FAMLog


参照情報のみ保存されているオブジェクトデータの公開

December 27, 2004

オブジェクトフィールドに実際のファイルではなくファイル参照情報が保存されている場合、FileMaker Server Web公開エンジンを使用してオブジェクトフィールドのオブジェクトを公開するには、下記の操作を行います。

・オブジェクトフィールドにファイル参照として保存するファイルをFileMaker Proフォルダ内の「Web」フォルダに配置します。

・FileMaker Proで、オブジェクトフィールドにオブジェクトを挿入して、「ファイルの参照データのみ保存」オプションを選択します。

・「Web」フォルダ内にある参照されているファイルを、Webサーバーソフトウェアのルートフォルダ内の同じ相対パスの場所にコピーします。

Mac版(Apache)の場合は「/Library/WebServer/Documents」以下に、Windows版(IIS)の場合は「<ルートドライブ>\Inetpub\wwwroot」以下にファイルをコピーします。

(2006/03/14追記:インスタントWeb公開の場合には、上記方法は画像ファイルのみに限定されるようです。)

Tag: FileMaker

オブジェクトフィールドのデータを使用する際の留意点

December 24, 2004

FileMaker Server Web公開エンジンを使用してWebでデータベースを公開する場合、Webユーザーがオブジェクトフィールド内に保存されているデータを利用する際に下記のような留意点があります。

・GIFまたはJPEG以外の形式の画像がデータベースに格納されている場合は、Webブラウザーからその画像データが要求されたときに、Web公開エンジンによって一時的なJPEGイメージが作成・表示されます。

・Webユーザーがオブジェクトフィールドの内容を変更または追加することはできません。

・オブジェクトフィールドのサウンドを再生したり、OLEオブジェクトを表示することはできません。

Tag: FileMaker

ファイルメーカーPro 5.x Unlimitedのテクニカルサポート終了予定日

December 22, 2004

ファイルメーカー社が、以下の旧バージョンの製品について2005年6月末日をもってテクニカルサポートサービスを終了することを発表しています。

・ファイルメーカーPro 5.5
・ファイルメーカーPro 5
・ファイルメーカー Server 5
・ファイルメーカーPro 5.5 Unlimited
・ファイルメーカーPro 5 Unlimited
・ファイルメーカー Developer 5.5
・ファイルメーカー Developer 5
・ファイルメーカー Mobile for Palm OS

ファイルメーカーPro 4以前の旧バージョンの製品については、すでに2004年5月末日にテクニカルサポートサービスが終了しています。

なお、現在販売中のFileMaker 7 製品ラインとファイルメーカー 6 製品ライン、およびファイルメーカー Mobile 2.0 for Palm OSは、2005年7月1日以降も引き続きテクニカルサポートサービスが提供されます。

[関連]ファイルメーカーPro 6 Unlimitedのテクニカルサポート終了予定日(FAMLog)

(2006/09/27追記:リンク先のWebページがなくなっていたため「FileMaker 7 製品ライン」と「ファイルメーカー 6 製品ライン」のリンクを削除しました。あわせて関連記事へのリンクを追加しました。)

Tag: FileMaker

ファイルメーカー 6 製品ライン販売期間延長

December 21, 2004

ファイルメーカー社が、ファイルメーカー 6 製品ラインを2005年3月末日まで取り扱うことにしたことを発表しています。

今回の決定により2005年3月末日まで引き続き購入可能となった製品一覧は下記の通りです。

・ファイルメーカーPro 6
・ファイルメーカー Server 5.5
・ファイルメーカーPro 6 Unlimited
・ファイルメーカー Developer 6
・ファイルメーカー Mobile 2.1 for Palm OS and Pocket PC
・ファイルメーカー Mobile  for i-mode

(2007/01/03追記:リンク先のページがなくなっていたので、リンクを削除しました。)

Tag: FileMaker

データベース内のオブジェクトデータを取得するURL構文

December 20, 2004

FileMaker Server 7 Advancedにおいて、オブジェクトフィールドで実際のオブジェクトがデータベース内に保存されている場合、オブジェクトデータにアクセスするためのURL構文は次のようになります。

(XMLを使用したカスタムWeb公開の場合)
<スキーム>://<ホスト>[:<ポート>]/fmi/xml/cnt/data.<拡張子>?<クエリー文字列>
(例)http://www.example.com/fmi/xml/cnt/data.jpg?-db=dbname&-lay=layoutname&-field=fieldname(1)&-recid=1

(XSLTを使用したカスタムWeb公開の場合)
<スキーム>://<ホスト>[:<ポート>]/fmi/xsl/cnt/data.<拡張子>?<クエリー文字列>
(例)http://www.example.com/fmi/xsl/cnt/data.jpg?-db=dbname&-lay=layoutname&-field=fieldname(1)&-recid=1

