FAMLog
Apache HTTP Server 2.4.57が公開
April 12, 2023
Apache HTTP Server 2.4.57が2023年4月上旬に公開されています。
Apache HTTP ServerはオープンソースのWebサーバーソフトウェアです。バージョン2.4.57では、mod_proxy、mod_http2、mod_rewriteおよびmod_mimeの不具合が修正されており、バージョン2.4.56での変更に起因するmod_rewriteの不具合も修正されています。
なお、macOSおよびUbuntu 18.04向けのClaris FileMaker ServerではWebサーバーにApache HTTP Serverが内部的に使用されていますが、Ubuntu 20.04ではWebサーバーとしてApache HTTP Serverの代わりにnginxが使用されるようになっています。
[関連]Apache HTTP Server 2.4.56が公開(FAMLog)
WordPress 6.2が公開
April 06, 2023
WordPress 6.2が2023年3月下旬に公開されています。
WordPressはブログから高機能なサイトまで作ることができるオープンソースソフトウェアです。新たに「集中執筆モード」が搭載されたWordPress 6.2では、900以上の機能強化と修正が施されており、ベータ版を終了したサイトエディターのインターフェースが一新されています。
なお、FMPress Forms 1.3.1はWordPress 6.2と互換性があることを検証済みです。FMPress Formsを使用すれば、Contact Form 7で作成したWebフォームから送信されたデータをFileMakerデータベースに登録できるようになります。
Apache Tomcat 8.5系列のサポート終了予定日
March 27, 2023
Apache Tomcat 8.5系列は2024年3月31日にサポートが終了する予定となっています。
Apache Tomcat 8.5系列のサポート終了に関する案内は2022年12月に発表されていました。2024年7月になるとApache Tomcat 8.5のダウンロードページが削除される予定となっており、現在Apache Tomcat 8.5系列を利用している場合にはApache Tomcat 9.0系列もしくはApache Tomcat 10.1系列へのアップグレードが推奨されることになります。Apache Tomcatはバージョン11.0系統の開発も進められており、現在バージョン11.0.0-M4(アルファ版)が公開されている状況です。
なお、現時点でのApache Tomcat 9.0系列の最新バージョンはバージョン9.0.73ですが、Claris FileMaker Server 19.6.3ではJava Web公開エンジンにApache Tomcat 9.0.45が使用されています。
Apache Tomcat 8.5.86、9.0.72および10.1.6ではセキュリティ脆弱性が修正済み
March 24, 2023
2023年2月に公開されたApache Tomcat 8.5.86、Apache Tomcat 9.0.72およびApache Tomcat 10.1.6ではセキュリティ脆弱性が修正されています。
Apache Tomcat 8.5.86、Apache Tomcat 9.0.72およびApache Tomcat 10.1.6では、httpsが設定されたX-Forwarded-Protoヘッダーを含むリクエストをHTTP経由でリバースプロキシから受信し、RemoteIpFilterを使用している場合において、Apache Tomcatが作成するセッションCookieにSecure属性が含まれない問題(CVE-2023-28708)が修正されています。
なお、Apache Tomcat 10.0系列は2022年10月にサポートが終了しており、現在Apache Tomcat 10.0系列を利用している場合にはApache Tomcat 10.1系列へのアップグレードが推奨されています。
[関連]JVNVU#90635957: Apache Tomcatにおける保護されていない認証情報の送信の脆弱性(Japan Vulnerability Notes)
PHP 8.1.17とPHP 8.2.4が公開
March 20, 2023
PHP 8.1.17とPHP 8.2.4が公開されています。
PHP 8.1.17とPHP 8.2.4では不具合の修正が行われています。PHP 8.0系列のアクティブサポートは2022年11月にすでに終了しており、重大なセキュリティに関わる修正が行われるセキュリティサポートは2023年11月26日までの予定となっています。
