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FileMaker 7 インスタントWeb公開の改善点 (5)
May 19, 2004
FileMaker Pro 7ではインスタントWeb公開のインターフェースでソートポップアップメニューがサポートされています。
ステータスエリアにあるソートボタンを押すとダイアログが別ウインドウで表示され、Webユーザーは現在のレイアウトのフィールドに基づいてデータをソートすることができます。
ソートオプションでは通常のFileMaker Proと同様にソート優先順位を指定することができ、昇順、降順あるいは値一覧にある順序に従ってソートさせることができます。
(2006/12/19追記:「インスタント Web 公開」を「インスタントWeb公開」に記述を変更しました。)
FileMaker 7 インスタントWeb公開の改善点 (4)
May 17, 2004
FileMaker Pro 7のインスタントWeb公開では、Webブラウザーからアクセスする際に、ツールバーアイコンとボタンの付いたステータスエリアが表示されます。
ステータスエリアにはWeb上でソリューションを操作するために必要な機能があらかじめ備わっており、デスクトップでFileMaker Proを操作するときと同じように操作が可能です。ステータスエリアは非表示にすることもできます。
FileMaker Proで定義した任意のレイアウトを表示することができるようになり、画面は選択したレイアウトに関連した表示がされます。あわせて表示方法の切り替えも可能で、フォーム形式、表形式に加えリスト形式も新たに選ぶことができるようになっています。
(2006/12/19追記:「インスタント Web 公開」を「インスタントWeb公開」に記述を変更しました。)
FileMaker 7 インスタントWeb公開の改善点 (3)
May 14, 2004
FileMaker 7のインスタントWeb公開では、複数のステップを使用した複雑なスクリプトを実行することができるようになり、70を超えるスクリプトステップがWeb互換としてサポートされるようになっています。
これまではステップ数が多い複雑なスクリプトの実行にはかなりの制限があり、Webで利用できるスクリプトステップは20程度でした。
スクリプト編集時に「Web の互換を区別して表示」にチェックをつけると、Web互換でないスクリプトステップは淡く表示されるようになり、Webユーザーが利用可能なスクリプトであるか確認しやすくなっています。
(2006/12/19追記:「インスタント Web 公開」を「インスタントWeb公開」に記述を変更しました。)
FileMaker 7 インスタントWeb公開の改善点 (2)
May 12, 2004
インスタントWeb公開機能を利用すると、HTMLファイルを用意することなく、手軽にFileMaker ProのデータベースをWeb公開することができます。
FileMaker Pro 7では、インスタントWeb公開のインターフェースのデザインが変更され、FileMaker Proデスクトップアプリケーションにより近い外観と機能を持つようになりました。
任意の数のレイアウトをWeb上で直接公開することができるようになり、Webブラウザーで閲覧した場合にFileMaker Pro上での画面がより再現されるようになっています。
(2006/12/19追記:「インスタント Web 公開」を「インスタントWeb公開」に記述を変更しました。)
FileMaker 7 インスタントWeb公開の改善点
May 11, 2004
FileMaker Pro 7のインスタントWeb公開でまず注目する点として、Webブラウザーで接続した場合に、マルチスレッド化された個々のセッションが維持されるようになりました。
セッションを維持するためにCookieもしくはQUERY_STRINGが利用され、各セッションごとの処理がFileMaker側で記憶されます。例えば、データベースに接続中にWebブラウザーのウインドウを閉じても、再度すぐにアクセスすればさきほどの画面が表示されます。
マルチスレッドで処理をこなせるようになったので、Webユーザーが実行する一部のタスクが他のWebユーザーに影響を及ぼすことがなくなり、基本性能自体も向上しています。
(2006/12/19追記:「インスタント Web 公開」を「インスタントWeb公開」に記述を変更しました。)
FileMaker Pro 7とFileMaker Developer 7が販売開始
May 10, 2004
待ちに待った「FileMaker Pro 7」と「FileMaker Developer 7」の販売が本日より開始されました。
ファイルメーカー社のサイトからはFileMaker Pro 7の評価版をダウンロードできるようになっています。
さらに、FileMaker Pro 7とFileMaker Developer 7のデータシートPDFもファイルメーカー社のサイトから入手できます。
FileMaker Pro 7のセキュリティ機能
May 07, 2004
FileMaker 7ではセキュリティモデルも一新され、これまでは通常パスワードのみによるアクセス制御機能でしたが、アカウント名とパスワードを使ってデータベースを保護することができるようになりました。
Webブラウザー経由でデータベースにアクセスするときにも、デスクトップ上で設定したセキュリティレベルが適用されるようになっており、以前のバージョンに比べると全体的に洗練されている印象を受けます。
権限があれば、アカウントの追加や削除、パスワードの変更等もスクリプトでできるようになっており、管理面での利便性も向上しています。
Timestampフィールドタイプ
April 30, 2004
FileMaker Pro 7ではTimestampフィールドタイプが新しく追加されています。
これまでは日付(Date)フィールドタイプおよび時刻(Time)フィールドタイプは存在しましたが、日付と時刻を同時に扱うフィールドタイプはありませんでした。
日時情報を保存するために日付フィールドと時刻フィールドの2つのフィールドを設定する必要がありましたが、Timestampフィールドを利用すると1フィールドで日時情報を扱うことができるようになります。
リミットの向上 (4)
April 29, 2004
FileMaker 7シリーズでは1ファイルに最大1,000,000テーブルを設定できることについてはすでに触れましたが、最大レコード数の限界値も増加しています。
FileMaker Pro 7と共にインストールされるPDFファイル「Installation and New Features Guide For FileMaker Pro 7 and FileMaker Developer 7」によると、バージョン7では1テーブルに最大64,000,000,000,000,000(64×10の15乗)のレコードを扱うことができるようになったそうです。
さらに1テーブルに最大256,000,000のフィールドを持たせることができ、データベースキャパシティは劇的に拡大したことが伺えます。
Unicode対応
April 28, 2004
FileMaker 7ではUnicodeでテキストデータが保存されるようになっています。Unicodeに対応したことにより、Mac OS Xではヒラギノフォントを有効活用することができるようになりました。
Unicode対応によって扱える文字が増える一方で、ソート順が前バージョンと変わる場合があったり、MacとWindows間でデータ交換をする際に文字化けが発生する可能性もあるかもしれません。実際に移行する際には、慎重に検証してからがよいかと思います。
なお、FileMaker Pro 7でテキストフィールドでは1フィールドに最大2GBのテキストデータをおさめられるようになっていますが、これは文字エンコーディングにUTF-16を利用した場合です。シフトJISやUTF-8など、UTF-16以外の場合には1GBが限界となりますので、実用面では最大1GBと認識しておいたほうがいいでしょう。
(2005/05/13追記:FileMaker Knowledge Baseリニューアルに伴いリンクを修正しました。)