FAMLog


Claris FileMaker Server 19.3.1の新機能:Ubuntuのサポート

August 30, 2021

Linux版のClaris FileMaker Server 19.3.1ではUbuntuがサポートされるようになっています。

現時点ではUbuntu 20.04 LTSはサポートされておらず、Ubuntu Server 18.04 LTSがサポートされています。Ubuntu 18.04 LTS Desktopは、FileMaker Server 19.3と互換性がありますが、完全には検証されていないとのことです。実際に運用する場合にはUbuntu Server 18.04 LTSの利用が推奨されます。

RAMの最低要件はmacOS版やWindows Server版と同様に8GBです。ストレージについては、ソリッドステートドライブ(SSD)の使用が推奨されており、ファイルサイズに依存しますが500GB以上必要、そしてストレージの空き容量は20%以上必要という条件となっています。

[関連]Claris FileMaker Server 19.3.1の提供が開始(FAMLog)、FileMaker Server for LinuxがサポートするLinuxディストリビューションが変更(FAMLog)、Ubuntu 18.04 LTSの標準サポート終了予定日(FAMLog)

Tag: FileMaker

PHP 7.3.30、PHP 7.4.23およびPHP 8.0.10が公開

August 27, 2021

PHP 7.3.30PHP 7.4.23およびPHP 8.0.10が公開されています。

PHP 7.3.30、PHP 7.4.23およびPHP 8.0.10ではそれぞれセキュリティ脆弱性の修正が行われています。PHP 7.3系列のアクティブサポートは2020年12月にすでに終了しており、重大なセキュリティに関わる修正が行われるセキュリティサポートは2021年12月6日までの予定となっています。

なお、PHP 7.4は2022年11月28日まで、PHP 8.0は2023年11月26日までセキュリティ修正が継続される予定となっています。

Tag: Apache

Claris FileMaker Server 19.3.1の改善点:Claris FileMaker Admin API

August 26, 2021

2021年6月に提供が開始されたClaris FileMaker Server 19.3.1では、Claris FileMaker Admin APIの機能が拡充されています。

バージョン19.3.1のFileMaker Admin APIでは、Admin Consoleおよびデータベースのサインインやサーバーの検出、データベース一覧フィルター設定の有効化・無効化、Admin Consoleのアカウント情報、外部認証設定、FileMakerクライアントのセッションタイムアウト、およびOData設定の構成など数多くの機能が新たに利用できるようになっています。

なお、2021年8月に公開したfmcsadmin 1.3.0では、FileMaker Server 19.3.1以降を利用している場合にremoveコマンドでデータベースファイルを取り除くことができるようになっています。

[関連]Claris FileMaker Server 19.3.1の提供が開始(FAMLog)、2021年8月「FileMaker Pro 東京ユーザーズミーティング」発表資料(FAMLog)、fmcsadmin 1.3.0を公開(FAMLog)

Tag: FileMaker

OpenSSL 1.1.1lが公開

August 25, 2021

OpenSSL 1.1.1lが公開されています。

OpenSSLは通信暗号化ライブラリとして広く利用されているオープンソースソフトウェアです。OpenSSL 1.1.1lでは、2点のセキュリティ脆弱性(CVE-2021-3711およびCVE-2021-3712)が修正されています。

OpenSSLは現在バージョン3.0系統の開発も進められており、バージョン1.1.1系統の次のバージョンはバージョン3.0になる予定となっています。なお、OpenSSL 1.1.0およびOpenSSL 1.0.2はサポートが終了しているため、現状はバージョン1.1.1系列にアップグレードする必要がある状況です。

[関連]JVNVU#99612123:  OpenSSL に複数の脆弱性(Japan Vulnerability Notes)

Tag: Security

Claris FileMaker Server 19.3.1の新機能:Admin Console上での検証スケジュールの管理

August 24, 2021

Claris FileMaker Server 19.3.1では、FileMaker Server Admin Console上でデータベースの検証スケジュールを作成・管理する機能が復活しています。

バージョン16以前ではAdmin Console上でデータベースの検証スケジュールを作成・管理することができていましたが、FileMaker Server 17でAdmin Consoleが刷新された際に当該機能が削除されていました。

FileMaker Server 19.3では、[構成]>[スクリプトと検証スケジュール]タブにおいて、検証スケジュールの作成、複製、削除やスケジュール設定の編集作業が再度できるようになっています。

[関連]データベースの整合性の検証(Claris ナレッジベース)、Claris FileMaker Server 19.3.1の提供が開始(FAMLog)

