FAMLog


Ruby 2.2.0が公開

December 30, 2014

Ruby 2.2系列の安定版である「Ruby 2.2.0」が公開されています。

Ruby 2.2.0では、Symbolオブジェクトのガーベージコレクトができるようになっています。Rails 5.0ではこのRuby 2.2以降でのみサポートされるSymbol GCが必須とされる予定です。その他にも数多くの機能追加や改善が行われていますが、Ruby 1.8.7やRuby 1.9.2、Ruby 1.9.3からRuby 2.2.0へ移行する場合には、非互換がいくつか存在するので注意が必要です。

なお、2015年2月に保守が終了する予定であるRuby 1.9.3は、現在セキュリティメンテナンスフェーズにあり、原則として何らかのセキュリティ上の問題が発見された場合のみリリースが行われる状態であり、より新しいバージョンへ移行することが推奨されている状況です。

Tag: Ruby

FileMaker Go 13の新機能:バーコードスキャン

November 12, 2014

FileMaker Go 13ではバーコードスキャン機能を利用できるようになっています。

バーコードスキャン機能を利用するには、FileMaker 13で追加された新しいスクリプトステップである[デバイスから挿入]スクリプトステップを利用します。FileMaker Pro 13もしくはFileMaker Pro 13 Advancedを利用して設定する必要があり、[デバイスから挿入]スクリプトステップの[次から挿入]オプションでバーコードを選択します。ISBNやQRコードをはじめ、各種バーコードタイプがサポートされています。

スキャンの実行にはiOSデバイスの内蔵カメラを使用し、スキャンした画像をオブジェクトフィールドに保存することや、バーコードデータをテキストフィールドに保存できます。

[関連]FileMaker Go によるバーコードのスキャン(FileMaker ナレッジベース)

Tag: FileMaker

FileMaker Pro 13の新機能:スライドコントロール

August 18, 2014

FileMaker Pro 13では「スライドコントロール」と呼ばれる機能が新機能として追加されています。

スライドコントロールは、1つまたは複数のスライドパネルから構成されるレイアウトオブジェクトです。スライドコントロールを使用すると、各スライドパネルの枠内のフィールドなどのオブジェクトを編成できます。

特にFileMaker Go 13ではスワイプジェスチャーがサポートされており、指1本のスワイプジェスチャーでスライドコントロール内のパネルを変更できます。次のパネルにスライドする際に、視覚的にスムーズに切り替わるアニメーションもサポートされています。

Tag: FileMaker

FileMaker Pro 13の新機能:リスト形式における現在のレコード表示

August 04, 2014

FileMaker Pro 13では、リスト形式で現在のレコードが他のレコードとは異なる塗りつぶし色で表示されるようになっています。

リスト形式でアクティブ(現在の)レコードを異なる塗りつぶし色で表示するには、レイアウトモードでボディパートラベルを選択し、インスペクタの[外観]タブにあるオブジェクトの状態ドロップダウンリストから[アクティブ]を選択します。その状態で塗りつぶし色を設定すると、リスト形式におけるアクティブ(現在の)レコード用の塗りつぶし色を設定できます。

なお、上記の機能を無効にするには、ボディパートの[パートの定義]ダイアログボックスにおいて[アクティブな行状態を使用]チェックボックスのチェックを外します。

Tag: FileMaker

Ruby 1.8.7とRuby 1.9.2のメンテナンスが2014年7月31日に終了

August 01, 2014

延長されていたRuby 1.8.7およびRuby 1.9.2のメンテナンスは2014年7月31日に終了しました。

Rubyはバージョン2.1.2が2014年5月に公開され、Ruby 2.2.0が年内にリリースされる予定となっています。メンテナンス終了に伴い、今後Ruby 1.8.7およびRuby 1.9.2に対するセキュリティパッチは提供されなくなるため、バージョンアップが強く推奨されます。

なお、Ruby 1.8.7やRuby 1.9.2からRuby 2.1.2へ移行する場合には、非互換がいくつか存在するので注意が必要です。

[関連]Ruby 1.8.7 および 1.9.2 のサポート終了について(オブジェクト指向スクリプト言語 Ruby)

