FAMLog
APPLE-SA-2007-06-20 Mac OS X v10.4.10
June 26, 2007
Mac OS X v10.4.10およびMac OS X Server v10.4.10にはセキュリティ脆弱性を修正するアップデートも含まれています。
バージョン10.4.10では、IPv6プロトコルに関する脆弱性が修正されています。この脆弱性が悪用されると、リモートからネットワークパフォーマンスに悪影響のある攻撃を受ける恐れがありました。
なお、上記の問題点については、Mac OS X v10.4以前のバージョンには影響ないとのことです。
(2007/07/05追記:IntelベースMacにおけるオーディオ関係の不具合に対処するMac OS X 10.4.10 Update v1.1が7月3日に公開されていました。)
Rfm 0.2.0
June 25, 2007
オブジェクト指向スクリプト言語RubyからFileMaker Server AdvancedでホストされているFileMakerデータベースへのアクセスを可能にするオープンソースソフトウェア「Rfm 0.2.0」が公開されています。
バージョン0.2.0では、Rfm::Serverオブジェクトのオプションとして:raise_on_401が追加され、これまで未実装であったオブジェクトフィールドがサポートされるようになっています。その他にも日時情報の取り扱いが改善されるなど、不具合の修正や機能追加・改善が行われており、アルファ版相当だったものがベータ版相当として位置づけられるようになっています。
付属のREADMEも一部更新されていたため、README日本語訳もあわせて更新を行いました。現時点では配布パッケージに含まれていませんが、下記よりバージョン0.2.0用のREADME日本語訳のファイル(README.ja)をダウンロードできます。
・ダウンロード:「Rfm 0.2.0 README日本語訳」
なお、Rfmをインストールするためには、Rubyのパッケージ管理ツールであるRubyGemsを利用できる環境が必要です。
(2007/07/12追記:タイトルを「Ruby FileMaker API 0.2.0」から「Rfm 0.2.0」に変更し、さらに「Ruby FileMaker API」を「Rfm」という表記に変更しました。)
Mac OS X 10.4.10 Update
June 22, 2007
Appleから「Mac OS X 10.4.10 Update」(PowerPCベースMac用、IntelベースMac用)および「Mac OS X Server 10.4.10 Update」(PowerPCベースMac用、IntelベースMac用)の配布が開始されています。
Mac OS X v10.4.10の主な改良点は下記の通りです。
・RAWカメラサポート(IntelベースMacのみ)
・外部USBデバイスのマウントおよびマウント解除
・他社製ソフトウェア・アプリケーションのサポート
・セキュリティアップデート
なお、Mac OS X 10.4.10 Updateを適用した環境では、Parallels Desktop for Mac(日本語版、バージョン2.5英語版)の仮想マシンゲストOSにおいてUSB機器の接続に問題があるとのことです。対象となるParallels Desktop for Macを利用している場合には、Parallels Desktopアプリケーションのアップデートが登場するまでMac OS X 10.4.10 Updateの適用をしばらく待った方がいいでしょう。
(2007/07/03追記:6月29日に日本語版Parallels Desktop for Macのアップデータが公開されていました。)
Rubyのバージョン確認方法
June 21, 2007
Mac OS Xでは数多くのスクリプト言語がサポートされていますが、スクリプト言語の1つであるRubyも標準でインストールされていて、すぐに使用することができます。
インストールされているRubyのバージョンを確認するには、rubyコマンドで--versionオプションを使用します。Mac OS X v10.4.9が動作しているIntelベースMacでは、Rubyのバージョン情報は次のように表示されます。
[実行例]
$ ruby --version
ruby 1.8.2 (2004-12-25) [universal-darwin8.0]
Rfm 0.1.0 README日本語訳
June 20, 2007
オブジェクト指向スクリプト言語RubyからFileMaker Server AdvancedでホストされているFileMakerデータベースへのアクセスを可能にするオープンソースソフトウェア「Rfm(FileMaker API for Ruby)」に付属するREADMEの翻訳を行いました。
下記よりREADME日本語訳のファイル(README.ja)をダウンロードできます。
・ダウンロード:「Rfm 0.1.0 README日本語訳」
Rfmは、書籍「FileMaker Pro大全」の原著者の1人であるGeoff Coffey氏によるプロジェクトであり、2006年9月にバージョン0.1.0が公開されました。まだ実装されていない機能があり、ベータ版の前のアルファ版相当と位置づけられています。