Tag: FileMaker

2021年8月「FileMaker Pro 東京ユーザーズミーティング」発表資料

August 23, 2021

2021年8月21日に行われた「FileMaker Pro 東京ユーザーズミーティング(FM-Tokyo)」で発表したライトニングトークの資料を公開しました。

・ダウンロード:fmcsadmin 1.3.0の新機能(PDF形式/ファイルサイズ:約650KB)

「fmcsadmin-for-FileMaker19dot3.pdf」のSHA-256メッセージダイジェスト:
fc4885c59d5aae1c58b5c13f6ec149d324a14d87064e604f1838086beb5c7169

■関連リンク

fmcsadmin(株式会社エミック)

Claris FileMaker 19 Admin API ガイド(FileMaker)

fmcsadmin 1.3.0の動作環境(FAMLog)

Claris FileMaker Server 19.3.1の提供が開始(FAMLog)

Claris FileMaker Server 19.3.2の提供が開始(FAMLog)



(2022年3月17日追記:スライドへのリンクをSlideShareからドクセルに変更しました。)

Tag: FileMaker

OpenSSH 8.7が公開

August 20, 2021

SSHプロトコルを使用するネットワーク接続ツールのフリーな実装であるOpenSSHの新バージョン「OpenSSH 8.7」が公開されています。

OpenSSH 8.7では、scpコマンドで一時的に用意された-sフラグを使用することでSFTPプロトコルが実験的にサポートされるようになっています。将来的にはscpコマンドでSFTPプロトコルがデフォルトで使用される予定です。

なお、SHA-1ハッシュアルゴリズムの危殆化により、次回のリリースで「ssh-rsa」署名スキームがデフォルトで無効化される予定となっています。

[参考]OpenSSH 8.7 がリリースされました(春山征吾のBlog)

Tag: Security

FileMaker選手権 2021が開催

August 19, 2021

総合情報ニュースサイトのマイナビニュースが「FileMaker選手権 2021」を開催すると発表しています。

FileMaker選手権 2021は、ローコード開発プラットフォームであるClaris FileMakerを使用して作成したオリジナルのカスタム Appを募集するコンテストです。この選手権は、2006年、2009年、2010年、2014年および2020年にも開催されていました。今回のエントリー期間は2021年8月26日から2021年10月13日までとなっており、iPhoneもしくはiPad用のレイアウトを作成することが必須となっています。

入賞者にはMacBook ProやMacBook Airをはじめとした賞品が用意されており、受賞作品の発表は2021年11月の予定となっています。

Tag: FileMaker

fmcsadmin 1.3.0の動作環境

August 18, 2021

Claris FileMaker Serverに付属するfmsadminコマンドと同様の使い勝手を実現する、Claris FileMaker Admin APIを用いて実装したコマンドラインツールであるfmcsadminは、Linux、macOSおよびWindowsプラットフォームで利用できます。

fmcsadmin 1.3.0の動作環境は、Ubuntu Server 18.04 LTS、Ubuntu 18.04 Desktop、CentOS Linux 7以降、macOS Mojave 10.14.6以降(macOS Big Sur 11.5.2で動作確認済み)およびWindows 10です。

FileMaker Server 19.3に対応したfmcsadmin 1.3.0では、Universal BinaryとしてAppleシリコン搭載Macに正式に対応しました。また、動作環境にUbuntu 18.04 LTSも追加しました。

[関連]fmcsadmin 1.3.0を公開(FAMLog)

Tag: FileMaker

fmcsadmin 1.3.0を公開

August 17, 2021

fmcsadmin 1.3.0を公開しました。

fmcsadminはコマンドラインインターフェース(CLI)でClaris FileMaker Admin APIを手軽に操作できるようにするツールであり、Claris FileMaker Serverに付属するfmsadminコマンドと同様の使い勝手を実現します。Claris FileMaker Server 18以降およびFileMaker Cloud for AWS 1.18に対応しており、ライセンスはMITライセンスです。

Appleシリコン搭載Mac、Ubuntu 18.04 LTSおよびFileMaker Server 19.3に対応したfmcsadmin 1.3.0では、FileMaker Server 19.3.1以降を利用している場合にデータベースファイルを取り除くREMOVEコマンドを利用できるようになっています。また、FileMaker Server 19.3.2以降を利用している場合に、Claris FileMaker Data APIでオブジェクトデータを要求する際に利用するストリーミングURLのセキュリティ設定を確認および変更できるようになっています。

[関連]Claris FileMaker Server 19.3.1の提供が開始(FAMLog)、Claris FileMaker Server 19.3.2の提供が開始(FAMLog)

Tag: FileMaker

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