FAMLog
第17回「FileMaker Fun Night!」イベントレポートが公開
November 08, 2006
セブンズドアが、毎月Apple Store, Ginzaで行っているイベント「FileMaker Fun Night!」のレポートを更新しています。
2006年11月4日に行われた第17回のイベントレポートが追加されており、バージョン7以降のリレーションシップの特徴、および「Get(スクリプト引数)」や「Get(スクリプトの結果)」関数の活用法などについて紹介されています。
次回は、「FileMaker 8.5 Web公開活用最新情報」というテーマで、2006年12月16日(土)18:00-19:30に同イベントが開催される予定になっています。なお、同イベントは参加費および事前申し込みは共に不要です。
(2021/01/21追記:リンク先のページがなくなっていたので、一部リンクを削除しました。)
fmsadminコマンドの活用 (5)
July 07, 2006
FileMaker Server 8およびFileMaker Server 7のfmsadminコマンドを利用すると、CLI(コマンドラインインターフェース)で任意のタスクスケジュールを実行できます。
fmsadminコマンドを使ってスケジュールを手動で実行するには、RUNコマンドを使用し、引数にスケジュールIDを指定します。
(使用例)
$ fmsadmin run schedule 1
なお、スケジュールとID番号の一覧を取得するには、fmsadminコマンドのLISTコマンドを使用します。
fmsadminコマンドの活用 (4)
July 06, 2006
FileMaker Server 8およびFileMaker Server 7のfmsadminコマンドを利用すると、CLI(コマンドラインインターフェース)でタスクスケジュールの一覧を確認できます。
fmsadminコマンドを使ってスケジュールの一覧を確認するには、LISTコマンドを使用して引数にSCHEDULESを指定します。
(使用例)
$ fmsadmin list schedules
これにより、スケジュールIDとスケジュール名、タスクスケジュールの種類、前回スケジュールが実行された日時、次回のスケジュール実行予定の日時もしくはスケジュールの状態を確認することができます。
KP-Backup 1.0.2 アップデート
June 30, 2006
株式会社キー・プランニングが「KP-Backup 1.0.2 アップデート」を公開しています。
KP-BackupはFileMaker Serverの標準機能では実現できない機能を提供するバックアップソフトウェアであり、価格は税込13,440円です。
Windows版およびMac OS X版が共にアップデートされ、FileMaker Server 7/8がpauseおよびresumeコマンドの引数でOS標準のパス書式を理解しない点に対応し、データベースの一時停止に失敗してもバックアップ処理を実行してしまう場合がある不具合が修正されています。
Mac OS X版では、Java 2 Standard Edition (J2SE) 5.0 Release 4がインストールされた環境に対応し、さらにUniversal Binary対応を果たしているとのことです。
-lay.responseクエリー引数
June 22, 2006
-lay.responseクエリー引数は、FileMaker Server AdvancedのカスタムWeb公開において、リクエストの処理に使用するレイアウトとは異なるレイアウトを利用して応答データを出力させる場合に使用します。
(使用例)
-db=employees&-lay=Budget&Salary=100000&Salary.op=gt&-find
例えば、ある特定のフィールド(上記例では「Salary」フィールド)を検索対象にしたいが、そのフィールドのデータを出力する必要がない場合などに使用できます。ソーステーブルが違うレイアウトでも指定することは一応可能ですが、-lay.responseクエリー引数による処理が発生するまでにどこかでエラーが発生すると、途中で処理が中断され、-lay.responseクエリー引数の指定が無効になってしまいます。通常は、ソーステーブルが同じレイアウトを指定するとよいでしょう。
-lay.response引数が含まれていない場合は、リクエストの処理時も、応答の処理時も、-layクエリー引数で指定されているレイアウトが使用されます。ただし、意図しないレイアウトが指定されることを防止するために、常に-lay.responseクエリー引数の値を指定するようにしておくことが大事です。
-layクエリー引数
June 21, 2006
-layクエリー引数は、FileMaker Server AdvancedのカスタムWeb公開において、FileMakerデータベースのレイアウトを指定する際に使用します。
