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FileMaker Server 7 Advanced Development License
September 03, 2004
FileMaker, Inc.が、2004年8月30日(米国時間)にFileMaker Developer 7のユーザー向けライセンスプログラム「FileMaker Server 7 Advanced Development License」を新たに発表していました。
この発表により、今後FileMaker Developer 7に、FileMaker Server 7 Advancedの開発・テスト用ライセンスおよびソフトウェアが含まれることになります。ただし、現在のところ、このライセンスプログラムについて日本のファイルメーカー社からは特に何も発表されていません。
開発・テスト用のFileMaker Server 7 Advancedでは、FileMaker Proクライアントは同時に3クライアントまで、FileMaker Pro以外のクライアント(Webブラウザーやその他のプログラム)は同時に3クライアントまでアクセスが許可されます。
10 Million Copies of FileMaker Shipped
September 01, 2004
FileMaker, Inc.が、2004年8月30日(米国時間)にFileMaker Developer Conference 2004の冒頭にて、情報を管理する上で使いやすいデータベースソフトウェアであるFileMakerを1千万本以上出荷したと発表していました。
1984年4月に最初のデスクトップ・データベース・アプリケーションの一つとして初出荷されて以来、FileMaker Proはベストセラーのクロスプラットフォーム対応ワークグループデータベースへと進化しています。
同社はまた、FileMaker Developer Conference 2004が参加者数の記録を塗り替えたと発表しています。アリゾナ州フェニックスにて2004年9月1日まで開催されている開発者のための年次会合には、世界中から1400人を上回る開発者が参加しているとのことです。
FileMaker Server 7 Advanced Now Available
August 31, 2004
FileMaker, Inc.が2004年8月30日に「FileMaker Server 7 Advanced」をリリースしたと発表しています。
FileMaker Server 7 Advancedは、FileMaker Pro 6 Unlimitedをリプレースするものであり、FileMaker Server 7の上位バージョンとして、デスクトップからWebまで共有ソリューションを効率的に管理・活用できる、先進のWeb公開&コネクティビティ機能オプションが含まれます。
FileMaker Server 7 Advancedは日本国内では今秋にリリース予定で、税込価格は303,450円です。
FileMaker Server 7で追加された新しい管理コマンド
August 27, 2004
コマンドラインインターフェースによりFileMaker Serverを制御することもできますが、FileMaker Server 7では新しい管理コマンドが追加されています。Mac OS X版では下記の場所にあるfmsadminコマンドを利用します。
/Library/FileMaker Server 7/Tools/fmsadmin
(使用例)
$ "/Library/FileMaker Server 7/Tools/fmsadmin" HELP
fmsadminコマンドの概要は下記の通りです。
・BACKUP(データベースをバックアップする)
・CLOSE(データベースを閉じる)
・DELETE(スケジュールを削除する)
・DISABLE(プラグインまたはスケジュールを無効にする)
・DISCONNECT(クライアントの接続を解除する)
・ENABLE(プラグインまたはスケジュールを有効にする)
・FILES(FileMaker Serverで現在開いているファイルの一覧を表示する/将来廃止される可能性があるコマンドです)
・HELP(fmsadminコマンドのヘルプページを表示する)
・LIST(ファイル、クライアント、プラグイン、またはスケジュールの一覧を表示する)
・OPEN(データベースを開く)
・PAUSE(データベースアクセスを一時的に停止する)
・RELOAD(設定プロパティを再度読み込む)
・RESUME(データベースを使用可能にする)
・RUN(スケジュールを実行する)
・SEND(メッセージを送信する)
・STATUS(クライアントまたはファイルのステータスを取得する)
・STOP(FileMaker Serverをシャットダウンする)
上記コマンドのうち、BACKUP、ENABLE、DELETE、DISABLE、DISCONNECT、LIST、RUN、SENDおよびSTATUSはFileMaker Server 7で新たに追加されたコマンドです。
FileMaker Server 7で共有ファイルの表示のフィルタが可能に
August 26, 2004
FileMaker Server 7では、ユーザーアカウント名とパスワードに基づいて、FileMaker Proの「共有ファイルを開く」ダイアログに表示されるデータベースのリストをフィルタする機能が追加されています。
