FAMLog
APPLE-SA-2005-11-29 Security Update 2005-009
December 02, 2005
Appleから「Security Update 2005-009」がリリースされています。
Security Update 2005-009は、Mac OS X v10.3.9、Mac OS X Server v10.3.9、Mac OS X v10.4.3およびMac OS X Server v10.4.3向けのもので、下記のソフトウェアが更新対象となっています。
・Apache mod_ssl、iodbcadmintool、OpenSSL、Safari、sudo(Mac OS X v10.3.9、Mac OS X Server v10.3.9、Mac OS X v10.4.3、Mac OS X Server v10.4.3)
・CoreFoundation、curl、syslog(Mac OS X v10.4.3、Mac OS X Server v10.4.3)
・Apache 2、passwordserver(Mac OS X Server v10.3.9、Mac OS X Server v10.4.3)
Apacheに関連する部分としては、ApacheのSSLモジュールであるmod_sslはバージョン2.8.24に、OpenSSLはバージョン0.9.7iに更新され、さらにMac OS X ServerにオプションでインストールされているApache 2はバージョン2.0.55にアップデートされています。
[関連]mod_ssl 2.8.24 for Apache 1.3.33(FAMLog)、Apache HTTP Server 2.0.55(FAMLog)、OpenSSL 0.9.7i(FAMLog)
Broadband Tuner 1.0
December 01, 2005
Appleが、Mac OS Xでブロードバンド環境における通信速度を向上させるソフトウェア「Broadband Tuner 1.0」を公開しています。
Broadband Tuner 1.0は、Mac OS X v10.4以降に対応していて、システムパラメーターを変更することによってTCPの送受信バッファーサイズを増やし、ブロードバンド環境における通信速度を向上させるものです。
本ソフトウェアをインストールすると、/private/etc/sysctl.confに設定ファイルが作成され、システムパラメーターとなるsysctl変数の値は次のように設定されます。
kern.ipc.maxsockbuf=512000
net.inet.tcp.sendspace=131072
net.inet.tcp.recvspace=358400
FileMaker Solution Web商品カタログ
November 30, 2005
ファイルメーカー社が、FileMaker Server Advancedを活用したソリューション「FileMaker Solution Web商品カタログ」の無償配布を開始しています。
「Web商品カタログ」は、XSLTを使用したカスタムWeb公開機能を活用したソリューションであり、データベースのWeb公開とネットワーク共有を同時に行うことができます。
FileMaker Server 7 Advancedのインストールおよびセットアップ手順を詳しく解説した「カスタムWeb公開ソリューション セットアップガイド」と、FileMaker Server AdvancedのカスタムWeb公開機能を理解するために必要な基礎知識がまとめられている「カスタムWeb公開ソリューション 理解に役立つ基礎知識」がPDFファイルとして含まれていて、FileMaker Server Advancedを利用し始める前に是非読んでおきたい内容となっています。
また、同梱されているカスタムWeb公開用のXSLTスタイルシートにはコメントが詳細に記述されており、その内容を読むだけでもかなり参考になることでしょう。
FileMaker Server カスタムWebテクニック:サンプルファイル
November 29, 2005
「FileMaker Server カスタムWebテクニック」(ISBN:4-86100-289-3)で解説しているXSLTスタイルシートのサンプルをダウンロードできます。
・ダウンロード:FMSASampleXSLT.zip(Zip形式の圧縮ファイル/ファイルサイズ:約64KB)
・書籍の詳細:FileMaker Server カスタムWebテクニック
本サンプルには、「FileMaker Server カスタムWebテクニック」で解説しているXSLTスタイルシートのサンプルファイルが収録されています。
サンプルファイルは、実際の動作確認のためではなく、テキストエディターを用いてサンプルの内容をご確認いただけるように用意したものです。実際の動作確認に必要なデータベースファイルは収録されていませんので、あらかじめご了承ください。
FileMaker Server カスタムWebテクニック:内容の立ち読み
November 28, 2005
「FileMaker Server カスタムWebテクニック」の第1章の一部と第2章の一部をPDFファイルで「立ち読み」できます。ぜひご覧ください。
・「FileMaker Server カスタムWebテクニック」の第1章の一部を立ち読み(PDF形式/ファイルサイズ:約120KB)
・「FileMaker Server カスタムWebテクニック」の第2章の一部を立ち読み(PDF形式/ファイルサイズ:約120KB)
