FAMLog


FileMaker 8 カスタムWeb公開の新機能と改善点 (2)

May 01, 2006

FileMaker Server 8 AdvancedのXSLTを使用したカスタムWeb公開では、XSLTスタイルシートにおいてJavaScriptで独自の拡張関数を作成できるようになっています。

FileMaker Server 8 Advancedをインストールすると、この新機能に関連する2つのJavaライブラリ(bsf.jarとjs.jar)も同時にインストールされます。これにより、Web公開エンジンに含まれるXSLTプロセッサーに、スクリプト言語のサーバーサイド処理機能が組み込まれることになり、JavaScriptを使って、XSLTスタイルシートから直接呼び出せる、独自の拡張関数を開発することができます。

FileMaker Server 7 Advancedでも上記のライブラリファイルを追加することによりJavaScriptで独自の拡張関数を作成できましたが、バージョン8では標準でこの拡張機能がサポートされるようになりました。

[関連]Extending the functionality of FileMaker Server 7 Advanced(FAMLog)

Tag: FileMaker

Mac OS X版KP-Backup 1.0とJ2SE 5.0 Release 4

April 27, 2006

株式会社キー・プランニングが、Mac OS X版のKP-Backup 1.0はJava 2 Standard Edition (J2SE) 5.0 Release 4を適用した環境には対応していないと案内しています。

Java 2 Standard Edition (J2SE) 5.0 Release 4をインストールすると、J2SE 1.4.2に代わってJ2SE 5.0の環境が優先されるように自動的に設定が変更されるため、アップデートの適用だけで非互換の問題が生じるとのことです。KP-Backup 1.0を利用している場合には、J2SE 5.0 Release 4をインストールしないように注意する必要があります。

KP-Backupは、次回のマイナーアップデートもしくはメジャーアップデートで、J2SE 5.0 Release 4への対応が行われるようです。

[関連]J2SE 5.0 Release 4(FAMLog)

(2006/06/30追記:KP-Backup 1.0.2でJ2SE 5.0 Release 4に対応しています。)

Tag: FileMaker

J2SE 5.0 Release 4

April 19, 2006

アップルからMac OS X v10.4.5以上で動作する「J2SE 5.0 Release 4」が配布されています。

Java 2 Platform Standard Edition (J2SE) 5.0 Release 4には、内部バージョン番号が1.5.0_06であるJavaが含まれています。このアップデートを適用すると、J2SE 1.4.2に代わってJ2SE 5.0が優先的に使用されるようになるため、FileMaker Server AdvancedのWeb公開エンジンの動作に影響を与える可能性があります。

Windows版のWeb公開エンジンではJ2SE 1.4.2が動作条件として明記されていることもあり、このアップデートの適用は少し様子を見たほうがいいかもしれません。

[関連]Mac OS X 10.4.5 or later: J2SE 5.0 Release 4 アップデートをインストール後の、Java の問題(アップル)

(2006/04/21追記:関連項目を追加しました。)

Tag: Mac

Boot Camp Public Beta

April 07, 2006

アップルが、IntelベースのMacでWindows XPの利用を可能にする「Boot Camp(ブートキャンプ)」のパブリックベータソフトウェアを2006年4月5日に発表しています。

Boot Campを使用すると、Microsoft Windows XPのインストールディスクを持っているユーザーは、IntelベースのMacにWindows XPをインストールできるようになります。インストールが完了すると、ユーザーはコンピュータを再起動してMac OS XまたはWindows XPのいずれかを立ち上げることができます。

Boot Campのパブリックベータは、期間限定の試用版としてライセンスされるプレビューソフトウェアであり、www.apple.com/macosx/bootcamp/からダウンロードすることができます。Boot Campの製品版は、今後発表されるMac OS X v10.5 “Leopard”(レパード)の一機能として提供される予定です。

Tag: Mac

Mac OS X Update 10.4.6

April 06, 2006

Appleから「Mac OS X 10.4.6」アップデート(PowerPCベースMac用IntelベースMac用)および「Mac OS X Server 10.4.6」アップデートがリリースされています。

Mac OS X v10.4.6の主な改良点は下記の通りです。

・各種のネットワーク環境におけるログインと認証
・AFPファイル共有でのファイルアクセスとバイトレンジロック機能
・プロキシサーバーの自動構成ファイル使用時のネットワークアクセス
・IPSecを使用したCisco VPNサーバーとの接続
・Bluetoothのワイヤレス機器の使用
・iWork '06やMicrosoft Officeの書類のSpotlight検索
・ネットワークホームディレクトリ使用時のWord書類の自動保存
・iPhoto 6用のAutomatorワークフローの作成
・.Macや携帯電話とのアドレスデータ、カレンダーの同期処理
・iDiskボリュームのマウント、マウント解除の処理
・他社製アプリケーションやデバイスとの互換性
・以前に、単体で実施されたセキュリティアップデートデート

なお、Mac OS X v10.4.6へのシステムソフトウェアアップデートを行うと、PowerPCベースのMacの場合は、インストール後の再起動が1度ではなく2度行われます。

