FAMLog
PHP 5.3.13とPHP 5.4.3が公開
May 09, 2012
「PHP 5.3.13」と「PHP 5.4.3」が公開されています。
CGI版PHPにリモートからスクリプト実行を許す脆弱性を修正するためにPHP 5.3.12とPHP 5.4.2が公開されていましたが、その修正が不十分であったことが判明し、再修正のためにPHP 5.3.13およびPHP 5.4.3が急遽公開されています。この問題はApacheモジュールやFastCGIとしてPHPを実行しているWebサイトには影響ありません。
なお、PHP 5.4.3ではapache_request_headers関数におけるバッファーオーバーフローの脆弱性もあわせて修正されています。
[関連]CGI版PHPにリモートからスクリプト実行を許す脆弱性(CVE-2012-1823)(徳丸浩の日記)
Phusion Passenger 3.0.12が公開
April 19, 2012
「Phusion Passenger 3.0.12」が公開されています。
Phusion Passengerは、Rubyで記述されたWebアプリケーションを運用するための、Apache HTTP Serverおよびnginx用のモジュールとして利用できるオープンソースソフトウェアです。
バージョン3.0.12では、Apache 2.4およびEvent MPMに対応しています。また、nginxを利用している場合には、nginx 1.0.15へのアップデートが推奨されるようになっています。
Apache HTTP Server 2.4のmod_sslはTLS 1.1とTLS 1.2をサポート
February 24, 2012
Apache HTTP Server 2.4に付属するmod_sslは、OpenSSL 1.0.1以降を利用している場合にTLS 1.1およびTLS 1.2を新たにサポートするようになっています。
mod_sslは、Secure Sockets Layer(SSL)およびTransport Layer Security(TLS)のプロトコルをApache HTTP Serverでサポートするためのモジュールです。このモジュールを利用することにより、Apache WebサーバーとWebブラウザー間におけるSSL暗号化通信を実現できるようになります。
なお、OpenSSL 1.0.1は、2012年2月現在ベータ版が公開されている状況であり、正式版はまだ公開されていません。
(2013/10/15追記:タイトル内のスペルミスを修正しました。また、Apache HTTP Server 2.2に付属するmod_sslもOpenSSL 1.0.1以降を利用している場合にTLS 1.1およびTLS 1.2をサポートしています。)
Apache HTTP Server 2.4で追加されたモジュール一覧
February 22, 2012
Apache HTTP Server 2.4では、新しいモジュールが数多く追加され、mod_proxyを拡張するモジュールやフォームベース認証を実現するモジュール、sed互換のレスポンスボディ置換用モジュールなどが追加されています。
バージョン2.4で追加されたモジュール一覧は下記の通りです。
・mod_proxy_fcgi
・mod_proxy_scgi
・mod_proxy_express
・mod_remoteip
・mod_heartmonitor、mod_lbmethod_heartbeat
・mod_proxy_html
・mod_sed
・mod_auth_form
・mod_session
・mod_allowmethods
・mod_lua
・mod_log_debug
・mod_buffer
・mod_data
・mod_ratelimit
・mod_request
・mod_reflector
・mod_slotmem_shm
・mod_xml2enc
Apache HTTP Server 2.4.1が公開
February 21, 2012
WebサーバーソフトウェアであるApache HTTP Serverの最新版「Apache HTTP Server 2.4.1」が公開されています。
Apache HTTP Server 2.4.1は、新しい安定版系列であるApache HTTP Server 2.4の最初のバージョンです。バージョン2.0以降はLinux Kernelと同様に、バージョン番号の小数点第1位が奇数の場合は開発バージョン、偶数の場合は安定バージョンとするように番号が割り振られていて、Apache 2.4はこれまでバージョン2.3として開発されていました。
今回のメジャーバージョンアップでは、複数のMPM(Multi-Processing Module)を動的に読み込み可能になり、Event MPMがフルサポートされるようになっています。数多くのモジュールが追加されており、mod_sslではOCSP(Online Certificate Status Protocol)へのサポートが大幅に強化されるなど、数多くの機能が追加・改良されています。
