FAMLog
OpenSSH 5.1
July 22, 2008
SSHプロトコルを使用するネットワーク接続ツールのフリーな実装であるOpenSSHの新バージョン「OpenSSH 5.1」が公開されています。
OpenSSH 5.1にはセキュリティに関連する修正が1点含まれており、sshd_configのX11UseLocalhost設定項目の値がnoである場合にHP/UXで可能だったX11の中間者攻撃を回避するように変更されています。なお、この問題は、BSD由来のシステムやLinux、Mac OS X、Solarisには影響しないとのことです。
機能追加や不具合の修正も数多く行われており、sshdに拡張テストモード(-Tオプション)が新たに追加されています。
[参考]OpenSSH情報 - OpenSSH 5.1/5.1p1 リリース
FileMaker Web News:第32回 2008年7月号
July 15, 2008
「FileMaker Web News」第32回目をお届けします。
■ビジネス的な側面からFileMakerを解説した書籍が発売
書籍「FileMaker 実践データベースシステム」が2008年6月中旬に発売されました。ビジネス的な側面からFileMakerを解説しただけでなく、インスタントWeb公開やPHP Site Assistantに関する情報も掲載されています。
[関連]FileMaker 実践データベースシステム(FAMLog)
■RailsアプリケーションのためのApacheモジュールがバージョンアップ
RubyおよびRuby on Railsで構築されたWebアプリケーションを運用するためのApacheモジュールであるPhusion Passenger 2.0.1が2008年6月に公開されました。Ruby on Rails以外のRubyのフレームワークやPythonで実装されたWebアプリケーションフレームワークにも対応し、今後の動向が注目されるApacheモジュールです。
[関連]Phusion Passenger 2.0.1(FAMLog)
FileMaker Server 9で自動的に拡張アクセス権が設定される場合
July 14, 2008
FileMaker Server 9では、拡張アクセス権がまったく有効になっていないFileMaker Proデータベースを開くと、完全アクセス権セットでFileMakerネットワーク共有(拡張アクセス権キーワード:fmapp)が自動的に有効になるようになっています。
バージョン7およびバージョン8のFileMaker Serverでは自動的に拡張アクセス権は設定されませんでしたが、バージョン9ではこの点で仕様が変わっているので多少注意が必要です。
なお、上記の拡張アクセス権自動設定機能は、FileMaker Server Admin Consoleのアップロードアシスタントが提供する機能ではなく、データベースサーバー自体が備えている機能です。
Phusion Passenger 2.0.1
July 01, 2008
RubyおよびRuby on Railsで構築されたWebアプリケーションを運用するためのApacheモジュール「Phusion Passenger 2.0.1」が公開されています。
Passenger 2.0では、Rackを新たにサポートすることで、Ruby on Rails以外のRubyのフレームワークにも対応しています。
さらに、Python WSGIもサポートすることで、Pythonで実装されたWebアプリケーションフレームワークであるDjangoを動作させることも可能となっています。
[関連]Passenger(mod_rails for Apache)(FAMLog)
Mac OS X LeopardはRubyCocoaを標準搭載
June 27, 2008
Mac OS X Leopardには、RubyCocoaが搭載されています。
RubyCocoaは、RubyとObjective-Cのブリッジであり、Mac OS Xのアプリケーションを開発するためのフレームワークです。RubyでMac OS X用のアプリケーションを開発したり、Cocoaフレームワークを利用したRubyプログラムを開発することができます。
RubyCocoaのライセンスは、RubyライセンスまたはLGPLのデュアルライセンスです。
Think FileMaker from 十方 in Apple Store, Shinsaibashi
June 26, 2008
株式会社ジュッポーワークスがApple Store, ShinsaibashiにてFileMakerの特長や魅力を紹介するマンスリーイベント「Think FileMaker from 十方 in Apple Store, Shinsaibashi」を開催すると案内しています。
第1回目は2008年6月27日に開催され、FileMakerの製品ラインナップを解説し、各製品の違いを分かりやすく説明する予定とのことです。
開催日時:2008年6月27日(金)18:30〜20:30
開催場所:Apple Store, Shinsaibashi
http://www.apple.com/jp/retail/shinsaibashi/map/
参加費:無料
Mac OS X Leopardはアプリケーション・ファイアウォールを搭載
June 12, 2008
Mac OS X Leopardでは、アプリケーション・ファイアウォールと呼ばれる技術が新たに導入されています。
アプリケーション・ファイアウォールでは、ネットワーク接続をポートごとではなく、アプリケーションごとに制御できます。[システム環境設定]アプリケーションにおいて、[セキュリティ]の[ファイアウォール]タブ内で、アプリケーション・ファイアウォールの動作モードを設定することができます。
なお、従来と同様、パケットフィルタリング機能を持つipfwを利用することも可能であり、アプリケーション・ファイアウォールはipfwで設定したルールを優先します。
[関連]APPLE-SA-2007-11-15 Mac OS X v10.5.1 Update(FAMLog)
Ruby on Rails 2.1
June 04, 2008
Rubyで記述されたオープンソースのWebアプリケーションフレームワーク「Ruby on Rails 2.1」が公開されています。
Rails 2.1では、バージョン2.0が公開されてから6ヶ月の間に寄せられた1600以上のパッチが取り込まれています。
バージョン2.1では、タイムゾーンがサポートされ、named_scopeによりActiveRecordで検索条件に名前をつけて利用できるようになっています。さらに、ActiveRecordオブジェクトの状態を追跡できるようになるほか、キャッシュ機能が強化されているなど、数多くの新機能が追加されています。
OpenSSH 5.0
April 09, 2008
SSHプロトコルを使用するネットワーク接続ツールのフリーな実装であるOpenSSHの新バージョン「OpenSSH 5.0」が公開されています。
OpenSSH 5.0は、先月末に公開されたOpenSSH 4.9のセキュリティ修正版であり、セキュリティ脆弱性が1点(CVE-2008-1483)修正されています。
それ以外の変更は行われておらず、機能的にはバージョン4.9と変わりありません。
[参考]OpenSSH情報 - OpenSSH 5.0/5.0p1 リリース
OpenSSH 4.9
April 02, 2008
SSHプロトコルを使用するネットワーク接続ツールのフリーな実装であるOpenSSHの新バージョン「OpenSSH 4.9」が公開されています。
OpenSSH 4.9にはセキュリティに関連する修正が1点含まれており、sshd_configのForceCommand設定項目でコマンドが強制されているセッションでは、~/.ssh/rcの実行が無効になるように変更されています。
機能追加や不具合の修正も行われており、sshdでchrootが新たにサポートされています。chroot機能は注意して使う必要がありますが、新しい設定項目ChrootDirectoryで制御することができます。
[参考]OpenSSH情報 - OpenSSH 4.9/4.9p1 リリース