FAMLog
curl 8.5.0の提供が開始
December 28, 2023
curl 8.5.0が2023年12月上旬に公開されています。
curlは、さまざまな通信規格に対応しているデータ転送ソフトウェアであり、Claris FileMakerでも利用されています。curl 8.5.0では2点のセキュリティ脆弱性(CVE-2023-46218およびCVE-2023-46219)が修正されています。
なお、Claris FileMaker Pro 2023(20.3.1)において、[URL から挿入]スクリプトステップのcURL オプションで-Vもしくは--versionオプションを使用して取得できるlibcurlのバージョン情報は次の通りです。
[出力例]
libcurl/7.83.0-DEV OpenSSL/3.0.8 zlib/1.2.12 libssh2/1.9.0_DEV
Features: AsynchDNS IPv6 Largefile NTLM NTLM_WB SSL libz TLS-SRP UnixSockets HTTPS-proxy alt-svc HSTS
Ruby 3.3.0が公開
December 27, 2023
Ruby 3.3.0が公開されています。
Rubyは、まつもとゆきひろ(Matz)氏によって1993年に開発が始められ、今もオープンソースソフトウェアとして開発が続けられているスクリプト言語です。Prismという新しいパーサーやRJITという新たなJITの仕組みが追加されているRuby 3.3では、YJITの高速化や新しいパーサージェネレーターであるLramaによるBisonの置き換えなど、さまざまな改善が行われています。
なお、2024年3月末頃で保守が終了する予定であるRuby 3.0系列は、現在セキュリティメンテナンスフェーズにあり、原則として重大なセキュリティ上の問題が発見された場合のみリリースが行われる状態であり、より新しいバージョンへ移行することが推奨されている状況です。
macOS Sonoma 14.2.1の提供が開始
December 26, 2023
macOS Sonoma 14.2.1の提供が開始されています。
macOS Sonoma 14.2.1ではWindowServerのセキュリティ脆弱性(CVE-2023-42940)が修正されていて、macOS Sonoma 14.2で画面共有時に間違ったコンテンツを意図せず共有してしまう場合があった問題が修正されています。macOS Sonomaに対応しているMacは、iMac(2019以降)、iMac Pro(2017)、MacBook Air(2018以降)、MacBook Pro(2018以降)、Mac Pro(2019以降)、Mac Studio(2022以降)およびMac mini(2018以降)です。
Claris ナレッジベースによると、Claris FileMaker Pro 2023(20.2)およびClaris FileMaker Pro 2023(20.3)はmacOS Sonomaと互換性があるとのことです。FileMaker Pro 2023(20.3)でmacOS Sonomaとの互換性に関する既知の問題が一部修正されていましたが、一部は未解決のままとなっています。
[関連]Claris FileMaker 2023(バージョン20.3)の提供が開始(FAMLog)、macOS Sonoma 14.2の提供が開始(FAMLog)
PHP 8.1.27、PHP 8.2.14およびPHP 8.3.1が公開
December 22, 2023
PHP 8.1.27、PHP 8.2.14およびPHP 8.3.1が公開されています。
PHP 8.1.27、PHP 8.2.14およびPHP 8.3.1ではそれぞれ不具合の修正が行われています。PHP 8.0系統の公式セキュリティサポートは2023年11月に終了したため、今後はバージョン8.1系列以降にバージョンアップすることが強く推奨される状況になっています。
なお、PHP 8.1は2024年11月25日まで、PHP 8.2は2025年12月8日まで、PHP 8.3は2026年11月23日までセキュリティ修正が継続される予定となっています。
[関連]PHP 8.3.0が公開(FAMLog)
OpenSSH 9.6の提供が開始
December 21, 2023
SSHプロトコルを使用するネットワーク接続ツールのフリーな実装であるOpenSSHの新バージョンであるOpenSSH 9.6が2023年12月中旬に公開されています。
不具合の修正だけでなくセキュリティ修正も含まれているOpenSSH 9.6では、中間者攻撃を可能にするTerrapin attackを妨害するプロトコル拡張が実装されていて、鍵交換中に不要なメッセージや予測されないメッセージを受け取った場合に接続の終了を要求するようになっています。
バージョン9.6ではいくつか小さな機能追加も実施されており、PEM PKCS8形式ED25519秘密鍵の読み取りがサポートされるようになっています。
[参考]OpenSSH 9.6p1 がリリースされました(春山征吾のBlog)
