FAMLog
FileMaker XSLT 拡張関数リファレンス
January 04, 2005
FileMaker Server 7 Advancedのインストール用CD-ROMには、各FileMaker XSLT拡張関数の簡単な説明と例が含まれた「XSLT Reference.fp7」というFileMakerデータベースが収録されています。
FileMaker XSLT拡張関数は、XSLTを使用したカスタムWeb公開において、XSLTスタイルシート内に記述できる標準で用意されているFileMaker固有の拡張関数です。この拡張関数により、セッション管理や電子メールの送信、CookieとHTTPヘッダーへのアクセスなどの追加の機能が提供されます。
FileMaker XSLT 拡張関数リファレンスは、FileMaker Server Advanced CDの「Custom Web Publishing Reference」フォルダにあります。
FileMaker クエリー文字列リファレンス
December 30, 2004
FileMaker Server 7 Advancedのインストール用CD-ROMには、FileMakerの各クエリーコマンドとクエリー引数の簡単な説明と例が含まれた「Query Strings Reference.fp7」というFileMakerデータベースが収録されています。
クエリーコマンドはCDMLにおけるアクションタグに、クエリー引数はCDMLにおける変数タグに相当するものと言えます。FileMakerに対する処理要求を文字列として表したもので、FileMaker独自のものとなっています。
FileMaker クエリー文字列リファレンスは、FileMaker Server Advanced CDの「Custom Web Publishing Reference」フォルダにあります。
FX.php 3.1
December 29, 2004
PHPからFileMaker Proのデータベースに接続するためのオープンソースのライブラリクラス「FX.php 3.1」がリリースされています。
FX.php 3.1では、FileMaker 7と共にFX.phpを使用した際に、1回のレコード追加操作で2つのレコードが作成されてしまうことがあった不具合が修正されています。
ただし、文字がコード表記される点はそのままなので、日本語での利用には注意が必要です。
FileMaker XMLドキュメントにおけるオブジェクトフィールド
December 28, 2004
Web公開コアが生成するXMLドキュメントにおいて、オブジェクトフィールドの<data>エレメントには、オブジェクトを参照するパス情報が含まれています。
オブジェクトフィールドに実際のオブジェクトではなくファイル参照情報が保存されている場合、例えば、ファイル参照として追加するときに「logo.jpg」という名称のファイルがFileMaker Proフォルダ内の「Web」フォルダの中にある「images」フォルダにある場合、このオブジェクトフィールドの<data>エレメントは下記のようになります。
<data>/images/logo.jpg</data>
オブジェクトフィールドで実際のオブジェクトがデータベース内に保存されている場合、オブジェクトフィールドの<data>エレメントは、下記のような構文となります。
<data>/fmi/xml/cnt/data.<拡張子>?<クエリー文字列></data>
もしくは
<data>/fmi/xsl/cnt/data.<拡張子>?<クエリー文字列></data>
オブジェクトフィールドが空の場合は、オブジェクトフィールドの<data>エレメントも空になります。
参照情報のみ保存されているオブジェクトデータの公開
December 27, 2004
オブジェクトフィールドに実際のファイルではなくファイル参照情報が保存されている場合、FileMaker Server Web公開エンジンを使用してオブジェクトフィールドのオブジェクトを公開するには、下記の操作を行います。
・オブジェクトフィールドにファイル参照として保存するファイルをFileMaker Proフォルダ内の「Web」フォルダに配置します。
・FileMaker Proで、オブジェクトフィールドにオブジェクトを挿入して、「ファイルの参照データのみ保存」オプションを選択します。
・「Web」フォルダ内にある参照されているファイルを、Webサーバーソフトウェアのルートフォルダ内の同じ相対パスの場所にコピーします。
Mac版(Apache)の場合は「/Library/WebServer/Documents」以下に、Windows版(IIS)の場合は「<ルートドライブ>\Inetpub\wwwroot」以下にファイルをコピーします。
(2006/03/14追記:インスタントWeb公開の場合には、上記方法は画像ファイルのみに限定されるようです。)
オブジェクトフィールドのデータを使用する際の留意点
December 24, 2004
FileMaker Server Web公開エンジンを使用してWebでデータベースを公開する場合、Webユーザーがオブジェクトフィールド内に保存されているデータを利用する際に下記のような留意点があります。
