FAMLog
APPLE-SA-2005-01-25 Security Update 2005-001
January 26, 2005
AppleからSecurity Update 2005-001がリリースされています。
Security Update 2005-001では下記のソフトウェアが更新されます。
・at、libxml2、Mail(Mac OS X v10.3.7、Mac OS X Server v10.3.7)
・ColorSync、PHP、Safari(Mac OS X v10.3.7、Mac OS X Server v10.3.7、Mac OS X v10.2.8、Mac OS X Server v10.2.8)
・SquirrelMail(Mac OS X Server v10.3.7)
PHPのバージョンは4.3.10に更新され、遠隔からのサービス拒否攻撃や任意のコードの実行を含むPHPの複数の脆弱性が修正されています。
また、本アップデートより、Apple Security Updateの命名方式が、日付を利用した形式から西暦と連番の番号を使った形式に変更になっています。
バージョン7でサポートされなくなった引数名 (2)
January 18, 2005
FileMaker Server 7 Advancedでは、エラー処理関連やメール送信関連の変数タグもサポートされなくなっています。
下記の変数タグがCDMLのエラー処理に使用されていましたが、バージョン7ではエラーはXSLTスタイルシートで処理されます。
-error
-errnum
-errfmtfield
サポートされなくなったメール送信関連の変数タグは下記の通りで、Web公開エンジンでメールの送信を実行するには、FileMaker XSLT拡張関数を使用することになります。
-mailto
-mailfrom
-mailhost
-mailformat
-mailcc
-mailbcc
-mailsub
FileMaker Server 7 Advanced用クエリー引数一覧
January 11, 2005
Web公開エンジンを使用してFileMakerのデータにアクセスする場合に、クエリー文字列で使用できるクエリー引数の一覧は下記の通りです。
-db
-encoding
-field
[フィールド名]
[フィールド名].op
-grammar
-lay
-lay.response
-lop
-max
-modid
-recid
-script
-script.prefind
-script.presort
-skip
-sortfield.[1-9]
-sortorder.[1-9]
-styletype
-stylehref
-token.[文字列]
FileMaker Server 7 Advancedでは、-password、-format、-fmtfieldやエラー処理関連およびメール送信関連の引数が廃止されています。
FileMaker Server 7 Advanced用クエリーコマンド一覧
January 07, 2005
FileMaker Server Web公開エンジンを使用してFileMakerのデータにアクセスする場合に、クエリー文字列で使用できるクエリーコマンドの一覧は下記の通りです。
-dbnames
-delete
-dup
-edit
-find
-findall
-findany
-layoutnames
-new
-process
-scriptnames
-view
-dbnames、-layoutnamesおよび-scriptnames以外のすべてのクエリーコマンドで、レイアウトを指定するための-layクエリー引数が必須になっています。
また、-dbopen、-dbcloseおよび-imgといったリクエスト名はバージョン7では廃止され、サポートされなくなりました。
FileMaker XMLドキュメントにおけるオブジェクトフィールド
December 28, 2004
Web公開コアが生成するXMLドキュメントにおいて、オブジェクトフィールドの<data>エレメントには、オブジェクトを参照するパス情報が含まれています。
オブジェクトフィールドに実際のオブジェクトではなくファイル参照情報が保存されている場合、例えば、ファイル参照として追加するときに「logo.jpg」という名称のファイルがFileMaker Proフォルダ内の「Web」フォルダの中にある「images」フォルダにある場合、このオブジェクトフィールドの<data>エレメントは下記のようになります。
<data>/images/logo.jpg</data>
オブジェクトフィールドで実際のオブジェクトがデータベース内に保存されている場合、オブジェクトフィールドの<data>エレメントは、下記のような構文となります。
<data>/fmi/xml/cnt/data.<拡張子>?<クエリー文字列></data>
もしくは
<data>/fmi/xsl/cnt/data.<拡張子>?<クエリー文字列></data>
オブジェクトフィールドが空の場合は、オブジェクトフィールドの<data>エレメントも空になります。