macOS Ventura 13.6.3およびmacOS Monterey 12.7.2の提供が開始
December 19, 2023
macOS Ventura 13.6.3およびmacOS Monterey 12.7.2の提供が2023年12月中旬に開始されています。
macOS Ventura 13.6.3およびmacOS Monterey 12.7.2ではそれぞれ複数のセキュリティ脆弱性が修正されています。
なお、Claris FileMaker ProおよびClaris FileMaker Serverは、バージョン19.4.1以降でmacOS Montereyに対応するようになっており、バージョン19.6.1以降でmacOS Venturaでのインストールがサポートされるようになっています。
[関連]macOS Sonoma 14.2の提供が開始(FAMLog)、Safari 17.2の提供が開始(FAMLog)
Safari 17.2の提供が開始
December 18, 2023
AppleからSafari 17.2の提供が開始されています。
Appleが開発および提供しているWebブラウザーであるSafariのバージョン17.2ではWebKitのセキュリティ脆弱性が2件修正されています。macOS MontereyおよびmacOS Ventura向けに配布されているSafari 17.2はmacOS Sonoma 14.2にも搭載されています。
なお、macOS Big Sur用のSafari 17が提供されていないことから、実質的にmacOS Monterey以降にバージョンアップすることが推奨される状況になっていると言えます。
[関連]macOS Sonoma 14.2の提供が開始(FAMLog)
macOS Sonoma 14.2の提供が開始
December 15, 2023
macOS Sonoma 14.2の提供が開始されています。
macOS Sonoma 14.2では複数のセキュリティ脆弱性が修正されています。macOS Sonomaに対応しているMacは、iMac(2019以降)、iMac Pro(2017)、MacBook Air(2018以降)、MacBook Pro(2018以降)、Mac Pro(2019以降)、Mac Studio(2022以降)およびMac mini(2018以降)です。
Claris ナレッジベースによると、Claris FileMaker Pro 2023(20.2)およびClaris FileMaker Pro 2023(20.3)はmacOS Sonomaと互換性があるとのことです。FileMaker Pro 2023(20.3)でmacOS Sonomaとの互換性に関する既知の問題が一部修正されていましたが、一部は未解決のままとなっています。
[関連]Claris FileMaker 2023(バージョン20.3)の提供が開始(FAMLog)、iOS 17.2およびiPadOS 17.2の提供が開始(FAMLog)
iOS 16.7.3およびiPadOS 16.7.3の提供が開始
December 14, 2023
iPhone向けのソフトウェア・アップデートとなるiOS 16.7.3と、iPad向けのソフトウェア・アップデートとなるiPadOS 16.7.3の提供が開始されています。
iOS 16.7.3およびiPadOS 16.7.3では複数のセキュリティ脆弱性が修正されています。すでに悪用された可能性のある脆弱性(CVE-2023-42916およびCVE-2023-42917)が修正されていることから、iOS 16を使用している場合にはiOS 16.7.3に、iPadOS 16を使用している場合にはiPadOS 16.7.3にアップデートすることが推奨されます。
なお、App StoreからダウンロードできるClaris FileMaker Goを使用すれば、Claris FileMaker Proで作成したカスタム AppをiOSやiPadOS上で実行できます。FileMaker Go 2023はiOS 16以降もしくはiPadOS 16以降で動作します。
[関連]iOS 17.2およびiPadOS 17.2の提供が開始(FAMLog)
iOS 17.2およびiPadOS 17.2の提供が開始
December 13, 2023
iPhone向けのソフトウェア・アップデートとなるiOS 17.2と、iPad向けのソフトウェア・アップデートとなるiPadOS 17.2の提供が開始されています。
日々の記録をつけられるジャーナルアプリが追加されたiOS 17.2とPDFで連絡先や名前などの自動入力をサポートしたiPadOS 17.2では複数のセキュリティ脆弱性が修正されています。
なお、App StoreからダウンロードできるClaris FileMaker Goを使用すれば、Claris FileMaker Proで作成したカスタム AppをiOSやiPadOS上で実行できます。FileMaker Go 2023はiOS 16以降もしくはiPadOS 16以降で動作します。