「各ユーザがアクセスを許可されているデータベースのみを表示する」設定にした場合、表示されるデータベースの一覧は、ホストされた各データベースに対するクライアントのアクセス権によって決まります。
「すべてのデータベースを表示する」を選択した場合は、FileMaker Serverでホストされているすべてのデータベースがクライアントに表示されます。
なお、上記の設定は、FileMaker Serverでホストされるデータベースの表示のみ適用されます。FileMaker Proを使用してピアトゥピアでホストされているデータベースは制御されません。
FileMaker Server 7で外部認証に対応
August 25, 2004
FileMaker Server 7では、Active Directory(Windows)やOpen Directory(Mac)を通じて、LDAPディレクトリに対してユーザー認証を行うための設定をすることができます。これによりユーザー管理の一元化が可能となります。
認証は、クライアントのアクセス権を判断して、ネットワーク上でFileMaker Serverによってホストされているファイルに対するアクセス権を割り当てるために使用されます。
FileMaker Server 7でサーバーサイドプラグインをサポート
August 24, 2004
FileMaker Server 7では新たにサーバーサイドプラグインがサポートされ、FileMaker Serverがホストされたデータベースと共にプラグインを使用することができます。
ホストされたデータベースによってサーバープラグインが使用される場合、FileMaker Serverが実行されているコンピュータでフィールドの計算式を実行できます。
FileMaker Server 7でリモート管理を有効化するには
August 23, 2004
FileMaker Server 7でリモート管理を有効にするには、FileMaker Serverと同じコンピュータにインストールされたFileMaker Server Adminを使用します。
FileMaker Server AdminでFileMaker Serverに接続後、「リモートユーザに FileMaker Server の管理を許可する」設定を有効にすると、リモート管理が有効化されます。
なお、リモート管理を行うためには、FileMaker Serverを実行するコンピュータ上で、FileMaker Server Helperデーモンが動作している必要があります。
FileMaker Server ローカル管理
August 20, 2004
FileMaker Server 7でシステム起動時の自動起動設定を途中で変更する場合には、FileMaker Server Adminを利用します。
FileMaker Server Adminを起動して、「サーバー」メニューの「FileMaker Server ローカル管理...」で、FileMaker Server Adminを起動しているコンピュータと同じコンピュータにインストールされているFileMaker Serverの自動起動設定を変更できます。
FileMaker Server ローカル管理ダイアログボックスで、「すべての FileMaker Server プロセスを開始」を選ぶと、FileMaker ServerとFileMaker Server Helperがシステム起動時に自動起動します。
「FileMaker Server Helper プロセスのみ開始」を選ぶと、FileMaker Server Helperデーモンのみシステム起動時に自動起動されます。
「FileMaker Server プロセスを起動しない」を選択すると、FileMaker ServerとFileMaker Server Helperは共に自動的に起動されません。なお、FileMaker Server Helperデーモンが起動していないと、リモート管理でFileMaker Serverの起動ができないので、注意が必要です。
FileMaker Server 7でシステム起動時の自動起動をサポート
August 19, 2004
Mac OS X版のFileMaker Serverはこれまでシステム起動時の自動起動はサポートされていませんでしたが、FileMaker Server 7ではインストールするときに、システム起動時にFileMaker Serverを自動的に起動するか選択できるようになっています。
FileMaker Serverの起動方法を「自動」にして、システム起動時に自動起動するようにすると、下記のディレクトリが作成されて、起動用スクリプトが配置されます。
/Library/StartupItems/FileMakerServer
/Library/StartupItems/FileMakerServerHelper
これらの起動項目により、以下の場所にあるFileMaker ServerとFileMaker Server Helperが自動起動されます。
/Library/FileMaker Server 7/Tools/fmserverd
/Library/FileMaker Server 7/Tools/fmserver_helperd
なお、インストール時に起動方法を「手動」とした場合は、FileMaker Server Helperのみ自動起動されるようになっていて、FileMaker Serverは自動起動されません。