Tag: Ruby

FileMaker Pro 13の改善点:新しく追加されたレイアウトオブジェクトのバッジ

July 23, 2014

FileMaker Pro 13では、レイアウトオブジェクトに設定されている情報を視覚的に表示するバッジに新しい種類のバッジが追加されています。

バージョン13では、FileMaker Pro 13の新機能であるポップオーバーボタンであることを示すバッジ、およびオブジェクトを隠す計算式が指定されていることを示すバッジの2種類が新たに追加されています。

なお、ポップオーバーボタンであることを示すバッジを表示するには、レイアウトモードで[表示]メニューの[オブジェクト]サブメニューから[ポップオーバーボタン]を選択する必要があります。

[関連]FileMaker Pro 12の改善点:新しく追加されたレイアウトオブジェクトのバッジ(FAMLog)

Tag: FileMaker

Ginjo-rfm 3.0が公開

July 11, 2014

William Richardson氏が、オブジェクト指向スクリプト言語RubyからFileMaker ServerでホストされているFileMakerデータベースへのアクセスを可能にするオープンソースソフトウェア「Ginjo-rfm 3.0」を公開しています。

バージョン3.0では、XMLパースエンジンが刷新され、ActiveSupportをインストールする必要がなくなっています。

Ginjo-rfm 3.0は、Rfmをベースとした、MITライセンスで提供されるオープンソースソフトウェアであり、Ruby 1.9.xもしくはRuby 2.xに対応しています。なお、バージョン3.0公開後に不具合の修正が行われており、現在の最新バージョンは3.0.4となっています。

Tag: FileMaker

FileMaker Pro 13の新機能:ポップオーバー

June 24, 2014

FileMaker Pro 13では「ポップオーバー」と呼ばれる機能が新機能として追加されています。

ポップオーバーは、レイアウト上のフィールド、テキスト、およびその他のオブジェクトを操作できるレイアウトオブジェクトです。ポップオーバーを使用すると、別のレイアウトやウインドウに移動せずに作業状況を維持できるので、データ入力や表示の効率化に役立ちます。

ポップオーバーをレイアウトに追加するには、レイアウトモードでポップオーバーボタンを作成します。メニューを利用してポップオーバーボタンを作成する場合には、レイアウトモードにおいて[挿入]メニューの[ポップオーバーボタン]を選択します。

Tag: FileMaker

FileMaker Pro 13の新機能:オブジェクトの表示コントロール

June 12, 2014

FileMaker Pro 13では、計算式を利用してレイアウトオブジェクトの表示および非表示を制御できるようになっています。

バージョン13では、インスペクタの[データ]タブにある[次の場合にオブジェクトを隠す]で、オブジェクトを非表示にする計算式を指定できます。これにより、フィールドやボタン、タブコントロールなどのレイアウトオブジェクトを、計算式の結果に基づいて表示したり隠したりできます。

また、検索モードにおいてオブジェクトに上記条件を適用する場合には、[次の場合にオブジェクトを隠す]の下にある[検索モードで適用]にチェックをつけます。

Tag: FileMaker

FileMaker Pro 13の新機能:強化されたスタイルとテーマの管理オプション

June 10, 2014

FileMaker Pro 13では、レイアウトオブジェクトやパート、背景に書式を適用して、ソリューション全体に一貫性のある外観を構築できるようになっています。

バージョン13では、インスペクタに[スタイル]タブが追加されており、独自のカスタムスタイルを定義したり、既存のスタイルをカスタマイズすることができます。スタイルとは、フォント、色、線のスタイル、テキストのサイズや配置など、レイアウトの外観を決める属性の集合です。カスタムスタイルを定義し、テーマに保存して書式への変更を自動的に適用したり、他のファイルからテーマをインポートすることもできます。スタイルに一度変更を加えると、そのスタイルが使われているすべての場所で変更が適用されます。

なお、定義したカスタムスタイルを利用するにはバージョン13が必要になるため、同じデータベースをバージョン12とバージョン13で併用する必要が出てくる場合には要注意です。

Tag: FileMaker

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