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Get(ホストアプリケーションバージョン)関数

October 06, 2008

FileMaker 9で新たに追加された「Get(ホストアプリケーションバージョン)関数」は、現在のデータベースをホストしているコンピューターで実行されているFileMaker ProまたはFileMaker Serverのバージョン情報を示す文字列を返します。

この関数の戻り値は次の例のようになります。

・「Pro 9.0v1」:FileMaker Pro 9.0v1の場合
・「ProAdvanced 9.0v3」:FileMaker Pro 9.0v3 Advancedの場合
・「Server 9.0v3」:FileMaker Server 9.0v3の場合

なお、現在のデータベースが共有されていないかホストされていない場合、Get(ホストアプリケーションバージョン)関数は空の文字列を返します。

Tag: FileMaker

ClamXav 1.1.1

September 02, 2008

Mac OS Xで動作するフリーのウィルスチェッカーである「ClamXav 1.1.1」が公開されています。

バージョン1.1.1では、安定性が向上し、ClamAVの最新安定版であるバージョン0.93.3が搭載されています。IntelベースのMacでも利用可能なUniversalアプリケーションとして、Mac OS X v10.4 TigerおよびMac OS X v10.5 Leopardに対応しています。

なお、Mac OS X Server v10.5 Leopardではテストされていないので、その環境での利用には注意が必要です。

(2008/10/16追記:ClamXav 1.1.1 with ClamAV 0.94 backendが2008年10月上旬に公開されていました。)

Tag: Mac

fmservicewrapperd

August 29, 2008

Mac版FileMaker Server 9ではlaunchdを利用してデーモンを起動するように変更されましたが、これに伴い「fmservicewrapperd」というデーモンが新たに追加されています。

fmservicewrapperdの正式名称は不明ですが、最初にlaunchdがfmservicewrapperdを起動します。その後fmservicewrapperdが、FileMaker Server、FileMaker Server Helper、Web公開エンジン、およびAdmin Consoleサーバー用のTomcatを起動します。FileMaker Server(データベースサーバー)とWeb公開エンジンについては自動起動設定の内容に応じて起動されます。

なお、fmservicewrapperdは下記の場所にあります。

/Library/FileMaker Server/Common/service-wrapper/fmservicewrapperd

(2010/04/22追記:Mac版FileMaker Server 11では、FileMaker Server 9で導入されたfmservicewrapperdが不要になり、FileMaker Server関連デーモンの起動プロセスについて最適化が行われています。)

Tag: FileMaker

Mac版FileMaker Server 9ではデーモン起動がlaunchdベースに

August 28, 2008

Mac版FileMaker Server 9では、Mac OS X Tigerで導入されたlaunchdを利用してデーモンを起動するように変更されています。

バージョン7、8および8.0v4のMac版FileMaker ServerではStartupItemsディレクトリ内の起動スクリプトを利用して、FileMaker Serverデーモン、FileMaker Server HelperデーモンおよびWeb公開エンジンを起動および停止していました。

Mac版FileMaker Server 9では、StartupItemsではなくlaunchdで起動されるように変更されているため、デーモンの起動や停止にSystemStarterコマンドは使われなくなりました。

Tag: FileMaker

FileMaker Server 9とTime Machine

August 19, 2008

FileMaker Serverでホストされているデータベースファイルは、Mac OS X Leopardの自動バックアップ機能であるTime Machineのバックアップ対象から除外するように設定する必要があります。

FileMaker Proの場合と同様に、Time Machineがバックアップを実行しているときにFileMaker Serverがそのファイルを開こうとすると、Time Machineによるバックアップファイルが壊れる危険があります。

代わりに、FileMaker Server Admin Consoleを使用して、データベースをバックアップするスケジュールを作成するようにします。そして、スケジュールによってバックアップされたデータベースファイルを、Time Machineのバックアップ対象とするように設定を調整します。

[関連]FileMaker and Time Machine(FileMaker Knowledge Base)

Tag: FileMaker

FMTouch

August 06, 2008

FMWebschoolが、iPhoneおよびiPod touchでFileMaker Proデータベースのデータを扱えるアプリケーション「FMTouch」を発表しています。

FMTouchは、App Storeで購入が可能で、価格は11,500円です。iPhone 2.0 ソフトウェアアップデートを適用したiPhoneとiPod touchで動作します。

FileMaker ProデータベースのデータをiPhoneやiPod touchに入れて、インターネットに接続していなくてもデータの閲覧や編集が可能です。デスクトップで作成したFileMaker ProデータベースのレイアウトはiPhoneに最適化された形で調整・表示され、iPhoneとデスクトップ間でデータベースの同期を行うことができます。

事前の初期設定でFileMaker Pro 8 AdvancedまたはFileMaker Pro 9 Advancedでデータベースデザインレポートのファイルを作成しておく必要があります。また、同期のためにはFileMaker Pro 8またはFileMaker Pro 9が必要で、別途FMTouch Syncプラグインをインストールしておく必要があります。

[関連]FileMakerデータベースがiPhoneで利用可能に(ITmedia News)

(2008/8/15追記:当初の価格は11,500円でしたが、2008年8月11日時点では価格は8,000円になっています。)

Tag: FileMaker

FileMaker Pro ステップアップ講座

August 05, 2008

FileMaker Proに付属しているテンプレートを使ってデータベースを構築するポイントを解説した書籍「FileMaker Pro ステップアップ講座」が2008年7月に発売されています。

FileMaker Pro 9に付属しているテンプレートを使って、レイアウトやフィールド定義の流用方法などをはじめ、簡単に欲しいデータベースに改造するコツが紹介されています。

カスタマイズに役立つ知識や機能が紹介されていて、いちから作らなくても使えるデータベースを作るコツやヒント、お手軽レシピが詰まった1冊です。

定価:2,520円(税込)
サイズ:B5変型
ページ数: 288
著者:小山 香織
出版社:オーム社
ISBN:978-4-274-06726-6[Amazon.co.jpで購入...

Tag: FileMaker

Mac版FileMaker Server 9でイベントログの言語を変更する

July 24, 2008

Mac版のFileMaker Server 9においてイベントログの言語を変更するには、データベースサーバーを停止した後に、ターミナルで次のように入力します。

sudo su - fmserver -c 'defaults -currentHost write "/Library/FileMaker Server/Library/Preferences/com.filemaker.fmserver" Preferences -dict-add SystemLocale English'
(実際には1行で入力します)

データベースサーバーを再度起動すると、上記の例ではイベントログで使用される言語が英語に変更されます。英語(English)以外に指定できる言語は、French、German、Japanese、ItalianまたはSwedishのいずれかです。

(2015/09/02追記:OS X版のFileMaker Server 14では設定ファイルの形式およびパスが変更されたため、上記の方法は利用できません。)

Tag: FileMaker


fmsadminコマンドの活用 (10)

July 17, 2008

バージョン7以降のFileMaker Serverで利用できるfmsadminコマンドを使用すると、CLI(コマンドラインインターフェース)で任意のデータベースファイルの状態を取得することができます。

fmsadminコマンドを使用してFileMakerデータベースの状態を取得するには、STATUSコマンドを使用します。

[構文]
fmsadmin STATUS file [FILE]

[使用例]
$ fmsadmin status file FMServer_Sample

STATUSコマンドにより、データベースファイルの開閉状態を知ることができ、場合によってはファイルが開かれている最中であるということも分かります。

Tag: FileMaker

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