FAMLog


Mac OS X v10.4で発生するApache 2.0.54の不具合回避策

August 24, 2005

Mac OS X v10.4でApache HTTP Server 2.0.54を動作させた場合に、Mac OS X v10.4とAPR(Apache Portable Runtime)に帰因する問題により、サイズの大きいファイルが正しくApacheからクライアントに送信されない不具合が発生します。

ソースコードを用いてApache 2.0.54をインストールする場合には、configure実行前に次のように入力して環境変数を設定することで不具合を回避できます。

export ac_cv_func_poll=no

なお、この問題はApache HTTP Server 1.3.33では発生しません。

(参考)Apache and Tiger(Musings)

(2005/10/17追記:この不具合はApache 2.0.55で修正されていました。)

Tag: Apache

defaultsコマンドでFileMaker Server 7の設定を変更する (7)

August 23, 2005

FileMaker Server 7では、デフォルトデータベースフォルダと、オプションで指定されている追加データベースフォルダ内にあるデータベースが起動時に自動的に共有されます。

defaultsコマンドを用いて追加データベースフォルダを使用するオプションを有効にするには、ターミナルで次のように入力します。

(Mac OS X v10.4.2の場合)
sudo su - fmserver -c 'defaults -currentHost write "/Library/FileMaker Server 7/Library/Preferences/com.filemaker.fmserver" Preferences -dict-add UseOtherDatabaseRoot -int 1'

上記コマンドを入力後に設定を即座に反映させたい場合には、次のようにfmsadminコマンドを使用します。

sudo fmsadmin reload

(2015/09/02追記:OS X版のFileMaker Server 14では設定ファイルの形式およびパスが変更されたため、上記の方法は利用できません。)

Tag: FileMaker

Factory's FileMaker Plug-in(Mac OS X版)ver.1.0.6

August 22, 2005

有限会社ファクトリーが「Factory's FileMaker Plug-in(Mac OS X版)」のバージョン1.0.6をリリースしています。

Factory's FileMaker Plug-inは、FileMaker Proが標準でサポートする画像管理機能を拡張し、様々な要求に応じたシステム構築を実現するために必要となる関数が集約されたプラグインです。

Mac OS X版のバージョン1.0.6では、FileMaker Pro 7でインスタントWeb公開機能を利用した際に発生する不具合が修正されています。

Tag: FileMaker

デュアルCPUでWeb公開エンジンが応答しなくなる

August 19, 2005

FileMaker Server 7 Advancedにおいて、マシンがデュアルCPU構成もしくはWindowsプラットフォームでハイパースレッディングが有効になっていると、Web公開エンジンが応答しなくなったり、突然予期せぬエラーが発生することがあることについて説明した記事がFileMaker Knowledge Baseで掲載されています。

Windowsプラットフォームでハイパースレッディングを有効にしている場合は、ハイパースレッディングを無効にしてマシンを再起動することで、問題が解決する可能性があるとのことです。

Mac OS Xの場合は、一時的にシングルCPUとして機能させる方法もありますが、この方法は実際に運用する場合には勧められるものではありません。当面はデュアルCPUマシンでの使用は避ける必要がありそうです。

(関連資料)Web 公開エンジンが応答しなくなる(ファイルメーカーテクニカルサポートインフォメーション)

(2006/02/14追記:FileMaker Server 8 Advancedでは上記の問題は解決されています。)

Tag: FileMaker

APPLE-SA-2005-08-17 Security Update 2005-007 v1.1

August 18, 2005

Appleから「Security Update 2005-007 v1.1」がリリースされています。

Security Update 2005-007 v1.1は、Mac OS X v10.4.2およびMac OS X Server v10.4.2用のSecurity Update 2005-007 v1.0を差し替えるものです。

Security Update 2005-007 v1.1は、v1.0で配布された32bitバージョンのLibSystemを32bitバージョンと64bitバージョンの共用のものに置き換えます。これ以外の変更はv1.1では行われていないとのことです。