なお、Rfmをインストールするためには、Rubyのパッケージ管理ツールであるRubyGemsを利用できる環境が必要です。
(2007/06/25追記:2007年6月23日にRfm 0.2.0が公開されました。)
(2007/07/12追記:2007年7月10日にRfm 1.0が公開されました。同時に、本記事のタイトルを「Ruby FileMaker API README日本語訳」から「Rfm 0.1.0 README日本語訳」に変更し、さらに「Ruby FileMaker API」を「Rfm」という表記に変更しました。)
gcc_selectコマンド
June 19, 2007
Mac OS XにXcode Toolsをインストールすると、デフォルトで使用するgccコマンドのバージョンを切り替えるコマンドラインツールであるgcc_selectコマンドがインストールされます。
Mac OS X v10.4.9にXcode Tools 2.4.1をインストールした環境において、次のようにgcc_selectコマンドを使用すると、システムのコンパイラとしてgcc 3.3を選択することができます。
[実行例]
$ sudo gcc_select 3.3
[関連]利用可能なgccコマンドのバージョン一覧を確認する方法(FAMLog)
IWP export
June 18, 2007
FMWebschoolが、FileMaker 7以降のインスタントWeb公開機能においてCSV形式のエクスポート機能を実現可能にするFileMakerプラグイン「IWP export」を2007年6月12日に発表しています。
FileMaker 7以降のインスタントWeb公開機能では、通常では[レコードのエクスポート]スクリプトステップはWeb非互換です。IWP exportが提供する外部関数を使用することにより、インスタントWeb公開でCSV形式のファイルをエクスポートすることが可能になります。
IWP exportは、FileMaker Server互換のプラグインであり、FileMaker Pro(バージョン7〜8.5)だけでなく、FileMaker Server Advancedと共に使用することも可能です。価格は1ライセンスあたり49.99ドルであり、Developer Licenseも用意されています。
FileMaker Web News:第19回 2007年6月号
June 15, 2007
「FileMaker Web News」第19回目をお届けします。
■PHP 5.2.3が公開
PHP 5系統の最新安定バージョンであるPHP 5.2.3が今月初めに公開されました。PHP 5.2.3では、6点のセキュリティ上の問題と数多くの不具合が修正されています。
[関連]PHP 5.2.3(FAMLog)
■Windows版Safariが登場
Appleが、Worldwide Developers Conference 2007の基調講演にてWindows版のSafariを発表し、WindowsおよびMac OS Xの両OSで動作するSafari 3 Public Betaの配布が開始されました。現時点ではパブリックベータ版であり、正式版の登場は今年10月の予定となっています。
[関連]Safari 3 Public Beta(FAMLog)
(2008/03/15追記:カテゴリーをBookからNewsに変更しました。)
APPLE-SA-2007-06-14 Safari Beta 3.0.1 for Windows
June 14, 2007
Appleから、「Safari 3.0.1 Public Beta for Windows」が配布されています。
Safari 3.0.1 Public Beta for Windowsでは、Windows版Safari 3 Public Betaにおけるセキュリティ上の問題が3点修正されています。
なお、Safari 3 Public Betaは、一定期間の試用を目的として使用許諾されるプレビュー版のソフトウェアであり、正式版ではないので利用には注意が必要です。
Mac OS X Leopard Sneak Peek Update
June 13, 2007
Appleが、2007年6月11日に「Mac OS X Leopard(マックオーエステンレパード)」の最終版に近いバージョンを発表しています。
今年10月に出荷予定のLeopardには300以上の新しい機能が含まれていて、新しいDockおよびFinderによりデスクトップをより整理しやすくすることができるようになります。この他にも、アプリケーションを開かずにほとんどのファイルの中身を素早くプレビューできる新機能Quick Look、簡単かつ自動的にバックアップし、失ったファイルやMac全体を修復する新機能Time Machine、アプリケーションのグループを作成し、それらを瞬時に切り替える強力な新機能Spacesなどが加わっています。
AppleのWebサイトでは、Mac OS X LeopardおよびMac OS X Server Leopardに関する情報が更新されており、今回発表されたMac OS X Leopardの新機能のデモを動画で閲覧することができるようになっています。