FAMLog
FileMaker Go 18の提供終了予定日が2022年5月31日に変更
July 26, 2021
2021年6月25日にFileMaker 18 プラットフォームのサポートが終了したことを受けてFileMaker Go 18はApp Storeよりいったん削除されていましたが、App StoreでのFileMaker Go 18の配布が2021年7月中旬に再開されています。
配布の再開に伴い、FileMaker Go 18の提供終了予定日が2022年5月31日に変更されていますが、この延長措置はCOVID-19と戦っている世界中における医療ユーザーの中にはFileMaker Go 18を必要とするiOS 12およびiPadOS 12を使用している組織があるためとのことです。
なお、これはFileMaker 18 プラットフォームのサポート延長を意味することではない点に留意する必要があります。FileMaker 19 プラットフォームへの移行が強く推奨されている点は変わりなく、予告なく早期にFileMaker Go 18の配布が終了する可能性もあります。
[関連]FileMaker Go 18 動作環境(Claris ナレッジベース)
Claris FileMaker Pro 19.3.2の提供が開始
July 21, 2021
Claris FileMaker Pro 19.3.2の提供が開始されています。
Windows版FileMaker Pro 19.3.2では、バージョン19.3.1で共有データベースに接続したときにインタラクティブオブジェクトフィールドにPDFファイルが表示されなかった問題が修正されています。PDFファイルがホストからストリーミングされなくなった代わりに、ユーザーのローカルコンピューター上のテンポラリフォルダにダウンロードされてインタラクティブオブジェクトフィールドに表示されるように挙動が変更されているとのことです。
一方、macOS版FileMaker Pro 19.3.2では、Appleシリコン搭載Mac上でFileMaker Proを起動するとエラーメッセージ「不明エラー: -1」が表示されて続行できなくなる場合がある問題や、FileMaker Proをバージョン19.3.1に更新した後にクイックスタートエクスペリエンスを開始すると空白の画面またはエラーメッセージが表示されて環境によって反応しない場合がある問題が修正されています。
[関連]Claris FileMaker Pro 19.3.2 リリースノート(Claris ナレッジベース)
Ubuntu 18.04 LTSの標準サポート終了予定日
July 20, 2021
Ubuntu 18.04 LTSは2023年4月に標準サポートが終了する予定となっています。
UbuntuはDebianベースのLinuxディストリビューションであり、現時点におけるUbuntu LTS版の最新バージョンはUbuntu 20.04 LTS(Ubuntu 20.04.2 LTS)です。Ubuntu 18.04 LTSは2023年4月に、Ubuntu 20.04 LTSは2025年4月に標準サポートが終了する予定となっています。
なお、Claris FileMaker Cloud 2.19.3のオペレーティングシステムではUbuntu 18.04.5 LTSが使われていて、バージョン19.3.1のFileMaker Server for LinuxではCentOS Linux 7の代わりにUbuntu 18.04 LTSがサポートされるようになっています。
[関連]Claris FileMaker Cloud 2.19.3のオペレーティングシステムはUbuntu(FAMLog)、FileMaker Server for LinuxがサポートするLinuxディストリビューションが変更(FAMLog)
FileMaker Server for LinuxがサポートするLinuxディストリビューションが変更
July 19, 2021
CentOS Projectの開発方針変更を受けて、バージョン19.3.1ではClaris FileMaker Server for Linuxのサポート対象となるLinuxディストリビューションがCentOS LinuxからUbuntuに変更されています。
Linux版のFileMaker Server 19.2.1がCentOS Linuxをサポートする最後のFileMaker Serverとなり、バージョン19.3.1のFileMaker Server for LinuxではCentOS Linuxの代わりにUbuntu Server 18.04 LTSがサポートされるようになっています。CentOS Linux用のFileMaker Server 19は、今後の更新や不具合の修正は行われないため、Linux版を利用している場合にはオペレーティングシステムをUbuntu Server 18.04 LTSに変更する必要があります。
なお、Ubuntu Desktop 18.04 LTSは、FileMaker Server 19と互換性がありますが、完全には検証されていないとのことです。
[関連]Claris FileMaker Server 19.3.1の提供が開始(FAMLog)、FileMaker Server for LinuxがサポートするLinuxディストリビューションが変更予定(FAMLog)
Claris FileMaker Cloud 2.19.3のオペレーティングシステムはUbuntu
July 16, 2021
Claris FileMaker Cloud 2.19.3のオペレーティングシステムではUbuntuが使われるようになっています。
