FAMLog
Get(デスクトップパス)関数
November 10, 2008
FileMaker Proの「Get(デスクトップパス)関数」は、現在のユーザーのデスクトップフォルダへのパスを返します。
この関数の戻り値は次の例のようになります。
・「/Macintosh HD/Users/foo/Desktop/」:Mac版の場合
・「/C:/Documents and Settings/foo/Desktop/」:Windows XPの場合
・「/C:/Users/foo/Desktop/」:Windows Vistaの場合
Mac版におけるパス形式は通常「/ドライブ名/Users/ユーザー名/Desktop/」、Windows XPにおけるパス形式は「/ドライブ名:/Documents and Settings/ユーザー名/Desktop/」、そしてWindows Vistaにおけるパス形式は「/ドライブ名:/Users/ユーザー名/Desktop/」となっています。
なお、Get(デスクトップパス)関数は、バージョン8で追加された関数です。
FileMaker Server カスタムWebテクニック改訂版:目次
October 27, 2008
「FileMaker Server カスタムWebテクニック改訂版」目次
第1章 イントロダクション
・1.1 FileMakerの特長
・1.2 FileMakerによるWeb公開の手法とその種類
・1.3 FileMakerの製品構成
・1.4 FileMakerのWeb公開機能の歴史
・1.5 バージョン6以前のカスタムWeb公開との違い
・1.6 バージョン7以降におけるカスタムWeb公開の新機能と改善点
・1.7 カスタムWeb公開技術の概要
・1.8 カスタムWeb公開に使用するソフトウェア
・1.9 カスタムWeb公開の仕組み
第2章 FileMaker Server 9のセットアップ
・2.1 FileMaker Serverをインストールする前の確認事項
・2.2 FileMaker Serverのインストール
・2.3 データベース公開のための設定
第3章 データの取得と処理
・3.1 Web公開エンジンの情報の取得
・3.2 データベース情報の取得
・3.3 データベース処理の実行
・3.4 オブジェクトフィールドのデータの表示
・3.5 クライアント情報の取得
第4章 出力結果の調整
・4.1 出力方法の指定と調整
・4.2 文字列の加工と操作
・4.3 数値演算
・4.4 条件分岐
・4.5 日付と時刻の処理
・4.6 エラー処理
第5章 Web公開エンジンが備える機能の活用
・5.1 メールの送信
・5.2 Cookieの利用
・5.3 セッション拡張関数
・5.4 ヘッダー関数の活用
・5.5 ログの利用
・5.6 その他の機能
第6章 セキュリティ
・6.1 FileMaker Server 9のセキュリティ機能
・6.2 Webアプリケーション開発における注意点
第7章 XSLT機能の拡張
・7.1 Javaによる機能拡張
・7.2 スクリプト言語による機能拡張
付録
・付録A FileMakerデータベースのエラーコード番号
・付録B FileMaker XSLT拡張関数のエラーコード番号
(2008/11/21追記:「1.2 FileMakerによるWeb公開」を「1.2 FileMakerによるWeb公開の手法とその種類」に修正しました。)
カスタムWeb公開におけるスクリプト変数の有効範囲
October 09, 2008
FileMaker 8以降でスプリプトや計算式でグローバル変数やローカル変数を使用できるようになりましたが、FileMaker ServerのXSLTを使用したカスタムWeb公開でスクリプト変数を利用する際にはいくつか注意点があります。
カスタムWeb公開におけるグローバル変数は、グローバルフィールドと同様に各クライアントごとに独自の値を持つものの、ファイルが閉じられるまでその値が保持されるのではなく、1回のHTTPリクエスト(厳密にはWeb公開コアへのリクエスト)が完了するたびに値が破棄されます。すなわち、グローバル変数の有効範囲は、データベースセッションが無効の場合はリクエストが終了するまでです。
一方、Web公開エンジンのXSLTデータベースセッションオプションを有効にすると、セッション拡張関数を使用したときにグローバル変数およびグローバルフィールドの値をリクエスト間で保持できるようになります。すなわち、データベースセッション有効時におけるグローバル変数の有効範囲はセッションがタイムアウトするまでとなります。
ローカル変数については、データベースセッションの設定に関わらず、その有効範囲は常にスクリプトが終了するまでです。
[関連]FileMaker Pro 8の新機能:スクリプト変数(FAMLog)
Get(ホストアプリケーションバージョン)関数
October 06, 2008
FileMaker 9で新たに追加された「Get(ホストアプリケーションバージョン)関数」は、現在のデータベースをホストしているコンピューターで実行されているFileMaker ProまたはFileMaker Serverのバージョン情報を示す文字列を返します。
この関数の戻り値は次の例のようになります。
・「Pro 9.0v1」:FileMaker Pro 9.0v1の場合
・「ProAdvanced 9.0v3」:FileMaker Pro 9.0v3 Advancedの場合
・「Server 9.0v3」:FileMaker Server 9.0v3の場合
なお、現在のデータベースが共有されていないかホストされていない場合、Get(ホストアプリケーションバージョン)関数は空の文字列を返します。
FileMaker Server 9のライセンスを更新する
September 30, 2008
