FAMLog


FMDeveloperTool

November 22, 2023

Claris FileMaker Server 20.3.1では、FMDeveloperToolがFileMaker Serverに同梱されるようになっています。

FMDeveloperToolは、コピー、クローン、XMLファイルとして保存、一貫性チェック、暗号化、復号化、キオスクモードの有効化、管理者アクセスの削除、修復の実行など、データベースの開発タスクを実行するコマンドラインツールです。FMDeveloperTooは、Windows、macOSおよびLinux(Ubuntu)で使用できます。

FMDeveloperToolは、macOSおよびLinux版のFileMaker Serverの場合には、FileMaker Serverフォルダの直下にあるDatabase Serverフォルダ内にあるbinフォルダ内にインストールされます。Windows Server版のFileMaker Serverの場合には、FileMaker Serverフォルダの直下にあるDatabase Serverフォルダ内にインストールされます。

[関連]Claris FileMaker 2023(バージョン20.3)の提供が開始(FAMLog)、FMDeveloperToolのバージョン確認方法(FAMLog)

Tag: FileMaker

「Claris Engage Japan 2023」T-27講演資料

November 17, 2023

2023年11月10日に行われたClaris Engage Japan 2023のテクニカルセッション(T-27)講演資料を公開しました。

・ダウンロード:「Claris FileMaker Admin API の使い方と最新情報」(PDF形式/ファイルサイズ:約3.5MB)

「FileMaker_2023_Admin_API.pdf」のSHA-2ダイジェスト:
3f2b83e38a9326300455628fdad208269d4c505ad251309a45e983a04767e350

■関連リンク

FileMaker Admin API ガイド(Claris)

社内システムから Claris FileMaker Cloud に接続する際に知っておきたいポイント(Claris ジャパン公式YouTubeチャンネル)

FM-Admin-API-Tool

fmcsadmin



(2023年11月17日追記:講演で使用したスライドを一部訂正したものを公開しました。スライドの57および60ページに記載しているAdminAPI_PKIAuthフォルダのパスが間違っていましたので訂正してあります。)

Tag: FileMaker

Claris FileMaker Server 2023の新機能:[エラーログ設定]スクリプトステップのサポート

August 25, 2023

Claris FileMaker Server 2023では、FileMaker Serverで実行されるスクリプトで[エラーログ設定]スクリプトステップがサポートされるようになっています。

Claris FileMaker Server Admin Consoleの[ログ]>[ログ設定]で[スクリプトエラーログを許可]を有効にしている場合、FileMaker Serverで実行されるスクリプトでエラーが発生すると、FileMaker Server/Logs/フォルダにFMSEScriptErrors.logファイルが作成されてスクリプトエラーに関する情報が記録されるようになっています。

なお、FileMaker Server 2023ではスクリプトイベントに関するログは、主にEvent.logファイルではなくscriptEvent.logファイルに保存されるようになっています。scriptEvent.logファイルはFMSEScriptErrors.logファイルと同じフォルダに自動的に作成されます。

[関連]FileMaker Server リリースノート(Claris)、スクリプトイベントログ(Claris Server および FileMaker Server ヘルプ)

Tag: FileMaker

Claris FileMaker Server 19.6.1の改善点:Claris FileMaker Admin API

April 20, 2023

2022年12月に提供が開始されたClaris FileMaker Server 19.6.1では、Claris FileMaker Admin APIの機能が拡充されています。

バージョン19.6.1のFileMaker Admin APIでは、2つ目の追加データベースフォルダ、2つ目のオブジェクトデータフォルダおよび2つ目のオブジェクトデータフォルダ内のファイルをバックアップするかどうかを設定できるようになっています。

さらに、FileMaker Data API プラグインの有効化または無効化、データベースフィルタリング設定状況の取得および設定変更、IPアドレスによるFileMaker Server Admin ConsoleおよびFileMaker Admin APIへのアクセス制限、PKI(パブリックキーインフラストラクチャ)での認証など、数多くの機能が新たに利用できるようになっています。

[関連]Claris FileMaker Server 19.6.1の提供が開始(FAMLog)、Claris FileMaker Server 19.6.1の新機能:IPアドレスによるAdmin ConsoleおよびAdmin APIへのアクセス制限(FAMLog)、Claris FileMaker Server 19.6.1の新機能:Admin APIでPKI認証をサポート(FAMLog)

Tag: FileMaker

Claris FileMaker Server 19.6.1の新機能:設定支援インストールでデータベースフィルタリング設定を変更可能に

February 10, 2023

Claris FileMaker Server 19.6.1では、設定支援インストールを使用することでデータベースフィルタリング設定を変更できるようになっています。

[クライアントアプリケーションでのデータベースのフィルタ]オプションが初期状態で有効になったFileMaker Server 19.6.1では、「Assisted Install.txt」ファイルに[Filter Databases]オプションが新たに追加されており、インストール時に当該設定を変更できるようになっています。

インストール時に当該設定を無効にするには、作成したインストーラフォルダ内にある登録ファイル「Assisted Install.txt」ファイルを編集し、「Filter Databases=1」を「Filter Databases=0」に変更した上でインストール作業を行います。

[関連]Claris FileMaker Server 19.6.1の変更点:[クライアントアプリケーションでのデータベースのフィルタ] オプション(FAMLog)

