FAMLog
OpenSSL 3.1系列のサポート終了予定日
March 17, 2023
OpenSSL 3.1系列は2025年3月14日にサポートが終了する予定となっています。
現時点でのOpenSSLの最新安定バージョンは、今月公開されたバージョン3.1.0です。OpenSSLはバージョン3.0.0でライセンスが変更されており、OpenSSL 3.0.0以降ではApache License, Version 2.0に変更されています。
バージョン1.1.1系統は2023年9月11日にサポートが終了する予定となっているため、今後はバージョン3.0系統もしくはバージョン3.1系統へのアップグレードが推奨されます。なお、長期サポート版(LTS)であるOpenSSL 3.0系統は2026年9月7日までサポートされる予定となっています。
[関連]OpenSSL 1.1.1系列のサポート終了予定日(FAMLog)、OpenSSL 3.1.0が公開(FAMLog)
OpenSSL 3.1.0が公開
March 16, 2023
通信暗号化ライブラリとして広く利用されているOpenSSLの新バージョンであるOpenSSL 3.1.0が公開されています。
各種パフォーマンスが改善されているOpenSSL 3.1.0では、FIPSプロバイダーがFIPS 140-3に準拠するようになっています。OpenSSLはバージョン3.0.0でライセンスが変更されており、OpenSSL 3.0.0以降ではApache License, Version 2.0に変更されています。
なお、バージョン3.1系列のサポートは2025年3月14日に、バージョン3.0系列のサポートは2026年9月7日に終了する予定となっています。
LibreSSL 3.6.2とLibreSSL 3.5.4が公開
March 14, 2023
LibreSSL 3.6.2およびLibreSSL 3.5.4が2023年2月上旬に公開されています。
LibreSSLは、OpenSSLからフォークされたものであり、OpenBSDの標準TLSライブラリとして採用されています。LibreSSL 3.6.2およびLibreSSL 3.5.4ではそれぞれ1点のセキュリティ脆弱性が修正されています。
なお、LibreSSLは約半年ごとに新しいバージョンの安定版がリリースされるスケジュールになっており、2022年10月に公開されたバージョン3.6.1でバージョン3.6系統が安定版として配布されるようになっていました。
Claris ServerではカスタムWeb公開 with PHPは利用不可
March 10, 2023
Claris ServerではカスタムWeb公開 with PHPはサポートされていません。
FileMaker Server 19.5.2の提供が開始された際にカスタムWeb公開 with PHPが今後廃止予定であることがClaris ナレッジベースで案内されており、最新版のFileMaker ServerではすでにインストーラーにPHPが添付されなくなっている状況となっています。
一方、FileMaker Server 19.6.1ではLinuxでもカスタムWeb公開 with XMLがサポートされるようになっており、カスタムWeb公開 with XMLの扱いについては特に言及されていませんでした。
[関連]カスタムWeb公開 with PHPの利用が非推奨に(FAMLog)、Claris FileMaker Server 19.6.1の新機能:LinuxでもカスタムWeb公開 with XMLの利用が可能に(FAMLog)
Claris プラットフォームではファイル形式が変更
March 07, 2023
Claris プラットフォームではファイル形式が変更されており、Claris Proでファイルを作成するとファイルの拡張子は「.claris」となります。
Claris Proを使用すれば、既存のFileMaker Pro カスタム AppをFileMaker Pro 12 形式(.fmp12)からClaris Pro 形式(.claris)に変換できます。ただし、Claris プラットフォームの各製品を使用するにはClaris IDが必要になり、FileMaker プラットフォームでサポートされていた機能の一部を利用できない場合があります。
Claris プラットフォームへ移行する際には、事前にClaris ヘルプセンターでClaris プラットフォームとFileMaker プラットフォームの違いについて内容を確認しておく必要があります。
[関連]Claris プラットフォーム動作環境(Claris ナレッジベース)
Claris FileMaker Server 19.6.1の改善点:Admin Console上での証明書署名要求 (CSR)の作成
March 06, 2023
Claris FileMaker Server 19.6.1では、FileMaker Server Admin Console上で証明書署名要求 (CSR)とプライベートキーを作成する際に、既存のプライベートキーファイルを置き換えるかどうか選択できるようになっています。
