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FAMLog News Archive:第84回 2019年春号

March 06, 2019

■PHP 5.6系統の最終バージョンが公開(2019年1月)

PHP 5.6.40が2019年1月に公開されました。PHP 5.6.40はPHP 5.6系統における最後のバージョンとなる予定であるため、今後はバージョン7.1系統以降へのアップグレードが推奨されています。なお、現時点におけるPHPの最新バージョンは2019年2月に公開されたバージョン7.3.2です。

[関連]PHP 5.6.40、PHP 7.1.26、PHP 7.2.14およびPHP 7.3.1が公開(FAMLog)、Mac版FileMaker Server 17.0.2.252ではインストールされるPHPのバージョンが更新(FAMLog)

■INTER-Mediator 5.9が公開(2019年1月)

PDOおよびFileMaker Server対応のWebアプリケーションフレームワークであるINTER-Mediator 5.9が2019年1月に公開されました。INTER-Mediator 5.9では、PHP 5.6.40でINTER-Mediatorが動作しない不具合や、XAMPP for Windows利用時に発生していた互換性に関する問題が修正されています。

[関連]INTER-Mediator 5.9を公開(FAMLog)

Tag: News

RubyGems 2.7.9とRubyGems 3.0.3が公開

March 05, 2019

Rubyの標準添付ライブラリであるRubyGemsに複数の脆弱性(CVE-2019-8320、CVE-2019-8321、CVE-2019-8322、CVE-2019-8323、CVE-2019-8324、CVE-2019-8325)が発見され、各セキュリティ脆弱性が修正されたRubyGems 2.7.9およびRubyGems 3.0.3が公開されています。

現時点では、上記脆弱性の修正に対応したRubyはリリースされていませんが、RubyGemsを最新版(バージョン2.7.9もしくはバージョン3.0.3)に更新することによって各脆弱性が修正されます。

RubyGemsを更新するには以下のコマンドを実行します。

[実行例]
gem update --system

Tag: Ruby

Node.js v11.10.1、Node.js v10.15.2、Node.js v8.15.1およびNode.js v6.17.0が公開

March 04, 2019

Node.js v11.10.1、Node.js v10.15.2、Node.js v8.15.1およびNode.js v6.17.0が2019年2月下旬に公開されています。

Node.js v11.10.1、Node.js v10.15.2、Node.js v8.15.1およびNode.js v6.17.0ではDoS脆弱性が修正されているほか、Node.js v8.15.1とNode.js v6.17.0ではOpenSSLがバージョン1.0.2rに更新されています。

FileMaker Server 17とFileMaker Cloud 1.17のFileMaker Data API エンジンではNode.js v6系列もしくはNode.js v8系列が使われていて、FileMaker Server 17.0.2ではNode.js v6.12.3、FileMaker Cloud 1.17.0ではNode.js v8.9.4が使用されています。

[関連]OpenSSL 1.0.2rが公開(FAMLog)


CakePHP 2.10.16が公開

March 01, 2019

CakePHP 2.10.16が公開されています。

CakePHP 2.10.16は、バージョン2系のAPI互換となる保守リリースであり、CakeTime::format()やnice()、i18nFormat()で別の時間帯に変換する際の正確性が改善されています。CakePHP 2.9系統からCakePHP 2.10系統にバージョンアップする際には移行ガイドで各種変更点を確認してから移行作業を行う必要があります。

なお、オリジナルのFMCakeMix(CakePHP用のFileMakerデータソースドライバー)はCakePHP 2.10に対応していませんが、https://github.com/matsuo/FMCakeMixにあるFMCakeMixはCakePHP 2.10で動作可能な状態になっています。CakePHPをバージョン2.10に更新する際には、FMCakeMixもあわせて更新するようにしてください。

Tag: Apache

OpenSSL 1.1.1bが公開

February 28, 2019

通信暗号化ライブラリとして広く利用されているOpenSSLの新バージョン「OpenSSL 1.1.1b」が公開されています。

TLS 1.3がサポートされているOpenSSL 1.1.1系列の最新版であるOpenSSL 1.1.1bでは不具合の修正が行われています。OpenSSL 1.0.2rと同時に公開されましたが、OpenSSL 1.1.1bには特にセキュリティ上の修正は含まれていないとのことです。

バージョン1.0.2系列のサポートは2019年12月31日に終了する予定、バージョン1.1.0系列のサポートは2019年9月頃に終了する予定となっているので、年内に計画的にバージョン1.1.1系列にアップグレードする必要がある状況と言えます。

