FAMLog
Mac OS X Leopardではディスクパーティションのサイズ変更が可能
August 21, 2008
Mac OS X Leopardでは、ディスクユーティリティでディスク全体を初期化せずにパーティションのサイズ変更ができるようになっています。
あらかじめ削除してよい予備のパーティションを用意しておけば、ディスク全体を初期化せずに任意のパーティションのサイズを増やすことも可能です。Mac OS X Leopardでは、マスターブートレコード(MBR)パーティション以外、どのディスクパーティションの大きさでも変更できます。
ただし、パーティションの大きさを変更するには予備のパーティションが必要になったり、パーティションに含まれるデータを消去しなければならない場合があるため、影響のあるパーティションに含まれるデータを事前にすべてバックアップする必要がある、といった重要な注意点があります。
[関連]Mac OS X 10.5: ディスクパーティションの大きさを変更する(アップル)
FileMaker Server 9とTime Machine
August 19, 2008
FileMaker Serverでホストされているデータベースファイルは、Mac OS X Leopardの自動バックアップ機能であるTime Machineのバックアップ対象から除外するように設定する必要があります。
FileMaker Proの場合と同様に、Time Machineがバックアップを実行しているときにFileMaker Serverがそのファイルを開こうとすると、Time Machineによるバックアップファイルが壊れる危険があります。
代わりに、FileMaker Server Admin Consoleを使用して、データベースをバックアップするスケジュールを作成するようにします。そして、スケジュールによってバックアップされたデータベースファイルを、Time Machineのバックアップ対象とするように設定を調整します。
[関連]FileMaker and Time Machine(FileMaker Knowledge Base)
Mac OS X Leopardは自動バックアップ機能を標準搭載
August 07, 2008
Mac OS X Leopardには、非常に使いやすい自動バックアップ機能である「Time Machine」が新機能として組み込まれています。
別売の外付けドライブをMacにつなぐだけでTime Machineの準備が完了し、後はこのドライブをバックアップに使うかどうか決めるだけです。システムファイル、アプリケーション、アカウント情報や環境設定だけでなく、各種文書ファイルもバックグラウンドで自動的にバックアップされます。
ただし、Time MachineとFileMaker Serverを同時に利用する際には注意が必要であり、FileMaker Serverのフォルダをバックアップ対象から除外するように設定しておくことが推奨されています。
[関連]Mac OS X Leopard Sneak Peek:Time Machine(FAMLog)
Mac OS X LeopardでCUPSデーモンの自動起動を無効にする
August 04, 2008
Mac OS X LeopardでCUPSデーモンの自動起動を無効にするには、ターミナルで次のように入力します。
sudo launchctl unload -w /System/Library/LaunchDaemons/org.cups.cupsd.plist
(実際には1行で入力します)
CUPSは、UNIX系OS用の印刷システムであり、Mac OS Xでも標準的に利用されています。CUPSは、2007年にAppleに買収され、現在はAppleが保守を担当しています。
[関連]CUPS Purchased by Apple Inc.(Common UNIX Printing System)
Mac OS X Leopardの辞書アプリケーションは日本語を標準サポート
July 31, 2008
Mac OS X Leopardでは、小学館の「大辞泉」国語辞典と「類語例解辞典」が標準搭載され、辞書アプリケーションが標準で日本語をサポートしています。
テキストエディットやSafariなどのアプリケーションを使用しているときに、単語を選択して、controlキーを押しながら選択部分をクリックして表示されるメニューから[辞書で調べる]を選択すると、辞書で単語を調べることも可能です。
辞書アプリケーション、またはその言葉の下に表示される辞書パネルに内容が表示されますが、表示方法については辞書アプリケーションの環境設定で指定することができます。
Mac OS X LeopardでBluetoothデーモンを無効にする
July 30, 2008
Mac OS X LeopardでBluetoothデーモンを無効にするには、ターミナルで次のように入力します。
sudo launchctl unload -w /System/Library/LaunchDaemons/com.apple.blued.plist
(実際には1行で入力します)
元の状態に戻す場合には、次のように入力します。
sudo launchctl load -w /System/Library/LaunchDaemons/com.apple.blued.plist
(実際には1行で入力します)
なお、上記の方法はMac OS X v10.4 Tigerでは使用できません。
Mac OS X Leopardで赤外線レシーバーを無効にする
July 29, 2008
Mac OS X Leopardでは、システム環境設定の[セキュリティ]パネルでリモートコントロール赤外線レシーバーを無効にすることができますが、CLI(コマンドラインインターフェース)でも無効化の操作が可能です。
Mac OS X Leopardにおいてコマンドラインインターフェースで赤外線レシーバーを無効にするには、ターミナルで次のように入力します。
sudo defaults write /Library/Preferences/com.apple.driver.AppleIRController DeviceEnabled -bool no
(実際には1行で入力します)
Xcode Tools 3.1
July 16, 2008
Appleから「Xcode Tools 3.1」が公開されています。
バージョン3.1では、セキュリティ上の問題が2点修正され、悪意を持って巧妙に作られたCore Image Fun Houseの書類を開くことで任意のコードが実行される恐れがあった問題、およびWebObjectsでリンク用URLを生成するAPIにおいてセッションIDの漏洩を招く結果となっていた問題に対処されています。
Xcode Tools 3.1は、http://developer.apple.com/からダウンロードでき、Mac OS X Leopardで動作します。
Mac OS X LeopardはRubyCocoaを標準搭載
June 27, 2008
Mac OS X Leopardには、RubyCocoaが搭載されています。
RubyCocoaは、RubyとObjective-Cのブリッジであり、Mac OS Xのアプリケーションを開発するためのフレームワークです。RubyでMac OS X用のアプリケーションを開発したり、Cocoaフレームワークを利用したRubyプログラムを開発することができます。
RubyCocoaのライセンスは、RubyライセンスまたはLGPLのデュアルライセンスです。
Mac OS X LeopardではACLを標準で利用可能
June 20, 2008
Mac OS X v10.4ではアクセス制御リスト(ACL)は有効になっておらず通常では利用できませんでしたが、Mac OS X LeopardではACLを標準で利用できるようになっています。
アクセス制御リスト(ACL)を利用すると、ファイルやフォルダのアクセス権をきめ細かく制御することが可能です。
Mac OS X Leopardでは、chmodコマンドだけではなく、Finderの情報ウインドウを利用してACLの設定を編集することもできるようになっています。
[関連]Mac OS X v10.4でACLを有効にする(FAMLog)