FAMLog
FileMaker Server 12でWeb公開エンジンを停止する方法
January 28, 2013
FileMaker Server 12では、fmsadminコマンドを使用してWeb公開エンジンを停止することができます。
Web公開エンジンを停止して、カスタムWeb公開サービスとインスタントWeb公開サービスを停止させるには、OS Xではfmsadminグループに属するユーザーがターミナルで次のように入力します。
[実行例]
$ fmsadmin stop wpe -y
Web公開エンジンを起動するにはfmsadminコマンドのstartコマンドを使用します。また、再起動の場合には、startではなくrestartコマンドを利用します。
[実行例]
$ fmsadmin start wpe
$ fmsadmin restart wpe -y
FileMaker Pro 12の改善点:新しく追加されたレイアウトオブジェクトのバッジ
January 25, 2013
FileMaker Pro 12では、レイアウトオブジェクトに設定されている情報を視覚的に表示するバッジに新しい種類のバッジが追加されています。
バージョン12では、レイアウトにスクリプトトリガが設定されている場合に、レイアウトモードでレイアウトの右下隅にバッジが表示されるようになっています。
上記の他に、ボタンオブジェクトにも新たにバッジが用意されています。ただし、ボタンであることを示すバッジを表示するには、レイアウトモードで[表示]メニューの[オブジェクト]サブメニューから[ボタン]を選択する必要があります。
[関連]FileMaker Pro 11の新機能:オブジェクトバッジ(FAMLog)
FileMaker Server 12の新機能:データベースファイルのダウンロード
January 24, 2013
FileMaker Server 12では、FileMaker Server Admin Consoleにデータベースファイルをダウンロードできる機能が追加されています。
バージョン9以降のFileMaker Serverでは、Admin Consoleのデータベースアップロードアシスタントを使用してデータベースファイルをサーバーに転送できますが、データベースファイルをダウンロードする機能はバージョン11までは用意されていませんでした。バージョン12では、閉じているデータベースであればデータベースファイルをAdmin Consoleでダウンロードできるようになっています。
なお、オブジェクトフィールドのオプションにおいて[オブジェクトデータを外部に保存]する設定を有効にしている場合には、データベースファイルを配置したフォルダ内にある「RC_Data_FMS」フォルダ内のオブジェクトデータを別途ダウンロードする必要があるので要注意です。
FileMaker Pro 12の改善点:タブコントロールの機能強化
January 23, 2013
FileMaker Pro 12では、タブコントロールの機能が強化され、個々のタブパネルとタブラベルの条件付き書式を設定できるようになっています。
FileMaker Pro 9からレイアウトオブジェクトに条件付き書式を定義できる機能が追加されましたが、これにより、データベース構造を変更することなく、指定した任意の条件を満たす場合にレイアウトオブジェクトの書式を動的に変更させることができます。
また、バージョン12では、ブラウズモードからレイアウトモードに切り替えたときに、アクティブなタブが維持されるようにタブの動作が変更されています。
PHP 5.3.21とPHP 5.4.11が公開
January 22, 2013
PHP 5.3.21とPHP 5.4.11が公開されています。
PHP 5.3.21とPHP 5.4.11では、cURLがバージョン7.28.1以降でCURLOPT_SSL_VERIFYHOSTの値として1を使用できなくなったことに起因する不具合等が修正されています。
なお、PHPはバージョン5.5系統の開発も進められており、現在PHP 5.5.0 Alpha3が公開されている状況です。
FileMaker Server 12の新機能:WANパフォーマンスの向上
January 21, 2013
FileMaker Server 12では、ワイドエリアネットワーク(WAN)を介したパフォーマンスが向上しています。
バージョン12では、通信にかかる往復時間を短縮しネットワーク上に流れるデータ量を減らすことで、データ検索の速度が最大40%上がっているとのことです。
バージョン11およびそれ以前のFileMaker ProやFileMaker GoからFileMaker Server 12に接続することはできませんが、バージョン12のFileMaker ProおよびFileMaker Goを利用することで効率的にサーバーと通信を行えるようになっています。
Ruby 1.9.3-p374が公開
January 18, 2013
「Ruby 1.9.3-p374」が公開されています。
Ruby 1.9.3-p374では、ランダムにセグメンテーション違反が発生する問題が修正され、Windows 8との互換性に関する修正が行われています。今回のリリースには脆弱性対応は特に含まれていないとのことです。
なお、Rubyはバージョン2.0系統の開発も進められており、現在リリース候補版が公開されている状況です。
FileMaker Server 12の新機能:刷新されたWeb公開エンジン
January 17, 2013
FileMaker Server 12では、Web公開エンジンが刷新されており、Web公開機能が従来のバージョンより高速に動作するようになっています。
同時に複数のデータ処理をより効率的に行うことができるようになっているだけでなく、メモリー処理の効率も上がっており、パフォーマンスが最大65%向上しているとのことです。
ただし、バージョン12では、XMLクエリーコマンドと引数の構文や動作が一部変更されており、クエリーコマンドを解析する順序が大きく変更されている箇所があるので注意が必要です。
[関連]FileMaker Server 12 Advancedの新機能:カスタムWeb公開の同時接続上限数が200に(FAMLog)
FileMaker Pro 12の新機能:URLを使用した共有データベースのスクリプト実行
January 16, 2013
FileMaker Pro 12では、URLを使用してデータベースを開く際に実行したい共有ファイル内のスクリプトを指定できるようになっています。
FileMaker Go 1.1で実装されたFMP7Scriptプロトコルと同等の機能がFileMaker Proでも利用できるようになり、スクリプト実行の際にスクリプト引数やローカル変数を指定できます。
[書式]
[<][URL:]FMP://[[アカウント:パスワード@]ネットアドレス]/データベース名[?script=スクリプト名[¶m=スクリプト引数][&$variablename=値]][>]
※角括弧([ ])内の項目はオプションのパラメーターです。
[例]
FMP://192.168.10.0/Clients.fmp12?script=ListClients
FMP://192.168.10.0/Clients.fmp12?script=ListClients¶m=TopClients&$NumberToList=10
ただし、バージョン12ではURLの書式が「FMP7Script://」から「FMP://」に変更されており、FileMaker Go 12でもFMP7ScriptプロトコルではなくFMPプロトコルを使用する必要があるので注意が必要です。
Java SE 7 Update 11が公開
January 15, 2013
「Java SE 7 Update 11」が公開されています。
Java SE 7 Update 11では任意のコードが実行可能な脆弱性が修正されており、現在Java 7を利用している場合にはできる限り早くアップデートすることが強く推奨されています。
今回のアップデートでセキュリティ・レベルのデフォルト設定が「中」から「高」に変更されており、この変更により未署名のJavaアプレットやJava Web Startアプリケーションの実行時には常にユーザーに確認を求めるようになるとのことです。
[関連]JVNTA13-010A: Oracle Java 7 に脆弱性(Japan Vulnerability Notes)