-layクエリー引数の値にはリクエストの処理に使用するレイアウトの名前を指定します。基本的に、FileMaker ServerとWeb公開エンジンは、-layクエリー引数で指定されたレイアウトの情報を基にXMLデータを生成します。
-dbnames、-layoutnames、-scriptnamesおよび-process以外のすべてのクエリーコマンドで必須となるクエリー引数であり、-dbクエリー引数と同様に、FileMakerクエリー文字列に必ず含まれる引数であると言えます。
-dbクエリー引数
June 20, 2006
-dbクエリー引数は、FileMaker Server Advancedにおいて、クエリーコマンドを適用するFileMakerデータベースの名称を指定する際に使用します。
-dbnamesおよび-process以外のすべてのクエリーコマンドで必須となるクエリー引数であり、ほぼすべてのリクエストで必ずFileMakerクエリー文字列に含まれる引数であると言えます。
注意点として、実際のデータベースファイル名にはオプションで拡張子を含めることができますが、-dbクエリー引数の値にはファイル拡張子を含めた形式で指定することはできません。
(使用例)
http://www.example.com/fmi/xml/fmresultset.xml?-db=employees
FileMakerクエリー文字列
June 16, 2006
FileMaker Server AdvancedのカスタムWeb公開では、HTTP経由でFileMakerデータベースからXML形式のデータを取得したり、処理した結果の内容をXML形式のデータとして取得できます。
FileMaker Server Web公開エンジンにXMLデータを要求するには、FileMaker固有の命令であるクエリーコマンドとクエリー引数、およびそれらの値で構成される「FileMakerクエリー文字列」の情報をサーバーに送信します。
FileMakerクエリー文字列は、主に下記のような方法で指定することができます。
・HTTPリクエストのGETリクエストメソッドを使用してクエリー文字列等で指定する
・HTTPリクエストのPOSTリクエストメソッドを使用してフォーム等で指定する
・XSLTスタイルシートにおいてxslt-cwp-query処理命令で指定する
・XSLTスタイルシートでdocument関数を使用して新しいHTTPリクエストを発生させる
例えば、GETリクエストメソッドの場合には、URLにおける「?」以降の文字列(クエリー文字列)がそのままFileMakerクエリー文字列として扱われます。
スクリプトに引数を渡すクエリー引数を使用する際の注意点 (4)
May 25, 2006
FileMaker Server 8 AdvancedのカスタムWeb公開では、FileMakerのスクリプトに引数を渡すことができるクエリー引数が追加されましたが、基本機能では複数の引数を渡すことができないという制限があります。
複数の引数を渡したい場合は、区切りとなる文字をあらかじめ決めておき、その区切り文字で値を連結して、引数を受け取るスクリプト側でそれぞれの値を取得するようにします。区切りとなる文字を改行コードにして、スクリプト側ではGetValue関数を使用すれば、より手軽に任意の値を取得できます。
具体的には、URLエンコードされた改行コード(%0aや%0d)を使って値を連結した場合の、FileMakerクエリー文字列の例は次のようになります。
(例)-script=SCRIPTNAME&-script.param=PARAMETER1%0aPARAMETER2%0aPARAMETER3
上記例の場合、引数を受け取るスクリプトにおいて、次のように関数を使用することで文字列「PARAMETER2」を取得できます。
(使用例)
GetValue(Get(スクリプト引数); 2)
スクリプトに引数を渡すクエリー引数を使用する際の注意点 (3)
May 23, 2006
FileMaker Server 8 AdvancedのカスタムWeb公開では、FileMakerのスクリプトに引数を渡すことができるクエリー引数が追加されました。
スクリプトに引数を渡すクエリー引数(-script.param、-script.prefind.param、-script.presort.param)は、スクリプトを実行するクエリー引数(-script、-script.prefind、-script.presort)のオプションであるため、例えば、FileMakerクエリー文字列に-scriptクエリー引数が含まれずに-script.paramクエリー引数が含まれている場合、結果として-script.paramクエリー引数は無視されることになります。
上記は-script.prefind.paramおよび-script.presort.paramクエリー引数についても同様です。