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APPLE-SA-2019-3-25-2 macOS Mojave 10.14.4, Security Update 2019-002 High Sierra, Security Update 2019-002 Sierra

March 27, 2019

AppleからmacOS Mojave 10.14.4、macOS High Sierra 10.13.6およびmacOS Sierra 10.12.6用のSecurity Update 2019-002が公開されています。

上記の各アップデートにはセキュリティに関わる修正が含まれていますが、OS X El Capitan用のアップデートは用意されていません。

FileMaker Serverはバージョン17.0.2.252でmacOS Mojaveに対応していますが、FileMaker Server 16をmacOS Mojaveで動作させた場合には、CWPCプロセス終了時にクラッシュすることがある問題やPHPを有効にした場合にWebサーバーが開始しないことがある問題が存在するとのことです。

[関連]FileMaker 製品と macOS Mojave 10.14 との互換性(FileMaker ナレッジベース)、FileMaker Server 17がmacOS Mojave 10.14に対応(FAMLog)

Tag: Security

Apache Tomcat 8.5.38および9.0.16ではセキュリティ脆弱性が修正済み

March 25, 2019

Apache Tomcat 8.5.38およびApache Tomcat 9.0.16ではHTTP/2利用時のサービス運用妨害(DoS)の脆弱性(CVE-2019-0199)が修正されています。

Apache Tomcat 8.5.38および9.0.16が公開されたのは先月上旬ですが、上記修正に関する情報は今月下旬に公開されました。

現時点でのApache Tomcatの最新安定バージョンはバージョン9.0.17です。なお、FileMaker Server 17では、Java Web公開エンジンにApache Tomcat 7.0.82が使用されていますが、Admin Console用管理サーバーではApache Tomcatの代わりにNode.jsが使用されるようになっています。

[関連]Apache Tomcat 8.5.38とApache Tomcat 9.0.16が公開(FAMLog)

Tag: Apache

FileMaker CloudとGet(システムバージョン)関数

March 22, 2019

FileMaker Pro Advancedの「Get(システムバージョン)関数」は、現在利用しているオペレーティングシステムのバージョン情報を示す文字列を返します。

この関数の戻り値は下記のようになります。

・「6.1」:Windows 7の場合
・「6.3」:Windows 8.1の場合
・「10.0」:Windows 10の場合
・「10.14.3」:macOS Sierra 10.14.3の場合
・「7.4.1708」:FileMaker Cloud 1.17.0.77の場合

FileMaker Cloud 1.17.0.77でGet(システムバージョン)関数を実行すると、この関数の戻り値は「7.4.1708」となります。この戻り値はCentOS Linuxのバージョン情報に相当するものです。

[関連]Get(システムバージョン)関数(FAMLog)、FileMaker WebDirectとGet(システムバージョン)関数(FAMLog)

Tag: FileMaker

FileMaker CloudとGet(アプリケーションアーキテクチャ)関数

March 18, 2019

FileMaker Pro Advancedの「Get(アプリケーションアーキテクチャ)関数」は、現在のアプリケーションアーキテクチャを示す文字列を返します。

この関数が返す値は次の通りです。

・「i386」:32ビットバージョンのFileMaker Pro Advancedの場合
・「x86_64」:64ビットバージョンのFileMaker Pro Advanced、FileMaker Server、FileMaker Cloud、FileMaker WebDirect、FileMaker Data APIおよびカスタムWeb公開の場合
・「arm7」:ARMv7ベースのデバイスで実行されているFileMaker Goの場合
・「arm7s」:ARMv7sベースのデバイスで実行されているFileMaker Goの場合
・「arm64」:64ビットのARMベースのデバイスで実行されているFileMaker Goの場合

FileMaker CloudでGet(アプリケーションアーキテクチャ)関数を実行すると、この関数の戻り値は「x86_64」となります。

[関連]Get(アプリケーションアーキテクチャ)関数(FAMLog)

Tag: FileMaker

Ruby 2.6.2とRuby 2.5.4が公開

March 14, 2019

Ruby 2.6.2Ruby 2.5.4が公開されています。

2019年3月上旬に複数のセキュリティ脆弱性が修正されたRubyGems 2.7.9とRubyGems 3.0.3が公開されていましたが、Ruby 2.6.2およびRuby 2.5.4では同梱しているRubyGemsの脆弱性が修正されているほか、不具合の修正が行われています。

なお、Ruby 2.6.2にはRubyGems 3.0系統が含まれており、Ruby 2.5.4ではRubyGems 2.7系統が使用されています。

[関連]RubyGems 2.7.9とRubyGems 3.0.3が公開(FAMLog)

Tag: Ruby

FileMaker CloudとGet(ホストアプリケーションバージョン)関数

March 13, 2019

FileMaker Pro Advancedの「Get(ホストアプリケーションバージョン)関数」は、ホストコンピュータの製品名とバージョン情報を示す文字列を返します。