バージョン2.19.3.48のFileMaker CloudにおいてサーバーサイドスクリプトでGet(システムプラットフォーム)関数を実行すると、この関数の戻り値は「8」となります。この戻り値は、CentOS Linuxの代わりにUbuntuに対応するようになった、バージョン19.3.1のClaris FileMaker Server for Linuxの場合と同様です。
なお、FileMaker Cloud Admin Consoleのログビューアで確認すると、Ubuntu 18.04.5 LTSが使用されていることを確認できます。
[関連]Claris FileMaker Cloud 2.19.3.1の提供が開始(FAMLog)、Claris FileMaker 19.3とGet(システムプラットフォーム)関数(FAMLog)
Claris FileMaker Pro 19.3.1の新機能:バージョン19.3.1で追加された関数
July 14, 2021
Claris FileMaker Pro 19.3.1では新しい関数が追加され、現在ロードされているCore ML モデルのメタデータをJSON形式で返す関数が新設されています。
バージョン19.3.1で追加された関数一覧は次の通りです。
・GetModelAttributes
GetModelAttributes関数を使用する前に、[機械学習モデルを構成]スクリプトステップを使用して、Core ML モデルをあらかじめロードしておく必要があります。なお、[機械学習モデルを構成]スクリプトステップは、iOS、iPadOSおよびmacOSでのみサポートされています。
[関連]Claris FileMaker Pro 19.3.1 アップデータが公開(FAMLog)
Apache Tomcat 7.0.109、8.5.68、9.0.48および10.0.7ではセキュリティ脆弱性が修正済み
July 13, 2021
Apache Tomcat 7.0.109、Apache Tomcat 8.5.68、Apache Tomcat 9.0.48およびApache Tomcat 10.0.7ではセキュリティ脆弱性が修正されています。
Apache Tomcat 7.0.109が公開されたのは4月下旬、Apache Tomcat 8.5.68、Apache Tomcat 9.0.48およびApache Tomcat 10.0.7が公開されたのは先月中旬ですが、上記修正に関する情報は今月になってから公開されました。
なお、現時点でのApache Tomcatの最新安定バージョンはバージョン10.0.8ですが、Claris FileMaker Server 19.3.1ではJava Web公開エンジンにApache Tomcat 9.0.45が使用されています。
Ruby 3.0.2、Ruby 2.7.4およびRuby 2.6.8が公開
July 12, 2021
Ruby 3.0.2、Ruby 2.7.4およびRuby 2.6.8が公開されています。
Ruby 3.0.2、Ruby 2.7.4およびRuby 2.6.8では、3点のセキュリティ脆弱性(CVE-2021-31799、CVE-2021-31810、CVE-2021-32066)が修正されています。
なお、2022年3月末頃を目処にRuby 2.6系列のセキュリティメンテナンスならびに公式サポートは終了する見通しであるため、今後はRuby 2.7系列もしくはRuby 3.0系列に移行することが推奨される状況となっています。
Claris FileMaker Pro 19.3をRosetta 2上で動作させる
July 07, 2021
Appleシリコン搭載MacにおいてClaris FileMaker Pro 19.3をRosetta 2上で動作させるには、Finderの情報ウインドウにおいて[Rosettaを使用して開く]にチェックを入れます。
具体的な手順としては、FileMaker Proをあらかじめ終了させておき、FinderでFileMaker Proアプリケーションを選択している状態で、[ファイル]メニューの[情報を見る]を選択します。Appleシリコン搭載Macの場合、情報ウインドウ内に[Rosettaを使用して開く]チェックボックスが表示されるので、それにチェックをつけてからFileMaker Pro 19.3を起動すれば、Rosetta 2上で動作させることができます。
Appleシリコン搭載Mac上でFileMaker Pro 19.3を動作させる際、Intel搭載Mac用のFileMakerプラグインは通常利用できませんが、上記の方法によりIntel搭載Macに対応かつClaris FileMaker 19に対応したプラグインを利用することも可能です。ただし、ユニバーサルアプリケーションの恩恵が受けられなくなるので、動作速度は遅くなります。
[関連]Claris FileMaker Pro 19.3.1の新機能:Appleシリコン搭載Macのサポート(FAMLog)、Mac に Rosetta をインストールする必要がある場合(Apple)
PHP 7.3.29、PHP 7.4.21およびPHP 8.0.8が公開
July 05, 2021
PHP 7.3.29、PHP 7.4.21およびPHP 8.0.8が公開されています。
PHP 7.3.29、PHP 7.4.21およびPHP 8.0.8ではそれぞれセキュリティ脆弱性の修正が行われています。PHP 7.3系列のアクティブサポートは2020年12月にすでに終了しており、重大なセキュリティに関わる修正が行われるセキュリティサポートは2021年12月6日までの予定となっています。
なお、PHP 7.4は2022年11月28日まで、PHP 8.0は2023年11月26日までセキュリティ修正が継続される予定となっています。