[関連]FileMaker Server カスタムWebテクニック:なか見!検索に対応
(2006/02/23追記:本書がAmazon.co.jpのなか見!検索に対応したことを受けて、関連リンクを追記しました。)
FileMaker Server 8
November 25, 2005
ファイルメーカー社が「FileMaker Server 8」を2005年12月中旬に日本国内で発売すると発表しています。価格は税込134,400円です。
FileMaker Server 8は、FileMaker Proの共有データベースソリューションを効率的に管理できるサーバーソフトウェアです。FileMaker Server 7よりも高速にデータを検索、追加、削除および編集できるように設計された強力なデータベースエンジンを備え、FileMaker Pro 8とFileMaker Pro 7v3をクライアントとしてネットワーク上で混在させて使用することが可能です。
なお、FileMaker Server 8にはWeb公開機能が含まれないため、FileMaker 8でカスタムWeb公開機能を活用するには、Web公開機能のあるFileMaker Server 8 Advanced(2006年1月発売予定)の発売を待つ必要があります。
FileMaker Server カスタムWebテクニック:正誤表
November 24, 2005
「FileMaker Server カスタムWebテクニック」正誤表
・書籍の帯
(誤)FileMaker Advanced
(正)FileMaker Server Advanced
・31ページ
(誤)Appendix(92ページ〜)
(正)付録(192ページ〜)
67ページ
(誤)検索処理に用いられるクエリー引数
(正)スクリプトの実行に用いられるクエリー引数
(誤)[表2-2]検索用クエリー引数
(正)[表2-2]スクリプト実行用クエリー引数
・76ページ
(誤)XSLTを使用したカスタムWeb公開において、スクリプトでグローバルフィールドを使用する場合には、XSLTデータベースセッションのオプション設定を有効にする必要があります。
(正)XSLTを使用したカスタムWeb公開において、グローバルフィールドの値をリクエスト間で保持しながら、スクリプトでグローバルフィールドを使用する場合には、XSLTデータベースセッションのオプション設定を有効にした上でセッション拡張関数を利用する必要があります。
・78ページ
(誤)name属性が指定したテーブル名であるrelatedsetエレメントノード
(正)table属性が指定したテーブル名であるrelatedsetエレメントノード
・119ページ
(誤)「11:57:46」という形式の日付を取得
(正)「11:57:46」という形式の時刻を取得
・137ページ
(誤)セッションには複数のオブジェクトを保存することができて、セッションのオブジェクトには、文字列、数字、論理値、またはノードセットを保存できます。
(正)セッションには複数のオブジェクトを保存することができ、各オブジェクトには任意の文字列を保存できます。
[関連]fmxslt:set_session_object関数の引数(FAMLog)
・140ページ
(誤)データベースセッションはXSLTを使用したカスタムWeb公開でのみ利用できます。
(正)データベースセッションオプションは、XSLTを使用したカスタムWeb公開のみにおいて、有効もしくは無効にすることを選択できます。
・168ページ
(誤)なお、Web経由でグローバルフィールドを使用するためには、セッション拡張関数を利用する必要があります。
(正)なお、Web経由でグローバルフィールドの値をリクエスト間で保持するためには、XSLTデータベースセッションのオプション設定を有効にした上でセッション拡張関数を利用する必要があります。
・177ページ
(誤)system-property('vendor-url')
(正)system-property('xsl:vendor-url')
・185ページ、187ページ
(誤)C:¥Program Files¥FileMaker Server 7¥Web Publishing¥publishing-engine¥cwpe¥WEB-INF¥lib
(正)C:¥Program Files¥FileMaker¥FileMaker Server 7¥Web Publishing¥publishing-engine¥cwpe¥WEB-INF¥lib
[最終更新日:2008/10/07]
(2006/03/14追記:データベースセッションオプションとグローバルフィールドに関する記述についての修正分を追加しました。)
(2006/12/07追記:リンク先のURLを変更しました。)
(2007/02/24追記:137ページのfmxslt:set_session_object関数に関する記述についての修正分を追加しました。)
(2008/09/09追記:78ページのrelatedsetエレメントノードに関する記述についての修正分を追加しました。)
(2008/09/23追記:119ページ、177ページ、185ページおよび187ページの修正分を追加しました。)
(2008/10/07追記:67ページのスクリプト実行用クエリー引数に関する記述についての修正分を追加しました。)
FileMaker Server カスタムWebテクニック:目次
November 23, 2005
「FileMaker Server カスタムWebテクニック」目次
第1章 イントロダクション
・1.1 FileMakerの特色
