FAMLog
Mac OS XにWeb公開エンジンをインストールする際の注意点 (2)
March 12, 2007
Mac OS X ServerでFileMaker Server 7 AdvancedおよびFileMaker Server 8 Advancedを動作させる場合には、Webサービスのパフォーマンスキャッシュのオプション設定を無効にすることが推奨されています。
これは、WebサーバーモジュールがインストールされているMac OS X Serverにおいて、パフォーマンスキャッシュがFileMaker Server Advancedの動作に支障を与える可能性があるためです。OSインストール直後の状態ではパフォーマンスキャッシュは有効になっているため、パフォーマンスキャッシュを無効にするには、「サーバ管理」アプリケーションを使用して、その設定を変更します。
なお、パフォーマンスキャッシュはMac OS X Serverのみで有効なオプション設定であり、通常版のMac OS Xでは設定変更の必要はありません。
Mac OS XにWeb公開エンジンをインストールする際の注意点 (1)
March 09, 2007
FileMaker Server 7 AdvancedおよびFileMaker Server 8 AdvancedのWeb公開エンジンをMac OS Xにインストールする際には、事前にいくつか注意事項を確認する必要があります。
Mac OS X v10.3.9にWeb公開エンジンをインストールする場合には、「Java Update for Mac OS X 10.3.9」が事前にインストールされていることを確認します。
インストールされていない場合には、Web公開エンジンのインストールを開始する前に、ソフトウェア・アップデートを使用してJava Update for Mac OS X 10.3.9をインストールします。
[関連]Mac OS X Update 10.3.9(FAMLog)
FileMaker Developer Conference 2007
February 28, 2007
FileMaker, Inc.が、今年の8月5日から8月9日までフロリダ州オーランドで開催される「FileMaker Developer Conference 2007」の登録受付を開始したと発表しています。
同時に、このカンファレンスに先立ち、参加者同士でオンライン上で意見交換ができる交流サイト「FileMaker DevCon Online Connection」を初めてスタートさせたことも案内しています。
なお、2007年6月29日までに申し込み・登録を完了した登録者は、通常料金から200ドルの割引を受けられる、とのことです。
グローバルフィールドの定義
February 26, 2007
FileMaker Proでグローバル格納オプションが有効になっているフィールドは、「グローバルフィールド」と呼ばれます。
グローバルフィールドには、ファイル内のすべてのレコードで共通に使用される単一の値が含まれます。フィールドオプションの[データの格納]タブにおいて、[グローバル格納(すべてのレコードに1つの値)を使用する]にチェックをつけると、そのフィールドはグローバルフィールドとして扱われるようになります。
FileMaker Pro 7以降において、グローバルフィールドには、集計以外のすべてのフィールドタイプ(テキスト、数字、日付、時刻、タイムスタンプ、オブジェクト、計算)を使用することができます。
なお、グローバルフィールドに索引を設定することはできません。
データベースセッションとグローバルフィールドに関する注意点
February 23, 2007
FileMaker Server AdvancedのXSLTを使用したカスタムWeb公開で[データベースセッション]オプションを有効にした場合、リクエスト間でグローバルフィールドの値を保持することができます。
ただし、処理対象のデータベースファイルを切り替えると、グローバルフィールドの値は保持されません。Web公開エンジンが内部的に、新しい第2のファイルを開く前に、それまで開いていた第1のファイルを閉じてしまうためです。
代替手段として、第1のデータベースファイル内のレイアウト上に、第2のデータベースファイルにあるテーブルのレコードを表示するように設定する方法があります。これにより、処理対象のデータベースファイルを切り替えずに、第1のデータベースファイルを経由して第2のデータベースファイルのデータにアクセスすることができます。
[関連]FileMaker Server 7 Advanced カスタムWeb公開の新機能 (5)、データベースセッションの長所と短所(FAMLog)
fmxslt:set_session_object関数の引数
February 22, 2007
「FileMaker Server 8 Advanced カスタムWeb公開ガイド」には、fmxslt:set_session_object関数の引数としてノードセットや論理値を指定できることが記載されていますが、実際にはノードセットおよび論理値を指定することはできません。
fmxslt:set_session_object関数に渡されるオブジェクトは文字列として解釈されるようになっています。オブジェクトが文字列に変換されない場合はセッションに値が保存されず、FileMaker XSLT拡張関数のエラーコードは10100(原因不明のセッションエラー)が設定されます。また、空の文字列やnullを使用してセッションオブジェクトを設定しようとしても、上記と同様のエラーコード10100のエラーが発生します。このことは、fmxslt:set_session_timeout関数の件と同様、「FMS Web お読みください.pdf」にて言及されています。
なお、セッションの変数を削除する場合には、fmxslt:remove_session_object関数を使用します。
FileMaker Server 8 VLA キャンペーン
February 15, 2007
ファイルメーカー社が、FileMaker Server 8 VLA 通常ライセンスをキャンペーン価格で購入できる「FileMaker Server 8 VLA キャンペーン」を2007年3月31日まで実施すると案内しています。
FileMaker Server 8 VLA 通常ライセンスの希望小売価格は通常96,750円(税別)ですが、キャンペーン期間中は29,830円(税別)で購入することができます。VLA(ボリュームライセンスアグリーメント)で購入可能な最小単位は10ライセンスとなっており、FileMaker Server 8 VLA 通常ライセンスのみがキャンペーンの対象となっています。
同時に、FileMaker Storeでは、製品配送料が無料になり、注文1件につきFileMaker特製カラビナを1つもれなくプレゼントする「FileMaker Store Spring 2007 キャンペーン」が実施されています。
キャンペーン期間は共に2007年2月15日から2007年3月31日までです。
第20回「FileMaker Fun Night!」イベントレポートが公開
February 14, 2007
セブンズドアが、毎月Apple Store, Ginzaで行っているイベント「FileMaker Fun Night!」のレポートを更新しています。
2007年2月10日に行われた第20回のイベントレポートが追加されており、ランタイムアプリケーションやFileMaker Serverなどに関する情報が紹介されています。
次回は、「FileMaker Serverがあれば怖くない!」というテーマで、2007年3月10日(土)18:00-19:30に同イベントが開催される予定になっています。なお、同イベントは参加費および事前申し込みは共に不要です。
(2021/01/21追記:リンク先のページがなくなっていたので、リンクを削除しました。)
2桁の西暦の日付と変換ルール
February 09, 2007
FileMaker Proでは、2桁の西暦の日付は、日付を入力した年に基づいて4桁の西暦の日付に変換されます。
この変換が行われる場合、4桁の西暦の日付は、常に今後30年間または過去70年間のいずれかの範囲に入ると想定されて変換されます。例えば、日付を入力したときが2007年である場合に、「37/02/09」と入力すると「2037/02/09」に変換され、「38/02/09」と入力すると「1938/02/09」に変換されます。
なお、この2桁の西暦の日付の変換方法は、旧バージョンのファイルメーカーProのファイルを現在のバージョンのファイルに変換する場合には適用されません。