なお、PHP 8.1は2024年11月25日まで、PHP 8.2は2025年12月8日までセキュリティ修正が継続される予定となっています。
OpenSSL 3.1系列のサポート終了予定日
March 17, 2023
OpenSSL 3.1系列は2025年3月14日にサポートが終了する予定となっています。
現時点でのOpenSSLの最新安定バージョンは、今月公開されたバージョン3.1.0です。OpenSSLはバージョン3.0.0でライセンスが変更されており、OpenSSL 3.0.0以降ではApache License, Version 2.0に変更されています。
バージョン1.1.1系統は2023年9月11日にサポートが終了する予定となっているため、今後はバージョン3.0系統もしくはバージョン3.1系統へのアップグレードが推奨されます。なお、長期サポート版(LTS)であるOpenSSL 3.0系統は2026年9月7日までサポートされる予定となっています。
[関連]OpenSSL 1.1.1系列のサポート終了予定日(FAMLog)、OpenSSL 3.1.0が公開(FAMLog)
OpenSSL 3.1.0が公開
March 16, 2023
通信暗号化ライブラリとして広く利用されているOpenSSLの新バージョンであるOpenSSL 3.1.0が公開されています。
各種パフォーマンスが改善されているOpenSSL 3.1.0では、FIPSプロバイダーがFIPS 140-3に準拠するようになっています。OpenSSLはバージョン3.0.0でライセンスが変更されており、OpenSSL 3.0.0以降ではApache License, Version 2.0に変更されています。
なお、バージョン3.1系列のサポートは2025年3月14日に、バージョン3.0系列のサポートは2026年9月7日に終了する予定となっています。
LibreSSL 3.6.2とLibreSSL 3.5.4が公開
March 14, 2023
LibreSSL 3.6.2およびLibreSSL 3.5.4が2023年2月上旬に公開されています。
LibreSSLは、OpenSSLからフォークされたものであり、OpenBSDの標準TLSライブラリとして採用されています。LibreSSL 3.6.2およびLibreSSL 3.5.4ではそれぞれ1点のセキュリティ脆弱性が修正されています。
なお、LibreSSLは約半年ごとに新しいバージョンの安定版がリリースされるスケジュールになっており、2022年10月に公開されたバージョン3.6.1でバージョン3.6系統が安定版として配布されるようになっていました。
Claris ServerではカスタムWeb公開 with PHPは利用不可
March 10, 2023
Claris ServerではカスタムWeb公開 with PHPはサポートされていません。
FileMaker Server 19.5.2の提供が開始された際にカスタムWeb公開 with PHPが今後廃止予定であることがClaris ナレッジベースで案内されており、最新版のFileMaker ServerではすでにインストーラーにPHPが添付されなくなっている状況となっています。
一方、FileMaker Server 19.6.1ではLinuxでもカスタムWeb公開 with XMLがサポートされるようになっており、カスタムWeb公開 with XMLの扱いについては特に言及されていませんでした。
[関連]カスタムWeb公開 with PHPの利用が非推奨に(FAMLog)、Claris FileMaker Server 19.6.1の新機能:LinuxでもカスタムWeb公開 with XMLの利用が可能に(FAMLog)
Claris プラットフォームではファイル形式が変更
March 07, 2023
Claris プラットフォームではファイル形式が変更されており、Claris Proでファイルを作成するとファイルの拡張子は「.claris」となります。
Claris Proを使用すれば、既存のFileMaker Pro カスタム AppをFileMaker Pro 12 形式(.fmp12)からClaris Pro 形式(.claris)に変換できます。ただし、Claris プラットフォームの各製品を使用するにはClaris IDが必要になり、FileMaker プラットフォームでサポートされていた機能の一部を利用できない場合があります。
Claris プラットフォームへ移行する際には、事前にClaris ヘルプセンターでClaris プラットフォームとFileMaker プラットフォームの違いについて内容を確認しておく必要があります。
[関連]Claris プラットフォーム動作環境(Claris ナレッジベース)