・GIFまたはJPEG以外の形式の画像がデータベースに格納されている場合は、Webブラウザーからその画像データが要求されたときに、Web公開エンジンによって一時的なJPEGイメージが作成・表示されます。
・Webユーザーがオブジェクトフィールドの内容を変更または追加することはできません。
・オブジェクトフィールドのサウンドを再生したり、OLEオブジェクトを表示することはできません。
ファイルメーカーPro 5.x Unlimitedのテクニカルサポート終了予定日
December 22, 2004
ファイルメーカー社が、以下の旧バージョンの製品について2005年6月末日をもってテクニカルサポートサービスを終了することを発表しています。
・ファイルメーカーPro 5.5
・ファイルメーカーPro 5
・ファイルメーカー Server 5
・ファイルメーカーPro 5.5 Unlimited
・ファイルメーカーPro 5 Unlimited
・ファイルメーカー Developer 5.5
・ファイルメーカー Developer 5
・ファイルメーカー Mobile for Palm OS
ファイルメーカーPro 4以前の旧バージョンの製品については、すでに2004年5月末日にテクニカルサポートサービスが終了しています。
なお、現在販売中のFileMaker 7 製品ラインとファイルメーカー 6 製品ライン、およびファイルメーカー Mobile 2.0 for Palm OSは、2005年7月1日以降も引き続きテクニカルサポートサービスが提供されます。
[関連]ファイルメーカーPro 6 Unlimitedのテクニカルサポート終了予定日(FAMLog)
(2006/09/27追記:リンク先のWebページがなくなっていたため「FileMaker 7 製品ライン」と「ファイルメーカー 6 製品ライン」のリンクを削除しました。あわせて関連記事へのリンクを追加しました。)
ファイルメーカー 6 製品ライン販売期間延長
December 21, 2004
ファイルメーカー社が、ファイルメーカー 6 製品ラインを2005年3月末日まで取り扱うことにしたことを発表しています。
今回の決定により2005年3月末日まで引き続き購入可能となった製品一覧は下記の通りです。
・ファイルメーカーPro 6
・ファイルメーカー Server 5.5
・ファイルメーカーPro 6 Unlimited
・ファイルメーカー Developer 6
・ファイルメーカー Mobile 2.1 for Palm OS and Pocket PC
・ファイルメーカー Mobile for i-mode
(2007/01/03追記:リンク先のページがなくなっていたので、リンクを削除しました。)
データベース内のオブジェクトデータを取得するURL構文
December 20, 2004
FileMaker Server 7 Advancedにおいて、オブジェクトフィールドで実際のオブジェクトがデータベース内に保存されている場合、オブジェクトデータにアクセスするためのURL構文は次のようになります。
(XMLを使用したカスタムWeb公開の場合)
<スキーム>://<ホスト>[:<ポート>]/fmi/xml/cnt/data.<拡張子>?<クエリー文字列>
(例)http://www.example.com/fmi/xml/cnt/data.jpg?-db=
(XSLTを使用したカスタムWeb公開の場合)
<スキーム>://<ホスト>[:<ポート>]/fmi/xsl/cnt/data.<拡張子>?<クエリー文字列>
(例)http://www.example.com/fmi/xsl/cnt/data.jpg?-db=
<拡張子>には、「jpg」や「mov」など、オブジェクトのタイプを識別するファイル拡張子を指定します。
XMLを使用したカスタムWeb公開のURL構文
December 17, 2004
Web公開エンジンを使用してFileMakerデータベースのXMLデータにアクセスするためのURL構文は次のようになります。
<スキーム>://<ホスト>[:<ポート>]/fmi/xml/<XML文法>.xml[?<クエリー文字列>]
(例)http://www.example.com/fmi/xml/fmresultset.xml?-db=
各要素の意味は、下記の通りです。
・<スキーム>には、HTTPまたはHTTPSプロトコルを指定します。
・<ホスト>には、WebサーバーがインストールされているホストのIPアドレスまたは完全修飾ドメイン名を指定します。
・<ポート>には、Webサーバーが使用するTCPのポート番号を指定します(オプション)。ポートが指定されていない場合は、プロトコルのデフォルトのポート(HTTPではポート80、HTTPSではポート443)が使用されます。
・<XML文法>には、FileMaker XML文法の名前を指定します。指定できる値は、fmresultset、FMPXMLRESULT、FMPXMLLAYOUTまたはFMPDSORESULTです。
・<クエリー文字列>には、XMLを使用したカスタムWeb公開で使用する1つのクエリーコマンドと1つまたは複数のクエリー引数の組み合わせを指定することができます。