[関連]OpenSSL 1.0.2rが公開(FAMLog)

Tag: Security

OpenSSL 1.0.2rが公開

February 27, 2019

通信暗号化ライブラリとして広く利用されているOpenSSLの新バージョン「OpenSSL 1.0.2r」が公開されています。

OpenSSL 1.0.2rでは1点のセキュリティ脆弱性(CVE-2019-1559)が修正されています。なお、OpenSSLのバージョン1.0.2系統は2019年12月31日までサポートされる予定になっています。

FileMaker Pro 17 Advancedのバージョン17.0.4にはOpenSSL 1.0.2oが同梱されています。なお、OpenSSL 1.0.2系列が使用されているのはFileMaker Pro 14.0.4以降です。

Tag: Security

Mac版FileMaker Server 17.0.2.252ではインストールされるPHPのバージョンが更新

February 26, 2019

Mac版FileMaker Server 17.0.2.252ではインストールされるPHPのバージョンが更新されています。

バージョン17.0.2.252では、macOS Sierra 10.12の場合はPHP 5.6.30、macOS High Sierra 10.13の場合はPHP 7.1.14、macOS Mojave 10.14の場合はPHP 7.1.19がインストールされるようになっています。

macOS Sierra 10.12ではインストールされるPHPのバージョンが古いことから、macOSでFileMaker Server 17を利用する際にはmacOS Mojave 10.14もしくはmacOS High Sierra 10.13の使用が推奨されます。

[関連]FileMaker Server 17でサポートされているPHPのバージョン(FAMLog)、FileMaker Server 17がmacOS Mojave 10.14に対応(FAMLog)、FileMaker Server がインストールされている OS のアップデートをインストール(FileMaker ナレッジベース)

Tag: FileMaker

Apache Tomcat 7.0.93が公開

February 25, 2019

Apache Tomcat 7.0.93が公開されています。

主に不具合の修正が行われているApache Tomcat 7.0.93では、Tomcat Native Libraryがバージョン1.2.21に更新されており、セキュリティ修正が含まれているかは現状では不明です。

現時点でのApache Tomcatの最新安定バージョンはバージョン9.0.16です。なお、FileMaker Server 17では、Java Web公開エンジンにApache Tomcat 7.0.82が使用されていますが、Admin Console用管理サーバーではApache Tomcatの代わりにNode.jsが使用されるようになっています。

[関連]Apache Tomcat 8.5.38とApache Tomcat 9.0.16が公開(FAMLog)

Tag: Apache

FileMaker Pro 17 Advancedの改善点:サーバーへの再接続時の応答性

February 22, 2019

FileMaker Pro 17 Advancedでは、サーバーとのネットワーク接続が途絶えた場合に、接続を復旧している間にそのホストに依存しないファイルの作業を続行できるように改善されています。

バージョン17では、共有ファイルに再接続する方法が改善されており、切断されたファイルへの接続を再確立している間も他のローカルファイルや接続済みファイルを自由に操作できるようになっています。

なお、FileMaker ナレッジベースによると、FileMaker Pro 17 Advancedでは次のいずれかの条件に該当するとファイルへの再接続を試行しないようになっているとのことです。

・スクリプトに保存されていない変更内容がある
・ウインドウが[レイアウト]モードである
・[レイアウト設定]ダイアログボックスが開いている
・[タブ順設定]ダイアログボックスが開いている

[関連]FileMaker Pro Advanced で、あるファイルによって再接続を試行している間にローカルファイルおよび接続済みファイルを使用できるようにする(FileMaker ナレッジベース)、FileMaker Pro 14の新機能:サーバーへの再接続(FAMLog)

Tag: FileMaker

第46回カスタムWeb勉強会開催のお知らせ

February 21, 2019

2019年4月6日(土)午前10時より「第46回カスタムWeb勉強会」を開催します。

FileMaker ServerのカスタムWeb公開やFileMaker Data APIに関する、出席者全員参加型の勉強会として進めてきましたが、2018年8月から読書会形式として開催しています。

「体系的に学ぶ 安全なWebアプリケーションの作り方 第2版」を読んで、参加者の間で知識を共有したり議論をしていきます。時間を決めて黙読した後、内容について議論していく予定です。詳細および参加申込については下記URLのページをご覧ください。

https://www.famlog.jp/cwpstudy/46

Tag: FileMaker

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