・1.2 FileMaker 7の製品ライン
・1.3 FileMakerのWeb公開機能の歴史
・1.4 カスタムWeb公開機能の主な変更点
・1.5 FileMaker Server 7 Advancedの新機能
・1.6 FileMaker Server 7 AdvancedのWeb公開機能
・1.7 Web公開に使用するソフトウェア
・1.8 FileMaker Server 7 AdvancedのWeb公開の仕組み
第2章 データの取得と処理
・2.1 Web公開エンジンの情報の取得
・2.2 データベース情報の取得
・2.3 データベース処理の実行
・2.4 オブジェクトデータの表示
・2.5 クライアント情報の取得
第3章 出力結果の調整
・3.1 出力方法の指定と調整
・3.2 文字列の加工と操作
・3.3 数値演算
・3.4 条件分岐
・3.5 日付と時刻の処理
・3.6 エラー処理
第4章 Web公開エンジンが備える機能の活用
・4.1 メールの送信
・4.2 Cookieの利用
・4.3 セッション拡張関数
・4.4 ヘッダー関数の活用
・4.5 ログの利用
・4.6 その他のテクニック
第5章 セキュリティ
・5.1 FileMaker Server 7 Advancedのセキュリティ機能
・5.2 Webアプリケーション開発における注意点
第6章 XSLT機能の拡張
・6.1 Javaによる機能拡張
・6.2 JavaScriptによる機能拡張
付録A FileMaker Server 7 Advancedをインストールする前の準備
・A.1 FileMaker Server Advancedの製品概要
・A.2 インストール前の確認事項
付録B FileMaker Server Advancedのインストールと設定
・B.1 FileMaker Serverのインストール
・B.2 FileMaker Serverのライセンスキーを確認
・B.3 FileMaker Serverのバージョンを確認
・B.4 FileMaker Serverのアップデート
・B.5 FileMaker Serverの設定を変更
・B.6 Web公開エンジンおよび管理コンソールのインストール
・B.7 FileMaker Server ID(識別子)とパスコードの設定
・B.8 Web公開エンジンの設定
付録C データベース公開のための設定
・C.1 拡張アクセス権の設定
・C.2 ファイルを所定のフォルダに配置
・C.3 FileMaker Server Adminでファイルを開く
(2006/12/07追記:リンク先のURLを変更しました。)
FileMaker Pro 8に関する日本語ドキュメント
November 22, 2005
ファイルメーカー社が先週末より、FileMaker Pro 8に関する以下の4つのドキュメント(PDFファイル)を配布しています。
・FileMaker 8 旧バージョンの FileMaker データベースの変換
・FileMaker 8 セキュリティガイド
・Citrix Presentation Serverでの FileMaker Pro 8 の実行
・Windows Server 2003ターミナルサービスでの FileMaker Pro 8 の実行
これらのドキュメントは、FileMaker, Inc.のWebサイトで配布されているドキュメントの日本語翻訳版の一部で、特にFileMaker Proをバージョン6以前からバージョン8にアップグレードすることを検討している場合には、データベースの変換とセキュリティに関するドキュメントは必読の内容となっています。
[関連]FileMaker Pro 8の英語版製品ドキュメント (1)、FileMaker Pro 8の英語版製品ドキュメント (2)、FileMaker Pro 8の英語版製品ドキュメント (3)
(2007/01/07追記:リンク先のURLを一部変更しました。あわせて関連記事一覧を修正しました。)
FileMaker Server 7v4 アップデータ
November 21, 2005
ファイルメーカー社が「FileMaker Server 7v4 アップデータ」を配布しています。
このアップデータは、FileMaker ServerおよびFileMaker Server Adminのバージョン7.0v3をバージョン7.0v4に更新するものです。FileMaker Serverのバージョン7.0v1および7.0v2を使用している場合には、このアップデータを適用する前に、バージョン7.0v3に更新しておく必要があります。
FileMaker Server 7.0v4では、特定の操作を同時に行うとパフォーマンスが低下する問題と、データベースのバックアップ中に発生したエラーによって、スケジュールのバックアップ設定が無効になることがある問題が解決されています。さらに、FileMaker Server Admin 7.0v3以前のバージョンを使用してリモートでサーバーに接続した際、パスワードが暗号化されずにネットワーク上で送信されることがあったというセキュリティ上の問題が修正されています。この影響で、FileMaker Server Admin 7.0v3以前のバージョンでは、リモートでFileMaker Server 7.0v4に接続できないので注意が必要です。
なお、アップデート方法や変更点の詳細については、アップデータに含まれるドキュメント「FMS アップデートお読みください.pdf」に記載されています。
(2007/01/07追記:リンク先のURLを変更しました。)