Tag: FileMaker

Claris FileMaker Server 19.6.1の新機能:Admin APIでPKI認証をサポート

January 23, 2023

Claris FileMaker Server 19.6.1では、FileMaker Admin APIで新たにPKI(パブリックキーインフラストラクチャ)での認証がサポートされるようになっています。

バージョン19.6では、FileMaker Serverフォルダの直下にあるToolsフォルダ内にあるAdminAPI_PKIAuthフォルダ内に、プライベートキー、パブリックキーおよびWebトークンの作成に使用できるPythonスクリプトファイルやREADME.txtファイルがインストールされるようになっています。

FileMaker Server Admin Consoleの[管理]ページにある[管理者]タブにおいてFileMaker Admin API用のパブリックキーを追加、編集および削除できますが、PKI認証の使用方法については上述のREADME.txtファイルやClaris FileMaker Server Admin API Reference等を参照する必要があります。

[関連]Claris FileMaker Server 19.6.1の提供が開始(FAMLog)

Tag: FileMaker

Claris FileMaker Server 19.6.1の改善点:Admin Console ログビューア

January 16, 2023

Claris FileMaker Server 19.6.1では、FileMaker Server Admin Consoleのログビューア機能が更新されています。

バージョン19.6.1では、FileMaker Server Admin Consoleの[ログ]タブにおいて、新たに追加された[すべてのログをダウンロード]ボタンを使用することですべてのログを一度にダウンロードできるようになっています。また、インタラクティブ表示が無効の場合に次のログを表示およびダウンロードできるようになっています。

・fac.log

fac.logファイルはFileMaker Server/Admin/FAC/logsフォルダ内に作成されます。当該ログには、FileMaker Admin APIで発生したエラーや、ユーザーとAdmin Consoleとの情報交換に関する情報、Admin Consoleの起動・停止、SMTP通知テストエラー等が記録されるようになっています。

[関連]Claris FileMaker Server 19.6.1の提供が開始(FAMLog)

(2023/03/06:FileMaker Server 19.6.1で新たに追加された[すべてのログをダウンロード]ボタンを使用することですべてのログを一度にダウンロードできるようになっている旨を追記しました。)

Tag: FileMaker

Claris FileMaker Server 19.6.1の新機能:[クローンのみ]バックアップオプション

January 05, 2023

Claris FileMaker Server 19.6.1では、新しいバックアップオプションとして[クローンのみ]オプションが追加されています。

[クローンのみ]バックアップオプションを使用すると、完全バックアップを作成することなく、データベースのクローンを作成できます。[クローンのみ]オプションは、FileMaker Server Admin Console、fmsadminコマンドおよびFileMaker Admin APIで使用することが可能で、fmsadminコマンドのbackupコマンドには新たに--cloneonlyオプションが追加されています。

[クローンのみ]オプションを使用すると、FileMaker Serverフォルダの直下にあるDataフォルダ内にClonesOnlyフォルダが通常作成され、該当フォルダ内にクローンが作成されるようになっています。

[関連]Claris FileMaker Server 19.6.1の提供が開始(FAMLog)、FileMaker Server 11の新機能:バックアップファイルのクローン(FAMLog)

Tag: FileMaker

Claris FileMaker Server 19.6.1の新機能:Claris FileMaker Data Migration Tool

December 12, 2022

Claris FileMaker Server 19.6.1では、Claris FileMaker Data Migration Tool(FMDataMigrationコマンド)がFileMaker Serverに同梱されるようになっています。

今年の5月頃に無料でダウンロードできるようになったFileMaker Data Migration Toolは、ファイル拡張子が「fmp12」であるFileMaker Proデータベースファイルのデータを高速に移行できるコマンドラインツールです。現時点におけるFileMaker Data Migration Toolの最新版はバージョン19.6.1であり、Windows、macOSおよびLinux(Ubuntu)で使用できます。

FMDataMigrationコマンドは、macOSおよびLinux版のFileMaker Serverの場合には、FileMaker Serverフォルダの直下にあるDatabase Serverフォルダ内にあるbinフォルダ内にインストールされます。Windows Server版のFileMaker Serverの場合には、FileMaker Serverフォルダの直下にあるDatabase Serverフォルダ内にインストールされます。

[関連]Claris FileMaker Server 19.6.1の提供が開始(FAMLog)、Claris FileMaker Data Migration ToolとiOS App SDKが公開(FAMLog)

Tag: FileMaker

FileMaker Serverでクライアントの使用状況ログを有効にする

June 14, 2022

FileMaker Serverにおいて、クライアントの使用状況ログを有効にするにはfmsadminコマンドを使用します。

[使用例]
fmsadmin enable clientstats
fmsadmin set serverprefs UseClientStatsLog=true

fmsadminコマンドでクライアントの使用状況ログを有効化する場合は「fmsadmin enable clientstats」、クライアントの使用状況ログを無効化する場合は「fmsadmin disable clientstats」です。FileMaker Server 17以降では、fmsadminコマンドのSETコマンドを使用して設定を変更することも可能です。

クライアントの使用状況ログを有効にすると、「FileMaker Server/Logs/」フォルダに「ClientStats.log」ファイルが作成されます。バージョン17以降ではAdmin Consoleではなくデータベースサーバーを停止するとクライアントの使用状況設定は自動的に無効になりますが、バージョン19では当該設定は自動的に無効にならないようになっています。

[関連]FileMaker Server 11の新機能:強化された使用状況表示(FAMLog)、クライアントの使用状況のログ(Claris FileMaker Server 19 ヘルプ)

Tag: FileMaker

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