
書籍「FileMaker Server カスタムWebテクニック改訂版」が2008年10月下旬に発売されます。XSLTを使用したカスタムWeb公開機能を中心に、カスタムWeb公開の基本である「XMLリクエスト」の基礎に関する情報がまとめられています。
[関連]FileMaker Server カスタムWebテクニック改訂版(FAMLog)
■Rfmの利用事例とRailsに関するプレゼンテーション資料
FileMaker Pro 東京ユーザーズミーティング(FM-Tokyo)で、RfmによるWebサイト構築事例とRuby on Railsに関する発表を2008年9月28日に行いました。発表で使用した資料をダウンロードできますので、まだご覧になっていない方は下記よりどうぞ。
[関連]2008年9月「FileMaker Pro 東京ユーザーズミーティング」発表資料(FAMLog)
FileMaker Server 9のライセンスを更新する
September 30, 2008
FileMaker Server 9の評価版からアップグレードする場合や、FileMaker Server 9からFileMaker Server 9 Advancedにアップグレードする場合には、FileMaker Serverのライセンスキーを更新する必要があります。
FileMaker Server 9のライセンスを更新するには、FileMaker Server Admin Consoleを使用します。Admin Consoleを起動し、[ヘルプ]メニューの[FileMaker Server ライセンスの更新]を選んで表示されるダイアログボックスにおいて、ユーザー名やライセンスキーなどの必要な情報を入力して、[更新]ボタンを押します。
「ODBC/JDBC クライアント接続」および「IWP 接続」の値が「許可」になっていれば、FileMaker Server Advancedのライセンスに更新されたことが確認できます。なお、FileMaker Server 9からFileMaker Server 9 Advancedにアップグレードする場合には、必要なファイルはすでにインストールされているため、アップグレードのために追加インストールを行う必要はありません。
2008年9月「FileMaker Pro 東京ユーザーズミーティング」発表資料
September 29, 2008
2008年9月28日に行われた「FileMaker Pro 東京ユーザーズミーティング(FM-Tokyo)」で発表した資料を公開しました。
・ダウンロード:「RfmによるWebサイト構築事例とRailsに関する考察」(PDF形式/ファイルサイズ:約2.6MB)
「Rfm_case_example.pdf」のSHA-1ダイジェスト:
eea8fbd6feaf23c2c2b6e292f5fadd647044531e
プレゼンテーションでは、FileMakerやRfmとは直接関係ないものですが、CとRubyで実装されたCometサーバーである「ShootingStar」を利用して、Webサイト上に用意したプレゼンテーションのスライドをiPhone上のSafariから切り替えるデモもあわせて行いました。
■関連リンク
・Ruby on RailsとFileMaker ServerによるWebサイト構築事例を発表(エミック)
http://www.emic.co.jp/news/20080424_rails.html
・アスキー・ドットPCウェブ-パソコンFAQ
http://faq.asciidotpc.jp/
・Rfm
http://sixfriedrice.com/wp/products/rfm
http://www.famlog.jp/rfm/(日本語訳)
・Rfm Community
http://groups.google.com/group/rfmcommunity
・Ruby on Rails
http://www.rubyonrails.org/
・ShootingStar
http://rubyforge.org/projects/shooting-star/
APPLE-SA-2008-09-16 Apple Remote Desktop 3.2.2
September 18, 2008
「Apple Remote Desktop 3.2.2 Client」および「Apple Remote Desktop 3.2.2 Admin」が公開されています。
Apple Remote Desktop 3.2.2では、1件の脆弱性が修正されており、Security Update 2008-005がインストールされていない場合にローカルユーザーに権限昇格を許す脆弱性が修正されています。
対象となるOSは、Mac OS X v10.3.9以降およびMac OS X Server v10.3.9以降です。
REXMLにDoS脆弱性
August 25, 2008
REXMLのサービス運用妨害(DoS)の脆弱性に関する情報が公開されています。
REXMLは、Rubyで実装されたXMLパーサーであり、Ruby on RailsでXMLの構文解析にも使用されているものです。XML entity explosion attackと呼ばれる攻撃手法により、ユーザーから与えられたXMLを解析するようなアプリケーションをサービス不能状態にすることができます。
今回公開された脆弱性に対処するには、問題を修正するためのモンキーパッチ(実行時にライブラリを修正するパッチ)を適切に利用する必要があります。
FileMaker テクノロジートレンド
August 12, 2008
セブンズドアが、FileMakerビジネスユーザーおよび開発者向けセミナー「【FileMaker テクノロジートレンド】ジョン・シンディラー氏来日記念・最新テクノロジーの紹介」を2008年8月27日(水)に開催すると発表しています。
本セミナーは今回が初の開催となり、今後もFileMakerの技術あるいはビジネストレンドについての無料セミナーを開催していく予定とのことです。
今回の内容は、John Sindelar氏(米SeedCode社)、新居雅行氏(フリーランス)および竹内康二氏(sevensdoor.com)による3セッションが予定されています。
開催日時:2008年8月27日(水)13:30-16:30
開催場所:野村コンファレンスプラザ
参加費:無料(要事前登録)