この関数の戻り値は下記のようになります。

・「Pro 16.0.5」:FileMaker Pro 16.0.5の場合
・「ProAdvanced 17.0.4」:FileMaker Pro 17.0.4 Advancedの場合
・「Server 17.0.2」:FileMaker Server 17.0.2の場合
・「Cloud Server 1.17.0.77」:FileMaker Cloud 1.17.0.77の場合

FileMaker Cloud 1.17.0.77で共有されているデータベースでGet(ホストアプリケーションバージョン)関数を実行すると、この関数の戻り値は「Cloud Server 1.17.0.77」となります。なお、現在のデータベースが共有されていないかホストされていない場合、Get(ホストアプリケーションバージョン)関数は空の文字列を返します。

[関連]Get(ホストアプリケーションバージョン)関数(FAMLog)

Tag: FileMaker

FileMaker Pro 17 Advancedの新機能:アドオンテーブル

March 07, 2019

FileMaker Pro 17 Advancedでは、[ポータル設定]ダイアログボックスでアドオンテーブルを追加できるようになり、さまざまなタイプの一般的な関連情報を記録・表示する機能を手軽に拡張できます。

アドオンテーブルを利用することで、あらかじめ定義されたフィールドのセットを含むテーブルをデータベースに追加でき、追加した新規テーブルと現在のテーブルの間にリレーションシップが自動的に作成されるほか、レイアウト上で使用されるスクリプトが追加されます。

アドオンテーブルを追加するには、レイアウトモードでポータルオブジェクトを作成した後、[ポータル設定]ダイアログボックスの[レコードを表示:]で[新規アドオンテーブル...]を選択します。なお、レイアウトは主キーフィールドのあるテーブルを元にしている必要があります。

[関連]FileMaker Pro Advanced の使いやすさの強化(FAMLog)

Tag: FileMaker

FAMLog News Archive:第84回 2019年春号

March 06, 2019

■PHP 5.6系統の最終バージョンが公開(2019年1月)

PHP 5.6.40が2019年1月に公開されました。PHP 5.6.40はPHP 5.6系統における最後のバージョンとなる予定であるため、今後はバージョン7.1系統以降へのアップグレードが推奨されています。なお、現時点におけるPHPの最新バージョンは2019年2月に公開されたバージョン7.3.2です。

[関連]PHP 5.6.40、PHP 7.1.26、PHP 7.2.14およびPHP 7.3.1が公開(FAMLog)、Mac版FileMaker Server 17.0.2.252ではインストールされるPHPのバージョンが更新(FAMLog)

■INTER-Mediator 5.9が公開(2019年1月)

PDOおよびFileMaker Server対応のWebアプリケーションフレームワークであるINTER-Mediator 5.9が2019年1月に公開されました。INTER-Mediator 5.9では、PHP 5.6.40でINTER-Mediatorが動作しない不具合や、XAMPP for Windows利用時に発生していた互換性に関する問題が修正されています。

[関連]INTER-Mediator 5.9を公開(FAMLog)

Tag: News

Node.js v11.10.1、Node.js v10.15.2、Node.js v8.15.1およびNode.js v6.17.0が公開

March 04, 2019

Node.js v11.10.1、Node.js v10.15.2、Node.js v8.15.1およびNode.js v6.17.0が2019年2月下旬に公開されています。

Node.js v11.10.1、Node.js v10.15.2、Node.js v8.15.1およびNode.js v6.17.0ではDoS脆弱性が修正されているほか、Node.js v8.15.1とNode.js v6.17.0ではOpenSSLがバージョン1.0.2rに更新されています。

FileMaker Server 17とFileMaker Cloud 1.17のFileMaker Data API エンジンではNode.js v6系列もしくはNode.js v8系列が使われていて、FileMaker Server 17.0.2ではNode.js v6.12.3、FileMaker Cloud 1.17.0ではNode.js v8.9.4が使用されています。

[関連]OpenSSL 1.0.2rが公開(FAMLog)


OpenSSL 1.1.1bが公開

February 28, 2019

通信暗号化ライブラリとして広く利用されているOpenSSLの新バージョン「OpenSSL 1.1.1b」が公開されています。

TLS 1.3がサポートされているOpenSSL 1.1.1系列の最新版であるOpenSSL 1.1.1bでは不具合の修正が行われています。OpenSSL 1.0.2rと同時に公開されましたが、OpenSSL 1.1.1bには特にセキュリティ上の修正は含まれていないとのことです。

バージョン1.0.2系列のサポートは2019年12月31日に終了する予定、バージョン1.1.0系列のサポートは2019年9月頃に終了する予定となっているので、年内に計画的にバージョン1.1.1系列にアップグレードする必要がある状況と言えます。

[関連]OpenSSL 1.0.2rが公開(FAMLog)

Tag: Security

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