Tag: Security

FileMaker Serverのバージョン確認方法

August 17, 2005

FileMaker Server 7ではFileMaker Server Adminを使用することによりFileMaker Serverのバージョンを確認できますが、それ以外の方法としてfmsadminコマンドを使用する方法があります。

fmsadminコマンドで-vオプションもしくは--versionオプションを使用することで、バージョンを確認できます。

FileMaker Server 7.0v3の場合には、FileMaker Serverのバージョン情報は次のように表示されます。

$ fmsadmin -v
FileMaker Server
Copyright(c) 1994 - 2005 FileMaker, Inc.  All rights reserved.

fmsadmin: Version 7.0v3

User Name: USERNAME
FileMaker Server License Key: XXXXX-XXXXX-XXXXX-XXXXX-XXXXX-XXXXX-XXXXX
FileMaker Server Version: 7.0v3 (02-08-2005)
FileMaker Server Hostname: famlog.filemaker.ne.jp

Tag: FileMaker

APPLE-SA-2005-08-15 Security Update 2005-007

August 16, 2005

Appleから「Security Update 2005-007」がリリースされています。

Security Update 2005-007は、Mac OS X v10.3.9、Mac OS X v10.4.2、Mac OS X Server v10.3.9およびMac OS X Server v10.4.2向けのもので、下記のソフトウェアが更新対象となっています。

・Apache 2
・AppKit
・Bluetooth
・CoreFoundation
・CUPS
・Directory Services
・HItoolbox
・Kerberos
・loginwindow
・Mail
・MySQL
・OpenSSL
・ping
・QuartzComposerScreenSaver
・Safari
・SecurityInterface
・servermgrd
・servermgr_ipfilter
・SquirrelMail
・traceroute
・WebKit
・Weblog Server
・X11
・zlib

OpenSSLのバージョンは0.9.7gに、zlibのバージョンは1.2.3に更新され、Mac OS X Server v10.3.9にオプションでインストールされているApache 2はバージョン2.0.53にアップデートされています。

Tag: Security

FX.php 4.0

August 15, 2005

PHPからFileMakerのデータベース処理を可能にするクラス「FX.php」のバージョン4.0がリリースされています。

FX.php 4.0では新居雅行氏が作成した日本語対応部分(FX_charset)が統合され、FX.phpだけで入出力部分のエンコードを指定できるようになっています。これによりFX_charsetを別途使用する必要がなくなりました。

その他にも、FX.phpのデータセットの理解に役立つ「FX Parser」というユーティリティが付属するようになり、新たにODBCのサポートが追加されるなど、数多くの機能が追加されています

Tag: FileMaker

defaultsコマンドでFileMaker Server 7の設定を変更する (6)

August 12, 2005

FileMaker Server 7において、defaultsコマンドを用いてFileMaker Serverでプラグインを使用できるようにするには、ターミナルで次のように入力します。

(Mac OS X v10.4.2の場合)
sudo su - fmserver -c 'defaults -currentHost write "/Library/FileMaker Server 7/Library/Preferences/com.filemaker.fmserver" Preferences UsePlugins -int 1'

上記コマンドを入力後に設定を即座に反映させたい場合には、次のようにfmsadminコマンドを使用します。

sudo fmsadmin reload

(2005/08/24追記:サンプルを一部修正しました。)

(2015/09/02追記:OS X版のFileMaker Server 14では設定ファイルの形式およびパスが変更されたため、上記の方法は利用できません。)

Tag: FileMaker

scutil

August 11, 2005

Mac OS Xは「システム環境設定」の「共有」でコンピュータ名やローカルホスト名を設定できますが、その設定をコマンドラインから変更するためのツールとして「scutil」が用意されています。

(使用例)
$ sudo scutil --set ComputerName "FileMaker Server"
$ sudo scutil --set LocalHostName "FileMaker-Server"

scutilの詳細はmanページに記載されていて、下記のコマンドで参照することができます。

$ man scutil

Tag: Mac

このページの上へ