FAMLog
FileMaker Server 11.0v5はOS X Mountain Lionに対応
March 08, 2013
2013年2月にアップデータが公開されたFileMaker Server 11.0v5はOS X Mountain Lionに対応しています。
FileMaker Server 11.0v4およびそれ以前ではOS X Mountain LionでWeb公開機能を利用できませんでした。バージョン11.0v5ではOS X Mountain LionでもWeb公開機能を使用できるようになっており、PHP 5.3.15がインストールされるようになっています。
なお、OS X Mountain Lionでは、FileMaker Server 11.0v5 アップデータではなく、FileMaker Server 11.0v5 インストーラを使用しなければならないのでその点は注意が必要です。インストール時にGatekeeperによる開発元が未確認である旨のエラーメッセージが表示されるだけでなく、その他にも既知の問題点があるため、必ずFileMaker ナレッジベースにある記事を参照するようにしてください。
[関連]OS X Mountain Lion と FileMaker 製品の互換性(FileMaker ナレッジベース)、ソフトウェア アップデート: FileMaker Server 11.0v5 および FileMaker Server 11.0v5 Advanced(FileMaker ナレッジベース)
CakePHP 2.1.0が公開
March 08, 2012
PHP用のWebアプリケーションフレームワーク「CakePHP 2.1.0」が公開されています。
CakePHP 2.1.0では、View関連の改良やエラー処理の改善など多くの変更が加えられおり、バージョン2.0系統からバージョンアップを行う際には移行ガイドで各種変更点を確認してから移行作業を行う必要があります。
なお、オリジナルのFMCakeMixは2012年3月現在CakePHP 2.1に対応していません。ただし、https://github.com/matsuo/FMCakeMix/tree/trunkに置いてあるものはCakePHP 2.1.0で動作可能な状態にはなっています。
INTER-Mediator 1.0.7が公開
March 07, 2012
新居雅行氏がFileMaker ServerおよびPDO対応のWebアプリケーションフレームワーク「INTER-Mediator 1.0.7」を公開しています。
INTER-Mediator 1.0.6でFileMakerデータベースに接続できない不具合が発生していたため、その問題を修正したバージョン1.0.7が急遽公開されています。
バージョン1.0.7では、Ajaxでリクエストを送信する際に内部的にPOSTリクエストメソッドを利用するように変更されており、リクエストURIが大きすぎることで発生するエラーへの対処も行われています。
FileMaker Server 11の変更点 (3)
April 14, 2011
FileMaker Server 11では、スクリプトの内部ループ内でエラーが発生したことによって大量のログメッセージが記録されるのを防止する変更が行われています。
同一のデータベース、スクリプトおよびスクリプトステップ内で60秒以内に同じエラーが発生した場合、最初のエラーメッセージだけが記録されます。また、それ以降も60秒に一度以上の記録は行われません。
なお、重複したメッセージはキャッシュされて後でログに書き出されるため、ログファイルのメッセージは時系列では並びません。
[関連]FileMaker Server 11 での細かな動作変更(ファイルメーカーテクニカルサポートインフォメーション)
FileMaker Server 11の新機能:電子メール通知機能のSSL/TLS対応
December 21, 2010
FileMaker Server 11では、電子メールによる通知機能においてSSL(Secure Sockets Layer)およびTLS(Transport Layer Security)が新たにサポートされています。
FileMaker Serverでエラーや警告を検出した際に、指定したメールアドレスに通知メールを送信するように設定できます。また、バックアップや設定されたスケジュール処理が完了したときに、電子メールによる通知を受け取るように設定することも可能です。
バージョン11からはSSLやTLSに対応したSMTPサーバーを利用することで、通知メール送信時の通信内容を暗号化できるようになっています。
FileMaker Pro 11で変更された関数名とスクリプトトリガ名
September 03, 2010
FileMaker Pro 11では、変更された関数名とスクリプトトリガ名が存在します。
バージョン11で名称が変更された関数とスクリプトトリガは次の通りです。
[関数]
・Get(アクセス権セット名) → Get(現在のアクセス権セット名)
・Get(拡張アクセス権) → Get(現在の拡張アクセス権)
・Get(ポータル行番号) → Get(アクティブポータル行番号)
[スクリプトトリガ]
・OnLayoutLoad → OnLayoutEnter
(※左側がバージョン10、右側がバージョン11における名称)
特に、Evaluate関数で上記の関数を使用している場合には、バージョンを考慮しなければエラーになってしまうので注意が必要です。
OpenSSHサーバーの設定ファイルに構文エラーがないかチェックする
December 17, 2009
OpenSSHサーバーは、ディレクティブと呼ばれる設定項目を設定ファイルに記述することでSSHサーバー(sshd)の動作を調整できます。
設定ファイルは通常「sshd_config」という名前のファイルです。設定ファイルにおいて構文や書式に間違いがあるとSSHサーバーが起動しませんが、設定ファイルの構文エラーはsshd -tを使って調べられます。
[使用例]
$ sudo sshd -t
なお、構文エラーがない場合には上記コマンドの結果は何も出力されません。
Apacheの設定ファイルに構文エラーがないかチェックする
December 15, 2009
Apache HTTP Serverは、ディレクティブと呼ばれる設定項目を設定ファイルに記述することでWebサーバーの動作を調整できます。
設定ファイルは通常「httpd.conf」という名前のファイルです。設定ファイルにおいて構文や書式に間違いがあるとApacheが起動しないため、起動前に構文エラーがないかチェックすることが重要です。
設定ファイルの構文エラーは、apachectl configtestもしくはhttpd -tを使って調べられます。なお、Apacheは起動時か再起動時のみ設定ファイルの変更を認識します。
[使用例]
$ apachectl configtest
Syntax OK
FileMaker Server 10の新機能:レコードのインポートとエクスポート
May 29, 2009
FileMaker Server 10では、[レコードのインポート]および[レコードのエクスポート]スクリプトステップが、FileMaker Serverのスケジュールスクリプトでもサポートされるようになっています。
指定されたファイルはすべてFileMaker Serverドキュメントフォルダもしくはテンポラリフォルダ内にある必要があり、「..」を含むパスはすべて無効とみなされます。使い方によってはエラーが発生するケースもあるので、FileMaker Serverのスケジュールスクリプトとして使う場合には注意点がいくつかあります。
なお、[レコードのインポート]および[レコードのエクスポート]スクリプトステップはWeb公開ではサポートされていません。
FileMaker Server大全 ver.9対応:追加情報
February 10, 2009
http://msyk.net/にある、書籍「FileMaker Server大全 ver.9対応」のサポートページにおいて、FileMaker Server 10に関する追加情報が先月から逐次公開されています。
FileMaker Server 9とFileMaker Server 10の違いを中心に、インストール時の注意点やファイル構成、FileMaker API for PHPおよびエラーコードなどの差分についての情報が掲載されています。
なお、同書籍はバージョン9のときに執筆されたものですが、バージョン10でもほぼそのまま適用できる内容となっているとのことです。