<拡張子>には、「jpg」や「mov」など、オブジェクトのタイプを識別するファイル拡張子を指定します。

Tag: FileMaker

XMLを使用したカスタムWeb公開のURL構文

December 17, 2004

Web公開エンジンを使用してFileMakerデータベースのXMLデータにアクセスするためのURL構文は次のようになります。

<スキーム>://<ホスト>[:<ポート>]/fmi/xml/<XML文法>.xml[?<クエリー文字列>]
(例)http://www.example.com/fmi/xml/fmresultset.xml?-db=dbname&-lay=layoutname&-findall

各要素の意味は、下記の通りです。

・<スキーム>には、HTTPまたはHTTPSプロトコルを指定します。
・<ホスト>には、WebサーバーがインストールされているホストのIPアドレスまたは完全修飾ドメイン名を指定します。
・<ポート>には、Webサーバーが使用するTCPのポート番号を指定します(オプション)。ポートが指定されていない場合は、プロトコルのデフォルトのポート(HTTPではポート80、HTTPSではポート443)が使用されます。
・<XML文法>には、FileMaker XML文法の名前を指定します。指定できる値は、fmresultset、FMPXMLRESULT、FMPXMLLAYOUTまたはFMPDSORESULTです。
・<クエリー文字列>には、XMLを使用したカスタムWeb公開で使用する1つのクエリーコマンドと1つまたは複数のクエリー引数の組み合わせを指定することができます。

Tag: FileMaker

Knockin' on Seven's Door

December 15, 2004

FileMaker 7の開発者向けリソースを紹介するWebサイト「Knockin' on Seven's Door [sevensdoor.com]」が開設されています。

「Knockin' on Seven's Door」は、FileMaker 7の開発者を主な対象として、FileMakerに関する有用な情報を紹介しています。

FileMaker 7の開発者向けリソースの紹介や最新情報の告知、テンプレート配布等を行っていく予定とのことで、各種リソースおよびTipsを紹介した記事や製品レビューなどが掲載されています。

(2021/01/20追記:リンク先のページがなくなっていたので、リンクを削除しました。)

Tag: FileMaker

XSLTを使用したカスタムWeb公開のURL構文

December 14, 2004

FileMaker XSLTスタイルシートをWeb公開エンジンで使用するためのURL構文は次のようになります。

<スキーム>://<ホスト>[:<ポート>]/fmi/xsl/[<パス>/]<スタイルシート.xsl>[?<クエリー文字列>]
(例)http://www.example.com/fmi/xsl/foldername/example.xsl?-grammar=fmresultset&-db=dbname&-lay=layoutname&-encoding=UTF-8&-findall

各要素の意味は、下記の通りです。

・<スキーム>には、HTTPまたはHTTPSプロトコルを指定します。
・<ホスト>には、WebサーバーがインストールされているホストのIPアドレスまたは完全修飾ドメイン名を指定します。
・<ポート>には、Webサーバーが使用するTCPのポート番号を指定します(オプション)。ポートが指定されていない場合は、プロトコルのデフォルトのポート(HTTPではポート80、HTTPSではポート443)が使用されます。
・<パス>はオプションで、XSLTスタイルシートが保存されている「xslt-template-files」フォルダ内のフォルダ名を指定します。
・<スタイルシート.xsl>には、XSLTスタイルシートのファイル名を指定します。
・<クエリー文字列>には、XSLTを使用したカスタムWeb公開で使用する1つのクエリーコマンドと1つまたは複数のクエリー引数の組み合わせを指定することができます。

Tag: FileMaker

XSLTスタイルシートファイルの配置場所

December 13, 2004

XSLTスタイルシートをFileMaker Server Web公開エンジンで使用する際には、XSLTスタイルシートファイルを「xslt-template-files」フォルダ内に配置します。

「xslt-template-files」フォルダは、Mac版ではWeb公開エンジンがインストールされているホスト上の下記の場所にあります。

/Library/FileMaker Server 7/Web Publishing/xslt-template-files

例えば、FileMaker Site Assistantによって作成されたXSLTスタイルシート(「home.xsl」等)を、「xslt-template-files」フォルダ内の「example」フォルダにコピーした場合は、下記のようなURLでスタイルシートを要求および処理することができます。

http://www.example.com/fmi/xsl/example/home.xsl

Tag: FileMaker

拡張アクセス権のキーワード

December 10, 2004

FileMaker 7以降の拡張アクセス権では、データ共有の仕方によって個々のキーワードが決まっています。

拡張アクセス権のキーワードはそれぞれ下記の通りです。

・fmiwp(インスタントWeb公開によるアクセス)
・fmxml(XMLを使用したカスタムWeb公開によるアクセス)
・fmxslt(XSLTを使用したカスタムWeb公開によるアクセス)
・fmapp(FileMakerネットワークによるアクセス)
・fmmobile(FileMaker Mobileによるアクセス)
・fmxdbc(ODBC/JDBCによるアクセス)
・fmphp(FileMaker API for PHPによるアクセス)

カスタムWeb公開用のキーワードである「fmxml」や「fmxslt」、「fmphp」については、データベースに拡張アクセス権の設定欄があらかじめ用意されていないため(バージョン7の場合)、データベースごとに拡張アクセス権を作成・設定する必要があります。

(2006/12/01追記:キーワード「fmphp」に関する記述を追加しました。)

Tag: FileMaker

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