Admin Consoleの[構成]>[SSL 証明書]タブにおいて[CSR を作成]ボタンを押すとCSRファイル(serverRequest.pem)とプライベートキーファイル(serverKey.pem)を作成するダイアログボックスが表示されます。
そのダイアログボックスにおいて必要な情報を入力した後に[作成]ボタンを押した際に、すでにCSRファイルとプライベートキーファイルが作成されていた場合、従来のバージョンでは「serverCustom.pem」ファイルと「serverKey.pem」ファイルを削除している状態でなければ作成処理を進めることができませんでした。バージョン19.6.1では、プライベートキーファイルを置き換えるかどうか確認されるようになっており、証明書の更新手続きを考慮した改善が図られています。
[関連]Claris FileMaker Server 19.3.1の新機能:Admin Console上での証明書署名要求 (CSR)の作成(FAMLog)
Claris ServerでサポートされるプラットフォームはLinux
March 03, 2023
Claris プラットフォームが今後日本国内で正式に販売が開始される予定となっていますが、Claris プラットフォームの1つとして位置付けられているClaris Serverでサポートされるプラットフォームは現在のところLinuxのみとなっています。
FileMaker ServerではLinuxだけでなくmacOSとWindows Serverもサポートされていますが、2023年3月現在においてClaris ServerでサポートされるプラットフォームはLinuxのみとなっています。
Claris ServerではUbuntu 20.04 LTSがサポートされており、Ubuntu Server 20.04 LTSおよびUbuntu 20.04 Desktopのどちらでも使用可能です。
[関連]Claris と FileMaker プラットフォームの違い(Claris ヘルプセンター)、Claris プラットフォーム動作環境(Claris ナレッジベース)
(2023/03/06追記:「2022年3月現在」を「2023年3月現在」に修正しました。)
Claris FileMaker Server 19.3のサポート終了予定月
February 27, 2023
Claris FileMaker Server 19.3は2023年7月にサポートが終了する予定となっています。
2023年2月27日現在、Claris FileMaker ProおよびClaris FileMaker Serverの最新バージョンはそれぞれバージョン19.6.3です。FileMaker 19.3は2023年7月にサポートが終了する予定となっているため、2023年8月以降においてサポートされるFileMaker製品はバージョン19.4以降となります。
なお、FileMaker製品のサポートポリシーは2019年末頃から変更されており、提供開始日から2年経過すると当該バージョンのサポートを終了するようになっています。
[関連]Claris の新しいサポートポリシー(Claris ナレッジベース)、Claris FileMaker Server 19.2のサポート終了予定月(FAMLog)
PHP 8.0.28、PHP 8.1.16およびPHP 8.2.3が公開
February 17, 2023
PHP 8.0.28、PHP 8.1.16およびPHP 8.2.3が公開されています。
PHP 8.0.28、PHP 8.1.16およびPHP 8.2.3ではそれぞれセキュリティ脆弱性の修正が行われています。PHP 7.4系統の公式セキュリティサポートは2022年11月に終了しており、今後はバージョン8.0系列以降にアップグレードすることが強く推奨される状況になっています。
なお、PHP 8.0は2023年11月26日まで、PHP 8.1は2024年11月25日まで、PHP 8.2は2025年12月8日までセキュリティ修正が継続される予定となっています。
Claris FileMaker Server 19.6.1の新機能:設定支援インストールでデータベースフィルタリング設定を変更可能に
February 10, 2023
Claris FileMaker Server 19.6.1では、設定支援インストールを使用することでデータベースフィルタリング設定を変更できるようになっています。
[クライアントアプリケーションでのデータベースのフィルタ]オプションが初期状態で有効になったFileMaker Server 19.6.1では、「Assisted Install.txt」ファイルに[Filter Databases]オプションが新たに追加されており、インストール時に当該設定を変更できるようになっています。
インストール時に当該設定を無効にするには、作成したインストーラフォルダ内にある登録ファイル「Assisted Install.txt」ファイルを編集し、「Filter Databases=1」を「Filter Databases=0」に変更した上でインストール作業を行います。
[関連]Claris FileMaker Server 19.6.1の変更点:[クライアントアプリケーションでのデータベースのフィルタ] オプション(FAMLog)