Tag: Mac

FileMaker Pro 8の新機能:バージョン8で追加されたスクリプトステップ一覧

March 23, 2006

FileMaker 8では、スクリプトステップが新しく追加されると共に、一部のスクリプトステップの機能も強化されています。

バージョン8で追加されたスクリプトステップ一覧は下記の通りです。

・変数を設定
・レコードをExcelとして保存
・レコードをPDFとして保存
・メニューセットのインストール

また、バージョン8では、下記のスクリプトステップの機能が改善もしくは強化されています。

・関連レコードへ移動
・レコードのエクスポート
・メールを送信
・ウインドウを選択
・現在のスクリプト終了

その他にも、フィールドを選択するオプションのあるスクリプトステップにおいて、繰り返しフィールドの繰り返し位置を計算式で指定できるようになっています。

[関連](イベントレポート)FileMaker 8 ワークショップ:関数・スクリプト機能を使いこなそう(sevensdoor.com)

(2021/03/07追記:リンク先のページがなくなっていたので、リンクを削除しました。)

Tag: FileMaker

APPLE-SA-2006-03-13 Security Update 2006-002

March 16, 2006

Appleから「Security Update 2006-002」がリリースされています。

Security Update 2006-002は、Mac OS X v10.3.9、Mac OS X Server v10.3.9、Mac OS X v10.4.5およびMac OS X Server v10.4.5向けのもので、下記のソフトウェアが主な更新対象となっています。

・CoreTypes、Mail、Safari、LaunchServices(Mac OS X v10.4.5、Mac OS X Server v10.4.5)

また、「Security Update 2006-001」を適用した際に、PHP 4.4.1でSquirrelMailが機能しなくなる問題や、rsyncコマンドで「--delete」コマンドラインオプションが機能しなくなる問題などが修正されています。

[関連]Security Update 2006-002 について(アップル)、Safari: Security Update 2006-002 v1.0 をインストール後に白紙アイコンになる(アップル)

(2006/03/20追記:Security Update 2006-002でSafariがアップデートされない場合がある問題に対処する「Security Update 2006-002 v1.1」がリリースされたことを受けて、関連リンクを追加しました。)

Tag: Security

FileMaker Server 8 Advancedの英語版製品ドキュメント

January 17, 2006

米国でFileMaker Server 8 Advancedが出荷されたことで、同製品のドキュメントのPDFファイル(英語版)が、先週よりFileMaker, Inc.のWebサイトから入手できるようになっています。

新たに公開された、FileMaker Server 8 AdvancedのWeb公開機能に関するドキュメントは下記の通りです。

FileMaker Server 8 Advanced Web Publishing Installation Guide(PDF)
FileMaker Server 8 Advanced Custom Web Publishing Guide(PDF)

Web公開インストールガイドは、「Installation quick start」の章が追加されていて、インストールに関する説明が以前のバージョンより分かりやすいものになっています。

[関連]FileMaker Pro 8の英語版製品ドキュメント (1)FileMaker Pro 8の英語版製品ドキュメント (2)FileMaker Pro 8の英語版製品ドキュメント (3)FileMaker Server 8の英語版製品ドキュメント

Tag: FileMaker

APPLE-SA-2005-11-29 Security Update 2005-009

December 02, 2005

Appleから「Security Update 2005-009」がリリースされています。

Security Update 2005-009は、Mac OS X v10.3.9、Mac OS X Server v10.3.9、Mac OS X v10.4.3およびMac OS X Server v10.4.3向けのもので、下記のソフトウェアが更新対象となっています。

・Apache mod_ssl、iodbcadmintool、OpenSSL、Safari、sudo(Mac OS X v10.3.9、Mac OS X Server v10.3.9、Mac OS X v10.4.3、Mac OS X Server v10.4.3)
・CoreFoundation、curl、syslog(Mac OS X v10.4.3、Mac OS X Server v10.4.3)
・Apache 2、passwordserver(Mac OS X Server v10.3.9、Mac OS X Server v10.4.3)

Apacheに関連する部分としては、ApacheのSSLモジュールであるmod_sslはバージョン2.8.24に、OpenSSLはバージョン0.9.7iに更新され、さらにMac OS X ServerにオプションでインストールされているApache 2はバージョン2.0.55にアップデートされています。

[関連]mod_ssl 2.8.24 for Apache 1.3.33(FAMLog)、Apache HTTP Server 2.0.55(FAMLog)、OpenSSL 0.9.7i(FAMLog)

Tag: Security

Broadband Tuner 1.0

December 01, 2005

Appleが、Mac OS Xでブロードバンド環境における通信速度を向上させるソフトウェア「Broadband Tuner 1.0」を公開しています。

Broadband Tuner 1.0は、Mac OS X v10.4以降に対応していて、システムパラメーターを変更することによってTCPの送受信バッファーサイズを増やし、ブロードバンド環境における通信速度を向上させるものです。

本ソフトウェアをインストールすると、/private/etc/sysctl.confに設定ファイルが作成され、システムパラメーターとなるsysctl変数の値は次のように設定されます。

kern.ipc.maxsockbuf=512000
net.inet.tcp.sendspace=131072
net.inet.tcp.recvspace=358400

Tag: Mac

このページの上へ