FileMaker ProでScriptMasterを用いてUUIDを生成する
February 14, 2012
360Worksが配布しているFileMakerプラグイン「ScriptMaster」を利用することで、FileMaker ProでUUID(Universally Unique IDentifier、汎用一意識別子)を生成することが可能です。
ScriptMasterは、Javaプラットフォーム用のスクリプト言語であるGroovyを使用してScriptMasterのモジュールを記述することにより、FileMaker Proでさまざまな機能拡張を行うことができるプラグインです。
ScriptMasterを使用してUUIDを生成するには、ScriptMasterで用意されているEvaluateGroovy関数を使用します。
[記述例]
EvaluateGroovy("return UUID.randomUUID();")
FileMaker Proにおける計算式の記述例は上記のようになります。主に[フィールド設定]スクリプトステップや[変数を設定]スクリプトステップなどの計算式でEvaluateGroovy関数を使うことが多いでしょう。
[関連]Mac OS XでUUIDを生成する(FAMLog)
「FileMaker Pro 11 + FTS 特別パッケージ」が数量限定で発売
June 15, 2011
ファイルメーカー社が、キャンペーン製品「FileMaker Pro 11 + FileMaker Training Series (FTS) 特別パッケージ」を数量限定で2011年6月13日より発売すると発表しています。
本キャンペーン製品には、FileMaker Pro 11の通常パッケージ製品(通常希望小売価格:39,900円)に、FileMaker公式トレーニングカリキュラム教材であるFileMaker Training Seriesの日本語版(通常希望小売価格:12,600円)がバンドルされており、FileMaker Pro 11の通常パッケージ製品単体と同じ、39,900円(希望小売価格)で提供されます。
FileMaker Training Seriesは、FileMakerソリューション開発における必要な知識を総合的に習得できる13のモジュールから構成されており、昨年発売されたiPhoneおよびiPad向けアプリケーションであるFileMaker Goをトピックとするモジュールも含まれています。
ModSecurity 2.6.0が公開
May 24, 2011
Webサーバーへの侵入の検知および防御を目的としたApacheのモジュール「ModSecurity 2.6.0」が公開されています。
ModSecurity 2.6.0では、ライセンスがGPLv2からApache License 2.0に変更されています。機能面では、新たにGoogle Safe-Browsing APIに対応し、データ変更機能などが追加されています。
その他にも、IPアドレスの扱いや例外処理、DetectionOnlyモードでの動作などさまざまな点で改良が加えられています。
Apache HTTP Server 2.2.19が公開
May 23, 2011
「Apache HTTP Server 2.2.19」が公開されています。
Apache 2.2.19では、Apache 2.2.18に起因する脆弱性および不具合が修正されています。
バージョン2.2.19では、Apache 2.2.18で同梱されていたAPR 1.4.4が原因となってworkerが動作しない状態に陥るセキュリティ脆弱性が修正されています。また、Apache 2.2.18でap_unescape_url_keep2f関数を使用しているサードパーティモジュールでバイナリ互換性に問題が出ていた不具合も修正されています。
FileMaker テクニカルリソースキットが公開
January 20, 2011
ファイルメーカー社が、「FileMaker テクニカルリソースキット」日本語版の無料提供を開始したと発表しています。
FileMaker テクニカルリソースキットは、4つのトレーニング・モジュールの解説テキストと演習ファイル、およびFileMaker Pro 11の無料評価版で構成されています。FileMaker Serverについてのトレーニング・モジュールも含まれており、FileMaker Serverのセットアップや保守のベストプラクティスを学ぶことができます。
各トレーニング・モジュールは現在12,600円で販売されている公式テキスト「FileMaker Training Series for FileMaker 11」にも含まれるものであり、FileMaker Goのモジュールが追加された改訂版の販売も開始されています。