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たのしいRuby 第3版
April 06, 2010
プログラミング言語Rubyの基礎から学んで使いこなすための入門書「たのしいRuby 第3版」が2010年3月に発売されています。
Ruby入門書の定番であり、チュートリアル、基礎、クラス、実践とテーマを切り分けて平易に解説されています。
約3年半ぶりの改訂となる第3版ではRuby 1.8系とRuby 1.9系に両対応した内容となっています。
定価:2,730円(税込)
サイズ:A5
ページ数: 544
著者:高橋 征義、後藤 裕蔵
監修:まつもと ゆきひろ
出版社:ソフトバンク クリエイティブ
ISBN:978-4-7973-5740-0[Amazon.co.jpで購入...]
Sinatra 1.0が公開
March 29, 2010
Rubyで記述された軽量Webアプリケーションフレームワーク「Sinatra 1.0」が公開されています。
2007年から公開されているSinatraは、Rubyを使って最小限の作業でWebアプリケーションを作成できるDSL(ドメイン固有言語)であり、MITライセンスで提供されているオープンソースソフトウェアです。
Sinatoraを使うことで、下記のようなとてもシンプルな文法でWebアプリケーションを記述することができます。
[記述例]
# myapp.rb
require 'rubygems'
require 'sinatra'
get '/' do
'Hello world!'
end
FileMaker 11 製品ラインが登場
March 10, 2010
FileMaker, Inc.がFileMaker 11 製品ラインを発表しています(日本語訳)。
米国では「FileMaker Pro 11」、「FileMaker Pro 11 Advanced」、「FileMaker Server 11」および「FileMaker Server 11 Advanced」の販売がすでに開始されています。
なお、FileMaker 11 製品ラインの各製品について、日本市場での発売、仕様、価格等については4月上旬に発表予定であり、後日報道発表およびファイルメーカー社のWebサイトで詳細が案内されるとのことです。
OpenSSH 5.4が公開
March 09, 2010
SSHプロトコルを使用するネットワーク接続ツールのフリーな実装であるOpenSSHの新バージョン「OpenSSH 5.4」が公開されています。
OpenSSH 5.4では、SSHプロトコルのバージョン1がデフォルトで無効になっており、今後この古いプロトコルを使う場合には設定ファイルかコマンドラインのオプションで明示的に指定する必要があります。
なお、OpenSSH 5.4にはセキュリティに関連する修正は特に含まれていないとのことです。
JK 1.2.30が公開
March 02, 2010
WebサーバーとTomcatの接続に使用されるコネクター「JK 1.2.30」が公開されています。
2010年2月下旬に公開されたJK 1.2.29においてMicrosoft IIS用のコネクターにクラッシュを引き起こす不具合があったため、一度公開されたバージョン1.2.29が取り消される事態が起きていました。JK 1.2.30は、その問題点が修正されてJK 1.2.29の代わりに改めて公開されたものです。
JK 1.2.30はJK 1.2系統の最新版のTomcatコネクターであり、FileMaker Server 10ではJK 1.2.23をベースにしたものがWebサーバーモジュールで使用されています。
FileMaker Server 10の新機能:XML APIで値一覧の第二フィールドをサポート
February 23, 2010
FileMaker Server 10のXML APIでは、値一覧の2番目のフィールドの値を取得できるようになっています。
以前のバージョンでは、FileMaker Proの値一覧の定義で第二フィールドが指定されていても、第二フィールドの値および第二フィールドのみの値を取得できませんでした。FileMaker Server 10のPHP Site Assistantでは、この問題が解決されています。
また、FileMaker Server 10のFileMaker API for PHPには、FileMaker_LayoutクラスにgetValueListTwoFieldsメソッドとgetValueListsTwoFieldsメソッドが加わっています。
getValueListメソッドとgetValueListsメソッドは引き続き使用できますが、将来未対応になる可能性があり、代わりにgetValueListTwoFieldsメソッドとgetValueListsTwoFieldsメソッドの使用が推奨されています。
[関連]FileMaker Server 10 での PHP Site Assistant の変更(ファイルメーカーテクニカルサポートインフォメーション)
Apache HTTP ServerでDigest認証を利用する際の注意点 (3)
February 22, 2010
Apache HTTP ServerでDigest認証を利用する際に使うmod_auth_digestは、バージョン2.2でAuthDigestFileディレクティブが削除されています。
Digest認証を利用している場合に、Apacheをバージョン1.3や2.0からバージョン2.2以降にアップグレードする際には、AuthDigestFileディレクティブの代わりにAuthUserFileディレクティブを使うように設定ファイルを変更する必要があります。
AuthDigestFileディレクティブはバージョン2.2では利用できず、Apacheが起動しない原因になるので注意が必要です。
Apache HTTP ServerでDigest認証を利用する際の注意点 (2)
February 19, 2010
Apache HTTP Server 2.2.14と、Windows VistaおよびWindows 7のInternet Explorer間でDigest認証が正常に機能しない場合があります。
AuthorizationヘッダーがInternet Explorerから送出されないことで上記環境でDigest認証に失敗している場合には、Apache HTTP Serverのmod_auth_digest.cのソースコードを一部変更することで対処が可能です。
Apache HTTP Server 2.2.14の場合には、mod_auth_digest.cの1302行目において、apr_table_mergen関数の代わりにapr_table_setn関数を利用するように変更することでDigest認証が正常に動作するようになります。
[参考]Apache 2.2.14 と IE(Vista/7) での Digest認証失敗(SHIROUZU Personal Log)
Apache HTTP ServerでDigest認証を利用する際の注意点 (1)
February 18, 2010
Windows版Internet Explorer 6には、クエリー文字列を含むURLにGETメソッドでリクエストを送る際にDigest認証が正常に機能しない場合があります。
Apache HTTP Server 2.0.51以降には上記現象の回避策が用意されています。Apacheの設定ファイルに下記の設定を追加することで、Internet Explorer 6でDigest認証を利用できるようになります。
[設定例]
<IfModule mod_auth_digest.c>
BrowserMatch "MSIE" AuthDigestEnableQueryStringHack=On
</IfModule>
なお、Internet Explorer 7以降の場合には上記の回避策を利用する必要はありません。