FileMaker Server 9の評価版からアップグレードする場合や、FileMaker Server 9からFileMaker Server 9 Advancedにアップグレードする場合には、FileMaker Serverのライセンスキーを更新する必要があります。
FileMaker Server 9のライセンスを更新するには、FileMaker Server Admin Consoleを使用します。Admin Consoleを起動し、[ヘルプ]メニューの[FileMaker Server ライセンスの更新]を選んで表示されるダイアログボックスにおいて、ユーザー名やライセンスキーなどの必要な情報を入力して、[更新]ボタンを押します。
「ODBC/JDBC クライアント接続」および「IWP 接続」の値が「許可」になっていれば、FileMaker Server Advancedのライセンスに更新されたことが確認できます。なお、FileMaker Server 9からFileMaker Server 9 Advancedにアップグレードする場合には、必要なファイルはすでにインストールされているため、アップグレードのために追加インストールを行う必要はありません。
FileMaker 9 "10+1"バンドル キャンペーン期間延長
September 11, 2008
ファイルメーカー社が、現在実施中の「FileMaker 9 "10+1"バンドル キャンペーン」を2008年12月26日まで期間を延長すると案内しています。
このキャンペーン製品は、VLAのキャンペーン製品であり、FileMaker Pro 9 (10ライセンス)と FileMaker Server 9(1ライセンス)が含まれます。最初の1年間有効なメンテナンスも付いていて、メンテナンスの有効期間内に新しいバージョンが日本国内で発売されると、追加支払いなしに新バージョンにアップグレードすることができます。
同時に、4本分の値段で5本分のFileMaker Pro 9をキャンペーン価格で購入できる「FileMaker Pro 9 5ライセンスパック キャンペーン」も2008年12月26日まで期間が延長されています。
FileMaker Server 9のバージョン確認方法
August 22, 2008
FileMaker Server 9のバージョン情報は、FileMaker Server Admin Console 開始ページにある「現在のインストールバージョン」の値で確認できます。
現時点では、FileMaker Server 9の最新版はバージョン9v3(9.0.3.326)です。バージョンが9v1(9.0.1.132および9.0.1.140)や9v2(9.0.2.151)である場合には、バージョン9v3(9.0.3.325および9.0.3.326)に更新することが推奨されます。
最新アップデータの有無についてはFileMaker Server Admin Console 開始ページで確認することもできますが、正常に確認できない場合もあるので、ファイルメーカー株式会社のWebサイトで配布されているアップデータの最新バージョンも確認するようにしましょう。
OpenSSH 5.1
July 22, 2008
SSHプロトコルを使用するネットワーク接続ツールのフリーな実装であるOpenSSHの新バージョン「OpenSSH 5.1」が公開されています。
OpenSSH 5.1にはセキュリティに関連する修正が1点含まれており、sshd_configのX11UseLocalhost設定項目の値がnoである場合にHP/UXで可能だったX11の中間者攻撃を回避するように変更されています。なお、この問題は、BSD由来のシステムやLinux、Mac OS X、Solarisには影響しないとのことです。
機能追加や不具合の修正も数多く行われており、sshdに拡張テストモード(-Tオプション)が新たに追加されています。
[参考]OpenSSH情報 - OpenSSH 5.1/5.1p1 リリース
FileMaker 9 "10+1"バンドル キャンペーン
April 22, 2008
ファイルメーカー社が、FileMaker Pro 9(10ライセンス)とFileMaker Server 9(1ライセンス)をキャンペーン価格で購入できる「FileMaker 9 "10+1"バンドル キャンペーン」を実施すると案内しています。
このキャンペーン製品は、VLAのキャンペーン製品であり、FileMaker Pro 9 (10ライセンス)と FileMaker Server 9(1ライセンス)が含まれます。最初の1年間有効なメンテナンスも付いていて、キャンペーン価格は税込378,000円となっています。
同時に、4本分の値段で5本分のFileMaker Pro 9をキャンペーン価格で購入できる「FileMaker Pro 9 5ライセンスパック キャンペーン」も実施されています。
キャンペーン期間は共に2008年4月22日から2008年9月26日までです。
FileMaker Pro 9 Advancedの改善点:データビューア
February 01, 2008
FileMaker Pro 9 Advancedでは、フィールドや変数の値、計算式の結果を監視できる「データビューア」の機能が強化されています。
バージョン9では、新たに[現在]タブ内において、実行中のスクリプトで使用されるフィールドと変数の値が自動的に表示されるようになっています。このため、個別にフィールドや変数をデータビューアの監視対象に加える必要がなくなり、より効率的にスクリプトのデバッグ作業を行えるようになっています。
また、スクリプトデバッガと同様に、データビューア自体にも認証機能が用意されています。認証を行うことで、通常デバッグする権限のないアカウントで、データビューアで値を確認しながらデバッグを行うことができます。
[関連]FileMaker Pro 9 Advancedの改善点:スクリプトデバッガ(FAMLog)