参照情報のみ保存されているオブジェクトデータの公開
December 27, 2004
オブジェクトフィールドに実際のファイルではなくファイル参照情報が保存されている場合、FileMaker Server Web公開エンジンを使用してオブジェクトフィールドのオブジェクトを公開するには、下記の操作を行います。
・オブジェクトフィールドにファイル参照として保存するファイルをFileMaker Proフォルダ内の「Web」フォルダに配置します。
・FileMaker Proで、オブジェクトフィールドにオブジェクトを挿入して、「ファイルの参照データのみ保存」オプションを選択します。
・「Web」フォルダ内にある参照されているファイルを、Webサーバーソフトウェアのルートフォルダ内の同じ相対パスの場所にコピーします。
Mac版(Apache)の場合は「/Library/WebServer/Documents」以下に、Windows版(IIS)の場合は「<ルートドライブ>\Inetpub\wwwroot」以下にファイルをコピーします。
(2006/03/14追記:インスタントWeb公開の場合には、上記方法は画像ファイルのみに限定されるようです。)
オブジェクトフィールドのデータを使用する際の留意点
December 24, 2004
FileMaker Server Web公開エンジンを使用してWebでデータベースを公開する場合、Webユーザーがオブジェクトフィールド内に保存されているデータを利用する際に下記のような留意点があります。
・GIFまたはJPEG以外の形式の画像がデータベースに格納されている場合は、Webブラウザーからその画像データが要求されたときに、Web公開エンジンによって一時的なJPEGイメージが作成・表示されます。
・Webユーザーがオブジェクトフィールドの内容を変更または追加することはできません。
・オブジェクトフィールドのサウンドを再生したり、OLEオブジェクトを表示することはできません。
ファイルメーカー 6 製品ライン販売期間延長
December 21, 2004
ファイルメーカー社が、ファイルメーカー 6 製品ラインを2005年3月末日まで取り扱うことにしたことを発表しています。
今回の決定により2005年3月末日まで引き続き購入可能となった製品一覧は下記の通りです。
・ファイルメーカーPro 6
・ファイルメーカー Server 5.5
・ファイルメーカーPro 6 Unlimited
・ファイルメーカー Developer 6
・ファイルメーカー Mobile 2.1 for Palm OS and Pocket PC
・ファイルメーカー Mobile for i-mode
(2007/01/03追記:リンク先のページがなくなっていたので、リンクを削除しました。)
XMLを使用したカスタムWeb公開のURL構文
December 17, 2004
Web公開エンジンを使用してFileMakerデータベースのXMLデータにアクセスするためのURL構文は次のようになります。
<スキーム>://<ホスト>[:<ポート>]/fmi/xml/<XML文法>.xml[?<クエリー文字列>]
(例)http://www.example.com/fmi/xml/fmresultset.xml?-db=
各要素の意味は、下記の通りです。
・<スキーム>には、HTTPまたはHTTPSプロトコルを指定します。
・<ホスト>には、WebサーバーがインストールされているホストのIPアドレスまたは完全修飾ドメイン名を指定します。
・<ポート>には、Webサーバーが使用するTCPのポート番号を指定します(オプション)。ポートが指定されていない場合は、プロトコルのデフォルトのポート(HTTPではポート80、HTTPSではポート443)が使用されます。
・<XML文法>には、FileMaker XML文法の名前を指定します。指定できる値は、fmresultset、FMPXMLRESULT、FMPXMLLAYOUTまたはFMPDSORESULTです。
・<クエリー文字列>には、XMLを使用したカスタムWeb公開で使用する1つのクエリーコマンドと1つまたは複数のクエリー引数の組み合わせを指定することができます。
Mac OS X Update 10.3.7
December 16, 2004
Appleから「Mac OS X Update 10.3.7」および「Mac OS X Server Update 10.3.7」がリリースされています。
Mac OS X v10.3.7の主な改良点は下記の通りです。以前に単体で実施された最新のセキュリティアップデートも含まれています。
・「Apple ファイル共有」を使用して長い名称のファイルを保存したときにファイル名が短くされる不具合の修正
・OpenGLテクノロジーの改良、ATIおよびNVIDIA対応のグラフィックドライバのアップデート
・FireWireデバイスとの互換性の強化
・他社製アプリケーションとの互換性の改良
また、DNSルックアップを行うSafari、Mailおよびその他のネットワークアプリケーションで接続の中断が発生することがあった問題を解決しているとのことです。